進化した姿と残る課題も露呈したダルビッシュのMLB2年目の成績と結果

ワールドシリーズも終わり、ひと通りのMLBの日程も終了しましたので、定期的に2013シーズンを振り返っていきたいと思っています。

そのMLB2013を振り返るシリーズの第1回はダルビッシュ有です。

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2013シーズンの序盤はサイ・ヤング賞の最有力候補だったダルビッシュ

日本だけでなく、アメリカでもそのダルビッシュに対する注目度は高く、シーズン開幕前から今シーズンのサイ・ヤング賞候補として名前が上がっていたダルビッシュでした。

その期待に違わぬ活躍をしたのが4月でした。今シーズン初登板での完全試合寸前の投球から始まり、6試合で5勝1敗防御率2.3338回2/3で58個の奪三振を奪い、先発投手としては驚異的な奪三振率13.50というこれ以上ないスタートを切りました。

MLBでも久々となる300奪三振の到達も期待され、サイ・ヤング賞の最有力候補としてダルビッシュの名前がアメリカのメディアでも上げられた時期でした。

今シーズンは一体、何勝して、どれだけの三振を奪うのだろうと、想像するだけでも楽しくなるような2013シーズン序盤のダルビッシュでした。

しかし、その後は思ったようには勝てなくなり、勝ち越せた月は4月のほかでは5月と8月だけにとどまり、後の月は負け越すなど、チームのエースとしては物足りない結果となってしまいました。

9月には明らかに投球の質が下がり、疲労の蓄積かと思われましたが、その疲労を原因とする体の不調もあり、だましだましの投球しかできない終盤戦となってしまいました。

レンジャーズ自体が主砲の1人であるネルソン・クルーズの薬物禁止による50試合出場停止などの影響があり、得点力の低下も災いして、ダルビッシュが好投しても勝てない試合が多くなってしまったということもあり、最終的には昨年の16勝を下回る13勝で、ダルビッシュは2013シーズンを終えることになりました。

ダルビッシュの2013シーズンの月別成績詳細

ダルビッシュの2013シーズンの月別成績詳細

プレーオフ進出がかかった一番大事な時期に防御率が3点台で、負け越してしまったことで、批判の声も少なくありませんでした。

しかし、ケガをおしての登板であったことが後に明らかになり、無理な登板をさせていたのではと、レンジャーズの首脳陣が批判の対象となったのは、記憶にあたらしいところです。

2年目に進化した姿とさらなるアジャストが必要なダルビッシュ

2年目に勝ち星こそ減らしたものの、それ以外の数字は昨年並みか、上回る結果が多く、>確実にMLBに対応しつつあるダルビッシュでした。

勝ち星の少なさは昨シーズンと比較して、ジョシュ・ハミルトンとマイク・ナポリが流出するなどして、レンジャーズ打線が弱体化した影響は否定できませんので、そのあたりはダルビッシュにはどうしようもないことです。

ダルビッシュ自身の成績は主要な数字で向上していて、投球回数は昨シーズンの>191回1/3から209回2/3と200イニングを超え、>防御率は3.90から2.83、タイトルをとった>奪三振は221から277>WHIPは1.28から1.07と向上しています。

ダルビッシュの2012-2013シーズンの成績詳細

ダルビッシュの2012-2013シーズンの成績詳細

また課題だった四球の多さも、投球回数は昨シーズンより18回1/3増えたにもかかわらず、与四球は89から80に減少しています。

特にケガをおしての登板だった9月に20個と多く与えた四球がなければ、もっとよい結果となっていました。

ただ、疲労の蓄積による故障でも有り、その原因の1つとして考えられるのが球数の多さであることが考えられるので、その点においてはやはりダルビッシュがさらなる飛躍をする上での課題と言えるのではないでしょうか。

ちなみに与四球80個は規定投球回数に到達している先発投手の中ではア・リーグで3番目の多さです。

球数の多さもあり、6回くらいでの降板も多く、中継ぎ以降に負担をかけることも少なくありませんでしたし、それを嫌って続投して打たれるということも目につきました。

ワシントン監督もダルビッシュの成長を認めるものの、「変化する必要はないが、アジャストを期待する」という微妙なニュアンスをつかって、ダルビッシュのMLBのスタイルにあった成長を期待しています。

ダルビッシュの主要な成績のリーグでの順位

  • 奪三振277 (リーグ1位・最多奪三振のタイトル)
  • 防御率2.83 (リーグ4位)
  • WHIP1.07 (リーグ4位)
  • 被打率0.194(リーグ1位)

リーグ屈指の好投手であることは疑いの余地のない成績を残した2013シーズンのダルビッシュでした。

サイ・ヤング賞を穫れる能力のある投手だとアメリカのメディアも認めるからこそ、ダルビッシュに対する厳しい指摘や批判も少なくありません。それらを糧にして、2014シーズンは文句なしでサイ・ヤング賞に選ばれるようなダルビッシュの姿を目にすることができることを期待しています。

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