カージナルスが先発ローテの補強に動く!ジャスティン・マスターソンを獲得

ウェイバー公示なしのトレード期限前に、トップクラスの先発投手の獲得に動いていると伝えられていたセントルイス・カージナルスですが、インディアンスのジャスティン・マスターソンをトレードで獲得しました。

インディアンス側は、MLB経験はないものの、2012年ドラフト1巡目全体22番目で指名されたプロスペクトであるジェームズ・ラムゼイ外野手を獲得しています。

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今シーズンは不調に苦しむジャスティン・マスターソン

ジャスティン・マスターソンの年度別成績は以下のとおりとなっています。

ジャスティン・マスターソンの年度別成績_140730

ジャスティン・マスターソンは今シーズンは球速の低下などに苦しみ、防御率5.51/4勝6敗/奪三振93/WHIP1.65/被打率.279と低迷していたところに、追い打ちを掛けるように膝を故障してしまい故障者リストに入り、今週にも復帰予定となっていました。

昨年は、オールスターに出場するなど32試合193.0回で防御率3.45/14勝10敗/奪三振195/WHIP1.20と活躍し、3年連続の二桁勝利を達成し、インディアンスのエースとされていました。

ジャスティン・マスターソンは2014年の年俸が976万ドルで、今シーズン終了後にFAとなるのですが、本人はインディアンスとの契約延長を希望していたものの、それは叶いませんでした。

その理由はインディアンス側が、スプリング・トレーニングの時点で、マスターソンの球速が低下していること、そして投球フォームのメカニックの問題があることを懸念して、長期の契約を渋ったのが原因とされています。

打撃陣が不調も先発のコマが足りず補強に動いたカージナルス

カージナルスの2014年7月29日終了時点のスタッツは以下のとおりとなっています。

得点:386(NL14位)
打率:.251(NL7位)
出塁率:.317(NL6位)
長打率:.372(NL12位)

防御率:3.39(NL6位)
QS:56(NL10位)
WHIP:1.23(NL6位)
被打率:.240(NL3位)

と、この数字だけを見ると、得点386点がリーグ14位で、攻撃面が課題ではあるのですが、チームの首脳陣は内部からの昇格などで対応できると見込んでいるようです。

一方の、投手陣はアダム・ウェインライトという絶対的なエースがいて、全体的な数字は悪くないものの、故障者が出てしまい、不安定な先発ローテとなっていました。

カージナルスの現在の先発ローテと今シーズン先発した投手の成績は以下のとおりとなっています。上段が現在のローテで、下段が今シーズン先発した投手です。

  1. アダム・ウェインライト
    21試合149.2回/防御率1.92/13勝5敗/奪三振122/WHIP0.96
  2. ランス・リン
    22試合133.0回/防御率2.98/11勝8敗/奪三振123/WHIP1.31
  3. シェルビー・ミラー
    20試合114.2回/防御率4.24/7勝8敗/奪三振76/WHIP1.42
  4. カルロス・マルティネス
    7試合32.1回/防御率4.45/2勝1敗/奪三振34/WHIP1.64
  5. ジョー・ケリー
    6試合30.0回/防御率3.90/2勝1敗/奪三振20/WHIP1.43
  • マイケル・ワカ DL
    15試合90.1回/防御率2.79/5勝5敗/奪三振83/WHIP1.12
  • ハイメ・ガルシア DL
    7試合43.2回/防御率4.12/3勝1敗/奪三振39/WHIP1.05
  • タイラー・ライオンズ
    4試合22.0回/防御率6.55/0勝3敗/奪三振20/WHIP1.36
  • マルコ・ゴンザレス
    3試合14.0回/防御率7.07/0勝2敗/奪三振10/WHIP2.29

マイケル・ワカは9月の復帰が見込みまれているものの、確実とは言い切れない状況で、ハイメ・ガルシアは肩の手術を受けたため、すでに今季絶望となっています。

残っている先発投手ではウェインライトとランス・リンは安定感があり、4月にDLにはいったジョー・ケリーが7月に復帰したのは良かったものの、シェルビー・ミラーは安定感を欠いた状態が続いています。

そしてカルロス・マルティネスはMLB2年目でイニング制限がかかるものの、レギュラーシーズンは投げきれるようですが、ポストシーズンはどうなるか不透明とみられるなど、不安要素が多い状態となっていました。

そのためカージナルスは、先発ローテの穴を埋めるというにとどまらず、全体的にグレードアップさせるために、インパクトのある先発投手の獲得に動いていました。

結果として、不調で苦しんでいたジャスティン・マスターソンの獲得にいたったわけですが、カージナルスは選手の育成に長けるチームで、マスターソンの問題を改善できると考えているためのようです。

課題のあるプレーヤーを3AとMLBを行ったり来たりさせながら、選手の問題を解決して、活躍できる状況へと改善することができるチームです。そのためマスターソンを再生させることに自信があるためトレード合意に至ったと見られています。

ジェームズ・ラムゼイは2012年ドラフト1巡目指名のプロスペクト

インディアンスが獲得したプロスペクトであるジェームズ・ラムゼイ外野手はドラフト1巡目指名でしたが、Baseball Americaのプロスペクトランキングでも、チーム内のNo.8プロスペクトとしてランクでした

しかし、これはカージナルスはファームの育成システムが優れていて、評価の高いプロスペクトが多いのが理由であって、トレード成立後の、MLB.comのランキングでは、すぐにインディアンスのチーム内ではトップ5にランクされています。

ジェームズ・ラムゼイは出塁率が高く、センターを守れるスピードとライトをこなせる肩の強さが評価されている外野手です。2014年はまだ2Aレベルですが、67試合243打数で打率.300/本塁打13/打点36/出塁率.389/長打率.527で、OPSが.916と9割を超える数字を残し、3Aに昇格という状況でした。

そのため順調にいけば、来年にもメジャーレベルに到達すると予想されるジェームズ・ラムゼイです。

ただ、インディアンスからすると1対1のトレードとなってしまったのは、シーズン当初の予想からするとやや物足りないものかもしれません。

トレード期限前には、多くの引き合いがあり、大型のトレードも予想されていたマスターソンでしたが、今シーズンの不調と故障で、全体的な評価がやや低下したため、大きなトレード成立とまではなりませんでした。

カージナルスは混戦のナ・リーグ中地区を制することができるか?

ナ・リーグ中地区は、ブルワーズが首位を走っているものの、4位のレッズまでは、6ゲーム差にとどまっています。特にカージナルスとパイレーツまでは2ゲーム差と混戦模様です。

ブルワーズとパイレーツもトレード期限前に補強に動くと報じられていましたので、カージナルスも戦力アップが必要な状況となっていました。

ジョン・レスター、デビッド・プライス、クリフ・リーなどの獲得にも動いていたと伝えられていましたが、交換要員が比較的高くつかないジャスティン・マスターソンで落ち着いたカージナルスです。

早速8月2日にカージナルスで初先発する予定との情報もあるジャスティン・マスターソンですが、左打者に極端に弱いので、対右打者のリリーフにしか使えないのでは、との厳しい評価もあります。

そのジャスティン・マスターソンをカージナルスが再生させて、ナ・リーグ中地区を抜け出すことができるのか?それとも大きい代償を払ってレスターのようなトップスターターの獲得に踏み切ったほうが良かったのか?

このトレードがもたらす結果が注目されます。

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