ソニー・グレイが「トレード期限前のNO.1ターゲット」に浮上か!その理由とは

2017年のメジャーリーグのトレード期限前の動きは、先発投手の動向が注目を集めつつあります。

ダルビッシュ、ホセ・キンタナ、ゲリット・コール、クリス・アーチャーなど多くの投手が名前が浮上しているのですが、新たにオークランド・アスレチックスのソニー・グレイがその話題に加わりつつあります。

ソニー・グレイは2013年から2015年にかけて76試合491イニングを投げて、防御率2.88、奪三振419、WHIP1.13と素晴らしい成績を残し、MLBでも上位にランクされる先発投手として評価されるようになりました。

しかし、2016年は117.0イニングしか投げることができず、しかも防御率は5.69、奪三振94、WHIP1.50と低迷してしまいました。

昨年のシーズン中やシーズンオフにもトレードの噂が出たものの、ソニー・グレイの価値が下がっている状態のため、話が本格化することなく、今シーズンを迎えていました。

今年も開幕時は故障者リストで迎えることになり、再びトレード市場での存在感も薄れつつあったのですが、復帰後のパフォーマンスが2015年までのそれを思わせるものがあり、注目を集め始めています。

復帰後の5試合で29回2/3を投げて防御率3.34、奪三振28、WHIP1.08と安定した成績を残し、特に最近の2試合の投球内容はは素晴らしいものがあります。

レッドソックス戦では6イニングで3点を失ったものの奪三振が8、与四球2、続くマーリンズ戦では7イニング1失点で、奪三振11、与四球1と圧巻の投球を見せています。

さらにソニー・グレイが以前のような素晴らしい状態に戻ってきていることを示す数字があることを、ESPNのバスター・オルニー氏が指摘しています。

2016年には空振り率がワーストとなる8.0 %だったのですが、それが大きく改善されているとのことです。

On May 18, Gray threw against the Red Sox, who have one of baseball’s better offenses. Using a nasty, sharply veering slider to complement his fastball, Gray generated 16 missed swings among 103 pitches — including four in two at-bats against Bogaerts.

今年は強力とまでは言えないものの平均以上の攻撃力を持つレッドソックス打線と対峙した際に、ファーストボールと鋭いスライダーのコンビネーションで全103球の中で16回の空振りを奪っていること。しかも、コンタクトに優れ、三振の少ないボガーツから4つの空振りを奪ったことが付け加えられています。

この日の空振り率は15.53%を高い数字を記録したことになります。

さらに次のマーリンズ戦では内容が向上しています。

Throwing a wicked slider again — you can see it here — Gray needed just 88 pitches to strike out 11 in seven innings, allowing one run. According to FanGraphs, his average fastball velocity was almost 94 mph, and he threw his slider almost a third of his pitches, a dramatic increase over his first starts off the disabled list.

三振を11個奪うのに要した球数は僅かに88球で、許して点は1点。FanGraphsによると、平均球速は94キロ近くに達し、スライダーが投球の3分の1を占めるなど、故障者リストから復帰したとに、急激な増加を見せていると、オルニー氏は伝えています。

このようにソニー・グレイの投球の質が大きく向上していることを、オルニー氏は伝えた後、なぜソニー・グレイが2017年トレード期限前のNO.1ターゲットに成りうる可能性があるのかについて説明しています。

そのオルニー氏の説明の要約は以下のとおりとなっています。

  1. ソニー・グレイの調子が良い
  2. 現在年俸調停1年目で2019年シーズンまで契約が残っている
  3. 野球運営部門副社長のビリー・ビーンはシーズンのどのタイミングでもトレードの交渉に応じる人物として知られている。実際に2014年には7月5日にアディソン・ラッセルを放出して、ジェフ・サマージャとジェイソン・ハメルを獲得する大型トレードを成立させている。そして他チームも想像力にあふれ、オープンな心を持つビーンとのトレードを好んでいる。
  4. 最近の故障の多さを考えると、アスレチックスが健康で良い状態のときにトレードしようと考えるかもしれないから
  5. カブス、ヤンキース、アストロズなど買い手側で強力な先発投手を必要とするチームが市場にいる

カブスは予想外の先発ローテは防御率4.27とイマイチです。さらに今季終了後にジェイク・アリエッタとジョン・ラッキーがFAとなり、先発ローテに穴ができます。

カブスはチームの方針として野手はファームから育成、投手はメジャーレベルの選手をトレード、ウェーバー、FAなどで獲得するスタンスです。そのためマイナーにメジャーレベルの先発ローテを期待できる選手の層は薄くなっています。

ソニー・グレイは今季だけでなく2019年まで契約が残る選手で、年齢も27歳と若いためカブスが魅力を感じる要素を備えています。

またヤンキースは田中将大とCCサバシアが低調でフロントスターターに弱さを抱えています。さらにカブスと同様にサバシアとピネダが今季終了後にFAとなるため、今季だけでなく来季以降も軸として期待できるソニー・グレイは魅力的な存在です。

アストロズは全体的にバランスが良く、ワールドシリーズを狙える絶好のタイミングを迎えています。ダラス・カイケル、ランス・マッカラーズ・ジュニアと結果を残しているフロントスターターがいますが、ソニー・グレイが加われば、ポストシーズンで必要な信頼できる先発3枚を揃えることができます。

実際にソニー・グレイはインパクトのある投手の補強を目指して動いています。

【関連記事】アストロズがさらなる補強を模索!エース級がトレード期限前のターゲットに

多くのチームのフロントは、同地区のライバルにエース級の投手をトレードに出すということを嫌うのですが、ビリー・ビーンはそうではありません。アストロズが良いオファーを出せば応じる可能性が十分にあります。

そしてこのカブス、ヤンキース、アストロズは、いずれも大型トレードを成立させるだけのプロスペクトをファームに抱えています。

レンジャーズはチームの状態が上がりポストシーズンを十分に狙える位置になったため、ダルビッシュ有のトレード放出の可能性が低くなっていますが、代わってソニー・グレイがトレード市場の中心に浮上していく気配です。

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