マイク・ムスターカスが38本塁打も大苦戦・・・ロイヤルズとの再契約も有力な選択肢に

マイク・ムスターカスは2017年にロイヤルズの球団記録となる1シーズン38本塁打を記録しました。

本塁打だけでなく打率.272/出塁率.314/長打率.521/OPS.835と全体的に安定した打撃成績を残してFAとなったため、ロイヤルズからの1年1740万ドルのクオリファイング・オファーを拒否しました。

各メディアのマイク・ムスターカスの契約に関する予想は5年契約で8000万ドルから9000万ドルという範囲でなされていましたので、その時点でクオリファイング・オファーを拒否することは当然のことでした。

しかし、マイク・ムスターカスの交渉が一向にヒートアップしていないことをMLB公式サイトのマイク・フェインサンド氏が伝えています。

マイク・ムスターカスが予想外の苦戦を強いられているのですが、その原因についてマイク・フェインサンド氏が分析しています。

その分析の要約は以下のとおりとなっています。

1. トレード市場が動きを阻害

サードを補強ポイントとしていたジャイアンツはレイズからエバン・ロンゴリアを獲得。実現性には疑問符がつくもののジョシュ・ドナルドソン、マニー・マチャドというエリートクラスの三塁手を獲得できる可能性が残っているため、マイク・ムスターカスやトッド・フレイジャーが後回しになっている。

2. クオリファイング・オファー拒否によるドラフト指名権の問題

新しい労使協定によりクオリファイング・オファーを拒否した選手を獲得するチームが、最上位の指名権を失うことはなくなった。しかし、ヤンキースのようにぜいたく税の対象となったチームが獲得する場合には、上位から2番目と5番目の2つの指名権とインターナショナルFA選手との契約枠を100万ドル失うなど、それなりに痛みをともなう。
さらに同じ三塁のFA選手ではトッド・フレイジャーとエデュアルド・ヌニョスといった代償の必要ない選択肢も残っていて、ムスターカスの価値を損ねている。

3. 来年、再来年のオフにはエリートクラスの三塁手がFA市場に出る

2018年シーズン終了後にはジョシュ・ドナルドソン、マニー・マチャドの2人がFAとなり、2019年シーズン終了後にはノーラン・アレナド、アンソニー・レンドンなど、より優れた三塁手がFAになる。それらの選手に資金を残したいこともあり、ムスターカスに提示する契約が短期のものとなってしまい、合意点が見いだせない。

4. 要求している金額が高すぎる

シーズンオフ当初にはエンゼルスが関心を示したものの、要求額を確認した後、即座にザック・コザートに方向転換し、3年3800万ドルで合意している。
38本塁打を打っているものの、それ以外では22本塁打が最多で、出塁率は2017年に.314、キャリア通算で.305と好ましくない。
あるMLB球団幹部は「安定したプレイヤーではあるが、スタープレイヤーではない」「ジェイ・ブルースがメッツと結んだ契約(3年3900万ドル)を考えると、ムスターカスがそれ以上のものを手にすることは想像しにくい」と話す程度の評価に。

このような要素が、マイク・ムスターカスの交渉がヒートアップしない原因だとマイク・フェインサンド氏は分析しています。

マイク・ムスターカスの代理人はスコット・ボラス氏で、トップクラスの選手のFA交渉における初期段階の要求額はかなり高額です。その金額を聞いたエンゼルスは早々に手を引いてしまったようです。

ジャイアンツはジェイ・ブルースに関心を示していましたが、総額で2000万ドル程度の条件しか提示しなかったと一部では報道されていました。
ぜいたく税の対象にならないことが目標となっているジャイアンツにとって、スコット・ボラス氏が要求する額は法外なものだったと考えられます。そのこともロンゴリアの獲得を後押しした可能性はありそうです。

ヤンキースはチェイス・ヘッドリーを放出したことで、サードが補強したいところではあります。
ただ、ミゲル・アンドゥハー、グレイバー・トーレスというプロスペクトが控えていることもあり、長期契約でポジションをブロックしたくはありません。
加えて、2017年にぜいたく税の対象となったことにより、ムスターカス獲得によるドラフト指名権などの代償も大きく、ボラス氏が希望するような金額を出してまで獲得することは考えにくくなっています。

このような状況も踏まえてフェインサンド氏は「ロイヤルズがエリック・ホズマーと再契約に失敗した場合に、マイク・ムスターカスとの再契約の可能性がある」と予想しています。
他にはブレーブスとメッツもサードが補強ポイントではあるのですが、金額面で折り合いがつかないだろうとマイク・フェインサンド氏は考えています。

マイク・ムスターカスが不利な状況だと言わざるをえないのは、来年はドナルドソンとマチャド、再来年はアレナドとレンドンらがいることです。1年ないし2年という短い契約を選んで価値を高めようとしても、その目論見が外れる可能性が十分にあります。

エリック・ホズマーはすでに7年契約をパドレスなどから提示されていると報じられているため、ロイヤルズとの再契約の可能性は低いと予想されます。
マイク・ムスターカスがロイヤルズに戻る可能性が、徐々に高まりつつあるのかもしれません。

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