2015年シーズン開幕までにトレードになる可能性がある選手は?MLB公式サイトが6名をピックアップ

スプリングトレーニングが始まり、シーズン開幕前のカウントダウンが始まるわけですが、この期間に各チームはオフの補強とチーム内の選手の成長で十分に戦力が整ったかどうかを見定めていきます。

まずは若い選手にチャンスを与えることを選択したチームや故障者の復帰を見込んで補強を控えたチームも、スプリングトレーニングが進むに連れて、戦力とならないことがわかった場合には、外部からの補強に動くことになります。

そのためシーズンが開幕するまでも、大型トレードでの動きがある可能性が残っています。そのトレードになる可能性がある選手としてMLB.comのコラムニストであるジム・デュケット(Jim Duquette)が6名をピックアップしました。

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トレードされる可能性がある6名の選手は?

ジム・デュケットはトレードの可能性がある選手として、クリフ・リー(PHI)、ジョナサン・パペルボン(PHI)、ディロン・ジー(NYM)、アンドレ・イーシアー、カルロス・クエンティン(SD)、アレン・クレイグ(BOS)の6名をあげています。

  • クリフ・リー:肘の故障から回復していることが証明されれば、開幕前にトレードされる可能性があるとデュケットは予想しています。ボールのクオリティはかつてのようなものではないものの、未だに投球の質は高く、上級の先発投手であるとして、多くのチームが健康であれば、関心を持つとし、交換要員次第では2500万ドルの年俸をフィリーズが負担するだろうと述べています。候補としてはカージナルスとレッドソックスを挙げています。
  • ジョナサン・パペルボン:92-93マイル程度に球速は落ちたものの、2014年のパフォーマンスは良く、パベルボン以上の成績を残したクローザーは多くないと指摘しています。2015年1300万ドルと条件を満たした時に2016年の1300万ドルが有効になるべスティングオプションという残契約で、そんなに大きな負担になるものではないとデュケットは見ています。ドジャース、マーリンズ、ブルージェイズを候補として名前を挙げています。
  • ディロン・ジー:健康であれば先発ローテ後半の投手として計算でき、投手の層が厚いメッツではブルペンになる可能性が高いが、他チームでは先発ローテとして計算できる投手だとデュケットは評価しています。そして先発投手に故障が出たチームが関心を持つだろうと予想しています。候補としてはロッキーズ、レンジャーズ、ツインズなどの名前を挙げています。
  • アンドレ・イーシア:2014年に打率.249/本塁打4/打点42/出塁率.322/長打率.370と低迷しましたが、2人のスカウトがファーストボールの打率が低いことと、対左投手のOPS(出塁率+長打率)が.567と低かったことを問題点として、デュケットは指摘しています。獲得するチームは、レギュラーとして試合に出続けることで、バットスピードやタイミングの問題などが改善されるかどうかを見極める必要があり、放出するドジャースも年俸を多く負担する必要があるだろうと予想しています。具体的な候補としてオリオールズ、レンジャーズ、ブルージェイスの名前をあげています。
  • カルロス・クエンティン:故障のため3年間で218試合しか出場していないという体調面での問題、起用できるポジションが限定されていることがネックになっていて、ア・リーグ、レフト方向へ打つ右打者が有利な球場の方がフィットするのではないかとデュケットは分析しています。具体的な候補としてオリオールズ、レンジャーズ、アストロズの3チームを挙げています。
  • アレン・クレイグ:不振が原因で選手としての価値が下がっているのだが、2013年の足の故障の後に、打撃のメカニックを変えたことが不振の原因かもしれないとデュケットは分析しています。レッドソックスは外野手があふれている上に、指名打者と一塁もポジションが埋まっているため、価値を再確立するチャンスが少ないことを指摘し、彼の打撃を修正できるチームであれば、年俸負担も大きくないため、バーゲンになる可能性があると予想しています。候補としては出戻りとなるカージナルス、ドジャース、ロッキーズ、オリオールズを挙げています。

トレードの成否と内容に影響を与えるそれぞれの残契約について

トレードの際に重要になるのが、交換要員の質と同時に年俸の負担がどの程度になるのかということです。そこで上記の6選手の残契約についてまとめてみました。

  • クリフ・リー(PHI):36歳となる2015年シーズンは2500万ドルで、2016年はクラブオプションで2750万ドルで、破棄する場合には1250万ドルの支払い義務がチームに生じる。このクラブオプションはクリフ・リーが(1)2015年シーズン終了時の左肘と左肩の故障が理由でDLに入っていない、(2)2015年に200イニング、もしくは2014-15年の2年間で400イニング、という条件を満たした場合には、自動的に有効に。2014年は13試合81.1回で防御率3.65/4勝5敗/WHIP1.38という成績のため、2015年に200イニング以上を投げないと契約は自動更新されない状況。ただ、クラブオプションを行使しない場合のバイアウトが1250万ドルと高額で、獲得するチームは最低でも1年3750万ドルを負担することが必要なため、フィリーズがどれだけ負担するかが焦点に。
  • ジョナサン・パペルボン(PHI):34歳となる2015年1300万ドル、2016年は条件を満たした時に自動更新されるべスティングオプション。その条件は2015年に55試合登板、もしくは2014年と15年の合計で100試合に登板。2014年の成績は66試合66.1回で防御率2.04/39セーブ/WHIP0.90。2015年に34試合に登板すればべスティングオプションが有効になります。そのため故障さえなければ達成できる見込みで、獲得するチームは2年2600万ドルを見込む必要があります。
  • ディロン・ジー(NYM):29歳となる2015年は年俸530万ドルで、2016年が年俸調停最終年で、シーズン終了後にFAに。2014年は22試合137.1回で防御率4.00/7勝8敗/WHIP1.25。
  • アンドレ・イーシアー(LAD):33歳となる2015年は1800万ドル、2016年が1800万ドル、2017年が1750万ドルが確定済みの契約。36歳となる2018年シーズンは1750万ドルのクラブオプションで破棄する場合には、250万ドルをチームが支払うことに。このクラブオプションは(1)2017年に500打席、(2)2017-18年の2年間で1100打席に到達、のどちらかを満たせば、自動的にオプションが有効に。
  • カルロス・クエンティン(SD):32歳となる2015年が800万ドル、2016年は双方の同意で有効になるミューチャルオプションが1000万ドルで設定。クエンティンが2013-15年の3年間で320試合に出場した場合には、2016年のオプションをチームが行使しない場合に、300万ドルの支払いが必要に。ただし、クエティンは2013-14年で132試合しか出場していないため、達成は不可能に。2014年の成績は打率.177/本塁打4/打点18/出塁率.284/長打率.315と低迷も、ホワイトソックス時代には4年連続20本塁打を記録。
  • アレン・クレイグ(BOS):30歳となる2015年は550万ドル、2016年は900万ドル、2017年は1100万ドルの3年間は確定済みで、33歳となる2018年は1300万ドルのクラブオプション。クラブオプションを行使しない場合には100万ドルの支払い義務が生じるので、獲得するチームは最低でも3年2650万ドルを用意する必要がある。2012年の打率.307/本塁打22/打点89のパフォーマンスを取り戻せば、今のFA市場の相場からすると格安の設定。2014年の成績は126試合461打数で打率.215/本塁打8/打点46/出塁率.279/長打率.315。
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