ヤンキースのターゲットになる可能性がある投手は?地元メディアがリストアップ

New York Yankees Top Catch

ヤンキースは正式なオファーを提示してはいなかったようですが、ダルビッシュ有のことを気に入っていて、最後まで関心を持ち続けていたと報じられています。

ヤンキースにとって最高の補強候補はダルビッシュであった可能性が高いのですが、獲得に失敗したあとも、先発ローテの補強を模索しているようで、数名の投手の名前が浮上しています。

そのような中、地元メディアのニューヨークアドバンスメディアが補強のターゲットとなる可能性がある先発投手をリストアップしています。

ニューヨークアドバンスメディアのブレンダン・クティ氏が選んだ6人の投手とコメントの要約は以下のとおりとなっています。


  1. ジェイク・オドリッジ(レイズ・右投手)

    ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール氏によるとヤンキースはジェイク・オドリッジのトレードについてレイズにコンタクトしたとのことだ。27歳のオドリッジは昨年28試合に先発し、防御率3.83、10勝8敗の成績を残している。ヤンキースは彼の奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)の高さ(キャリア全体で8.2)を気に入っている。そして年俸調停の合意はしていないが、昨年の420万ドルからの上昇で、大金にはならない。
    問題はフライボールピッチャーであること(2014年のゴロ比率は33.9%)、そして同地区のヤンキースにレイズがトレードすることに応じるかどうか。

  2. クリス・アーチャー(レイズ・右投手)

    残契約が4年3400万ドルと非常にリーズナブルで、ぜいたく税の回避が厳命されている中でも吸収できる金額。29歳のアーチャーは2013年から2015年にかけてベストの投手の1人だった(89試合で防御率3.26)。
    問題はオドリッジと同様に先発投手のトレードを同地区のレイズに納得させるのは簡単ではなく、要求される見返りはかなり高いものとなること。そしてこの2年間は67試合で防御率4.05とあまり良くない。

  3. ダニー・ダフィー(ロイヤルズ・左投手)

    28歳のダフィーは選手として脂の乗り始めている時期かもしれない。2014年に31試合で防御率2.53を記録したあと、やや数字が落ちているて、それ以降では96試合で防御率3.77。ただ、奪三振率は向上し(8.2)、与四球率は改善(2.6)している。1年あたり1500万ドルの契約が4年残っているが、ヤンキースにとって過剰な負担ではない。
    問題は本人が「ロイヤルズで現役を終えたい」とツイートするなど、トレードを望んでいないこと。ただ、彼にはコントロールできる権利がない。ただ、多くのチームが関心を持っているので、競り勝つために高い見返りを用意する必要が有ることはネック。また2016年の179回2/3がキャリア最多というのも懸念材料。

  4. パトリック・コービン(Dバックス・左投手)

    28歳のコービンはグラウンドボールピッチャーだ。左翼が狭いヤンキースタジアムでは左打者を封じることが重要なので、左投手のコービンはマッチする。他の候補となっている投手よりも交換要員の質が落とせるのも魅力。ヤンキースは三塁手のブランドン・ドルーリーとジャコビー・エルズベリーの交換トレードの話もしているので土台はある。
    ネックは先発ローテのバックエンドとしての期待にとどまることと、グラウンドボールピッチャーでありながら被本塁打が多いこと、そして1年後にFAとなること。

  5. マイケル・フルマー(タイガース・右投手)

    ヤンキース(実際に全球団)が先発投手にもとめているものを持ち合わせている投手。若く、才能にあふれ、チームがコントロールできる期間が多く残っている。球速は速く、グラウンドボールピッチャーで、練習にも真摯に取り組み、クラブハウスでの評判も良い。唯一足りないものは奪三振率で、あまり高い数字ではない。球速とスライダーの良さを考えると不思議な点ではある。2016年にゲーリー・サンチェスに競り勝って新人王になったフルマーの獲得には、非常に大きい代償が必要になることが大きなネック。またいずれもトミージョン手術ではないが右肘に2回メスをいれている。

  6. ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ・右投手)

    ヤンキースは長い期間にわたり彼を気に入っていて、関心を寄せ続けている。タフさがうりで、この3シーズンはいずれも203イニング以上を投げている。故障のリスクがある投手が多いヤンキースにとって200イニングを投げれる投手は魅力。最大の問題はこれからの3年間の年俸が、いずれも1980万ドルと高額であること。また奪三振率は高く、与四球率も良いにも関わらず、マイケル・ピネダと同様に結果が良くないというミステリアスな部分も気になるところ。昨年は防御率4.42、9勝15敗。


最後のジェフ・サマージャは年俸が高額すぎるため、ジャイアンツにジャコビー・エルズベリーを引き取ってもらったり、デビッド・ロバートソンを渡すなどしない限り、予算オーバーになります。

マイケル・フルマーはカブス、アストロズも関心を示すなど、若いフロントスターターが欲しいチームであれば、どのチームも欲しい投手の1人です。タイガースは再建モードに移行しているため、トレードでファームの層を厚くすることが課題になっています。マイケル・フルマーを放出すれば、かなり質の高いプロスペクトを獲得できます。

ただ、FAとなるのが2022年シーズン終了後と長い期間コントロールできるため、タイガースが再建の柱として構想している可能性があります。そのタイガースを翻意させるには、かなり質の高いプロスペクトをパッケージにする必要があります。

ヤンキース、カブス、アストロズは見合うような交換要員がいるにはいますが、中長期的なダメージなるため、様子をうかがうだけにとどまっている現状です。

レイスがクリス・アーチャーをトレードに出す可能性はかなり低くなっていて、移行期にあるチームの柱とする気配です。もちろん、かなり質の高い交換要員を提示されれば状況は変わると考えられますが、マイケル・フルマーと同様にあまりにも大きな代償となることが確実です。

オドリッジは2年間契約が残っていますが、交換要員はアーチャーやフルマーよりも遥かに質を抑えることができると予想されます。ただ、レンジャーズ、ドジャースなど多くの球団が関心を示している中、ヤンキースを相手に選ぶのは想像しにくいものがあります。

現実的な選択肢としては2018年シーズン終了後にFAとなるパトリック・コービンです。ジョーダン・モンゴメリーに比較すれば、先発ローテとしての実績があるため、大きくはありませんがグレードアップになると考えられます。

ただ、パトリック・コービンのような投手は、トレード期限前まで待ったほうが獲得しやすいのも現実です。再建を選んでいるチームが多いため、トレード期限前の市場の人材があふれる可能性が十分にあります。
このオフに獲得するのも悪くはありませんが、若い投手を試してダメだった場合に、交渉が本格化するのではないかと考えられます。

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