サンフランシスコ・ジャイアンツが先発投手を補強か?フロント陣がジョニー・クエトの先発試合を視察

San Francisco Top Catch

ワールドシリーズ連覇を狙うサンフランシスコ・ジャイアンツですが、先発投手陣の故障がありながらも34勝27敗で地区首位のドジャースとは1.5ゲーム差、そしてワイルドカード圏内につけています。

チーム総得点256はナ・リーグ6位、チーム防御率は3.81とまずまずの数字ですが、ジェイク・ピービとマット・ケインが故障者リストに入っている先発投手陣はティム・ハドソンが防御率4.60/4勝5敗/WHIP1.33、ライアン・ボーグルソンが防御率4.52/4勝4敗/WHIP1.34と不安定です。

エースのマディソン・バムガーナーに加えて、新人のクリス・ヘストン(防御率3.77/6勝4敗/WHIP1.19)とティム・リンスカム(防御率3.33/6勝3敗/WHIP1.33)の復調により先発ローテが機能しているものの、シーズン終盤に向けて不安材料とはなっています。

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スカウティングを積極的に行っているセイビアン上級副社長

そのサンフランシスコ・ジャイアンツの野球運営部門の上級副社長であるブライアン・セイビアンが。シカゴ・カブスとシンシナティ・レッズの試合を視察に訪れていたと、名物記者であるFOXスポーツのケン・ローゼンタール(Ken Rosenthal)が自身のTwitterで伝えています。

関係者からの情報としてサンフランシスコ・ジャイアンツのブライアン・セイビアンGMとシニアアドバイザーのリー・エルダーが今日(6/12)の、ジョニー・クエトが先発したリグリーンフィールドで行われたカブス-レッズ戦の視察に訪れていたようだと伝えています。

そしてこの動きに関連してブライアン・セイビアンが、スカウティングも行っていることを、ケン・ローゼンタール記者は付け加えます。

管理人訳『セイビアンは新しい役職では以前よりもスカウティングを行っている。ピービとケインが戻ってくるとされているが、ジャイアンツが先発投手を補強しようとすることは理にかなっている。』

2015年4月にジャイアンツはブライアン・セイビアン(当時GM)とブルース・ポーチー監督ともに2019年まで契約延長をしました。その際にブライアン・セイビアンはゼネラルマネジャーから野球運営部門の上級副社長に昇格し、代わってアシスタントGMだったボビー・エバンスがGMに昇格しています。

ブライアン・セイビアンはこの役職に昇格した後は、よりスカウティングに動くようになったということです。

つまり、セイビアン副社長がジャイアンツとカブス対戦ではない試合のためにリグリーフィールドを訪れているということは、『補強のターゲットとなっている選手を視察に訪れていたのではないか』ということを、ケン・ローゼンタールは暗に述べています。

シンシナティ・レッズは今年の夏に売り手チームになると予想されていて、しかも今季終了後にFAとなるエースのジョニー・クエトの先発する試合にジャイアンツのフロント陣が訪れていることになりますので、『ジャイアンツがジョニー・クエトの獲得に興味があるのではないか』ということもケン・ローゼンタール記者はこのツイートで同時に示唆していることになります。

この後のツイートでは「セイビアンとエルダーは(クエト以外の)他の選手を視察に来ている可能性もあるし、ただレッズとカブスの情報を集めにきた可能性もある」とは補足しているものの、『ジャイアンツが先発投手を補強しようとすることは理にかなっている。』と先に述べていますので、ローゼンタール記者はジャイアンツのクエト獲得があっても不思議ではないと予想しているのではないでしょうか。

マット・ケインとジェイク・ピービが復帰予定も不安が残る先発ローテ

サンフランシスコ・ジャイアンツの今年の最大の戦力アップになると期待されていたのが、マット・ケインの復活でした。しかし、今シーズン開幕から1イニングも投げていません。

そしてFAから再契約したジェイク・ピービは2試合7.2回で防御率9.39/0勝2敗/WHIP2.09という数字を残して故障者リストに入っています。

そのマット・ケインはすでに2Aでリハビリ登板を行っていて、7月頭のオールスター前にはメジャーに復帰すると見込まれています。

ジェイク・ピービは3Aでリハビリ登板を行っていて6月末には復帰する見込みですが、直近の登板では4回1/3で4失点するなど不安を感じさせる内容となっています。

マット・ケインの健康状態を考えると確実に計算できるとは言いがたく、ティム・ハドソンとジェイク・ピービのベテラン2人のパフォーマンスは不安を感じさせますので、ケン・ローゼンタール記者が述べるように、先発投手の補強に動いても不思議ではありません。

ジョニー・クエトの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

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昨シーズンは243.2回で防御率2.25/20勝9敗/WHIP0.96というサイ・ヤング賞級の結果を残し、今シーズンは4勝4敗とチームの低迷にひきずられ勝ち星は伸びていませんが、78.1回を投げて防御率2.85/奪三振82/WHIP0.95と内容のある投球を続けています。

シンシナティ・レッズは成績がイマイチであること、ロースターの入れ替えが必要な時期にさしかかっていること、年俸総額が上限に達していること、FAとなる有力選手を契約延長する資金力がないなどの理由で、今年の夏のトレード市場の売り手となることが有力視されています。

ジョニー・クエトは地区のパワーバランスを変えることのできる”エース”であるため、獲得したチームは大きな戦力アップになります。

サンフランシスコ・ジャイアンツのセイビアン上級副社長が今回視察に訪れたのは、ジョニー・クエトが目的だったのか、それともカブスとレッズの他選手が目的だったのか、トレード期限までの動きに今後も注目していきたいと思います。