ジャイアンツがトニー・ワトソンと合意!ブルペンの大きな戦力アップに

San Francisco Top Catch

積極的な補強で攻撃面のテコ入れを行っていたものの、投手陣に関してはマット・ムーアをトレード放出する動きはあったものの、大きなテコ入れはない状態が続いていました。

しかし、手薄な左のリリーフ、弱さの残るセットアップの補強となるトニー・ワトソンと合意に達しました。

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ぜいたく税の問題がネックも合意の道を見出したジャイアンツ

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

The San Francisco Giants and left-handed reliever Tony Watson have reached a deal on a multiyear contract, sources tell me and Robert Murray of FanRag Sports.

「トニー・ワトソンと複数年契約で合意に達した」ことが伝えられています。

ただ、年俸や具体的な契約年数などについては明らかになっていません。

The Giants were thought to have difficulty completing a deal with Watson since they were close to the $197-million luxury tax threshold and have been adamant about not going over. The terms of the Watson deal aren’t known, but the belief is that things were worked out so that the Giants still have a chance to stay under the threshold.

「ジャイアンツはぜいたく税の基準額である1億9700万ドルに年俸総額に近いにも関わらず、ぜいたく税を回避する姿勢を堅持しているため、トニー・ワトソンと合意することに苦労していると考えられていました。しかし、トニー・ワトソンとの契約の内容は不明ではあるものの、ジャイアンツはまだぜいたく税を回避する可能性を残せるような内容にしていると考えられている」ことが付け加えられています。

ジャイアンツの年俸総額はトニー・ワトソンの契約を加えていない時点で1億9400万ドルに達している見込みで、ぜいたく税の基準額まで300万ドル程度の空き枠しかない状態です。

トニー・ワトソンの契約は平均年俸で600万ドルから700万ドルとなることがシーズン当初に予想されていたため、この金額どおりであればぜいたく税の対象となってしまいます。
3年契約程度が妥当なラインと予想されていましので、総額を少し上積みして4年契約にすれば平均年俸は抑えることができますが、300万ドル以内に抑えるのは難しいのではないかと考えられます。

そのため、トニー・ワトソンとの契約後は、サム・ダイソン(442万5000ドル)、コーリー・ギアリン(167万5000ドル)、開幕に間に合わないことが濃厚なウィル・スミス(250万ドル)などの、トレード放出の動きが続くことが予想されます。

トニー・ワトソンは、パイレーツ在籍時に左のセットアップとして頭角を現し、2013年からはスポットでクローザーも任される立場となりました。

2016年はシーズン途中にマーク・メランソンがトレードされた後にはクローザーに配置転換され、シーズン全体では67回2/3で防御率3.06、15セーブ、奪三振58、WHIP1.06という結果を残しました。

しかし、2017年はクローザーとして開幕を迎えたものの、17度の機会で7回のセーブ失敗をしてしまい、再びセットアップに戻っています。セットアップでは、安定した投球を取り戻したため、左腕のリリーフを必要としていたドジャースに移籍し、24試合20イニングで防御率2.70という安定した数字を残しています。

メジャーでのキャリアすべてがリリーフで、通算7シーズンで453イニングを投げているのですが、防御率2.68といメジャーでも屈指の安定した成績を残しています。

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)はキャリア通算で7.9と高い数字ではありませんが、リリーフとして十分なもので、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2.5と制球も安定しています。

左腕投手がスティーブン・オカート(防御率5.67)の1人だった上に、セットアップが昨年は不調でレンジャーズで防御率10.80、ジャイアンツでも防御率4.08に終わったサム・ダイソンだったことを考えると、大幅なグレードアップが期待できます。

またクローザーのマーク・メランソンは開幕に間に合うとは見込まれているものの、昨年9月に受けた右腕前腕の手術からの復帰となるため、不透明な面は残ることは否定できません。

フルシーズンのクローザーとして期待するのはリスクがありますが、マーク・メランソンの復帰がずれ込んでしまった場合には、トニー・ワトソンに代役を期待できることも補強としての価値を大きくしています。

野手ではエバン・ロンゴリア、アンドリュー・マカッチェン、オースティン・ジャクソンを加えたことで、打線全体の厚みが増しました。

ジャイアンツの積極的な補強により、ナ・リーグ西地区の優勝争いは、より拮抗したものとなってきそうです。

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