SFジャイアンツとジェイク・ピービが2年2400万ドル(29億円)で再契約に合意

San Francisco Top Catch

補強で苦戦が続いていたサンフランシスコ・ジャイアンツでしたが、セルジオ・ロモの再契約に続いて、ジェイク・ピービとの再契約にも合意したようです。

ESPNのジェリー・クラシックが、関係者からの情報として2年2400万ドル(約28億6,464万円)で合意したとTweetしています。

ジョン・レスターの争奪戦に敗れ、アービン・サンタナに興味を示したものの獲得できなかったジャイアンツでしたが、懸案事項だった先発投手の獲得にこぎつけました。

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サンフランシスコ・ジャイアンツ移籍後に成績が上昇したジェイク・ピービの2014年

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ESPNのジェリー・クラシックによると、契約の内容はサイニングボーナス(契約金)が400万ドルで、2015年が700万ドル、2016年が1300万ドルの、合計2400万ドルは保証されていて、全29球団へのトレード拒否権もついているとのことです。

ジェイク・ピービの年度別と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Jake Peavy Stats 2014

パドレス時代の2007年に34試合223.1回で防御率2.54/19勝6敗/奪三振240/WHIP1.06と好成績を残して、ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いています。

しかし、その後は思ったような成績を残すことができず、2012年のホワイトソックス在籍時に、32試合219.0回で防御率3.37/11勝12敗/奪三振194/WHIP1.10が目立つ程度でした。

2014年もレッドソックス在籍時は、20試合124.0回で防御率4.72/1勝9敗/奪三振100/WHIP1.43と苦しみましたが、ジャイアンツ移籍後は78.2回で防御率2.17/6勝4敗/奪三振58/WHIP1.04で、特に9月は防御率1.44/3勝0敗/WHIP0.96と息を吹き返し、ジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献しました。

ジェイク・ピービが移籍後に復調したのは、捕手を務めるバスター・ポージーと相性が良かったことに加えて、ピービ自身が指名打者のないナ・リーグのほうが合っているタイプだからだとも考えられています。

ジェイク・ピービのア・リーグの6年間では防御率4.13/41勝39敗/WHIP1.20でしたが、ナ・リーグの9年間では防御率3.23/98勝72敗/WHIP1.18となっています。

パドレスの本拠地であるペトコパークに加えて、ナ・リーグ西地区のドジャー・スタジアム、AT&Tパークなど投手有利の球場なのに比較して、ホワイトソックスのUSセルラー・フィールドやレッドソックスのフェンウェイパークが打者有利の球場ということも影響があるとも考えられます。

ただ、キャリア全体の成績では明らかにナ・リーグ西地区での方がデータ上良く、AT&Tパークでの通算成績も防御率3.27と相性も良いため、ジェイク・ピービのキャリアにとっても、成績の向上が期待できる再契約となりそうです。

ジェイク・ピービはクラブハウスでの存在感が大きく、精神的な支柱になったことは、バスター・ポージーをはじめ、選手やチーム関係者が認めていると報じられていますので、ジャイアンツにとっても、再契約は、勝敗だけではないメリットがあると考えられます。

ジェイク・ピービの獲得でジェームズ・シールズの可能性は消えたか?

ジェイク・ピービの獲得により、ジャイアンツの先発ローテは以下のようになると考えられます。

1. マディソン・バムガーナー:防2.98/18勝10敗/WHIP1.09
2. マット・ケイン:防4.18/2勝7敗/WHIP1.25
3. ジェイク・ピービ:防3.73/7勝13敗/WHIP1.28
4. ティム・ハドソン:防3.57/9勝13敗/WHIP1.23
5. ティム・リンスカム:防4.74/12勝9敗/WHIP1.39

マット・ケインの不調は、故障がありながらも、それを誤魔化しながらプレーしていたことが原因だったため、完治すればバムガーナーと安定したNO.1-2を形成できると考えられます。

現時点ではブルース・ボウチー監督は、ティム・リンスカムを先発で起用する意向だと話しているため、5番手に名前を入れていますが、スプリングトレーニングの内容が悪ければ、ヤスメイロ・ペティット(防3.69/WHIP1.02)が取って代わることになりそうです。

このジェイク・ピービとの再契約が合意するまでは、ジェームズ・シールズ獲得の最有力候補と見られていたサンフランシスコ・ジャイアンツでしたが、その方向性は変わる可能性が出てきました。

ただ、ティム・リンスカムは年齢も30歳を迎え、ファーストボール球速は最速で100マイル(161キロ)、平均で95マイル(153キロ)近くを記録していたのが、2014年は最速94マイル(151キロ)、平均で90マイル(145キロ)まで落ちているため、そこからリカバリーするのは容易ではありませんし、マット・ケインは故障からの復帰で、先発ローテに不安は残る状態です。

ジェイク・ピービの獲得後も、ジャイアンツはFA市場に残るジェームズ・シールズは変わらずに追いかけるのか、もしくはクリス・ヤング、アーロン・ハラング、カイル・ケンドリックのような投手を保険として獲得するのか、それとも先発投手の補強は一旦打ちきって、三塁手の補強に注力するのか、そのあたりの情報は明日以降、特に注目していきたいところです。