サンフランシスコ・ジャイアンツの年俸総額と2016年シーズンに向けた補強の展望

San Francisco Top Catch

地区の最大のライバルであるロサンゼルス・ドジャースに地区3連覇を許しただけでなく、ポストシーズン進出を逃すことになったサンフランシスコ・ジャイアンツです。

隔年でワールドシリーズ制覇をしているチームのため2016年にも同様の期待がかかるわけですが、ドジャースは積極的な補強に動く姿勢ですし、レベルの高いナ・リーグ中地区の各チームは戦力が充実しているためワイルドカードの枠をとることも簡単ではありません。

そのような状況下で年俸総額に余裕ができたため積極的な補強が予想されているサンフランシスコ・ジャイアンツです。

そのサンフランシスコ・ジャイアンツの2016年シーズンの年俸総額、抱えている長期契約、ロースター編成、補強ポイントなどについてまとめていきます。

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サンフランシスコ・ジャイアンツが抱える2016年シーズン以降も残る長期契約と年俸総額について

サンフランシスコ・ジャイアンツが抱える2016年シーズン以降も残る長期契約と確定している年俸による年俸総額、そして年俸調停権を有する選手をまとめた表は以下のとおりとなっています。

San Francisco Giants Contracts Obligations_151128

マット・ケインが2083万ドル、バスター・ポージーが2078万ドル、ハンター・ペンスが1850万ドル、ジェイク・ピービが1500万ドル、アンヘル・パガンが1125万ドル、マディソン・バムガーナーが995万ドル、セルジオ・ロモが900万ドル、サンティアゴ・カシーヤが650万ドル、ブランドン・クロフォードが580万ドル、ハビアー・ロペスが500万ドル、グレゴリー・ブランコが390万ドルとなっています。

この合計が1億2651万1110ドルとなるのですが、ここに年俸調停権を有する選手の年俸が加わり、およそ1000万ドルを見込む必要があり、すでに1億3600万ドル程度がロックされている状態です。

2015年の開幕時の年俸総額は1億7000万ドルだったのですが、ティム・リンスカムの1800万ドル、ティム・ハドソンの1200万ドルの3000万ドルの分、大きく余裕ができています。

ただ、ぜいたく税のラインとなる1億8900万ドルまでは残り5300万ドルとなっていますので、その枠を減らしたくないという事情もあり、マーロン・バードの800万ドルと青木宣親の550万ドルのオプションを行使しませんでした。

2016年シーズンのロースター編成と補強ポイント

サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなった選手、引退した選手は以下のとおりです。

【FAとなった選手】

  • ジェレミー・アフェルト(引退)
  • ディム・ハドソン(先発投手・引退)
  • マイク・リーク(先発投手・FA)
  • ライン・ボーグルソン(先発投手・FA)
  • アレハンドロ・デアザ(外野手・FA)
  • マーロン・バード(外野手・FA)
  • 青木宣親(外野手・FA)

複数の先発ローテの投手がチームを去っているため先発投手の補強が最優先課題となっています。

そしてマーロン・バードと青木宣親のオプションを行使しなかったレフトを守れる外野手も補強ポイントです。

これらの選手がFAとなったシーズンオフ開始時点で予想される2016年のロースター編成、スターティングラインナップは以下のとおりとなっています。

【スターティングラインナップと控え野手の編成】

  • 捕手:バスター・ポージー
  • 一塁手:ブランドン・ベルト
  • 二塁手:ジョー・パニック
  • 三塁手:マット・ダフィー
  • 遊撃手:ブランドン・クロフォード
  • 左翼手:未定
  • 中堅手:アンヘル・パガン
  • 右翼手:ハンター・ペンス
  • 控え:グレゴール・ブランコ(外野)、ヘクター・サンチェス(捕手)、ケルビー・トムリンソン(UT)

パブロ・サンドバルが抜けた後のサードが課題とされてきたのですが、ユーティリティプレイヤーと考えられていたマット・ダフィー(率.295/本12/点77/OPS.762)が台頭したことに助けられました。

サンドバルの最終年の成績と大きな違いはなく、2015年のレッドソックスでの不振を見ると、ジャイアンツは再契約を逃したことが幸いしたかたちになっています。

レフトはレギュラーといえる選手がいないのですが、補強に失敗しても、ジャレット・パーカー(21試合・打率.347/本塁打6/打点14/出塁率.407)と頭角を現し、マック・ウィリアムソン、内外野を守れるスーパーユーティリティとして起用されることが濃厚なケルビー・トムリンソンらがいる状態です。

この若い選手の台頭も青木宣親のオプションを行使しなかった理由の一つともなっています。

続いて先発投手陣の布陣は以下のとおりとなっています。

【先発ローテーションの編成】

  • 先発1:マディソン・バムガーナー
  • 先発2:マット・ケイン
  • 先発3:ジェイク・ピービ
  • 先発4:クリス・ヘストン
  • 先発5:未定

【ブルペン陣の編成】

  • クローザー:サンディアゴ・カシーヤ
  • セットアップ:セルジオ・ロモ
  • リリーフ:ヤスメイロ・ペティット、ハビアー・ロペス、ハンター・ストリックランド

先発ローテは実際に計算できるのがマディソン・バムガーナー、ジェイク・ピービの2人だけとなっています。

クリス・ヘストンはシーズン終盤に息切れしてしまったことや、2016年が2年目となることもあり大きな負荷をかけるような編成にしない意向です。

マット・ケインは復帰後の防御率5.79と不安を感じさせる状態ですが、最後の登板で5回を2安打無失点に抑えたことが明るい材料とされていますが、体調面も含めて不安があることは否定できません。

そのため少なくとも先発投手をトレードとFAで2人は補強する意向です。

ブルペンでは、ワールドシリーズ制覇を支えてきたリリーフのカルテットのうちジェレミー・アフェルトが引退し、ロペスが38歳、カシーヤが35歳、ロモが32歳となり、2016年で契約も終了するため、若返りが課題となっています。

ジョッシュ・オージック(28.2回/防御率2.20)、ハンター・ストリックランド(51.1回・防御率2.45)、ジョージ・コントス(73.1回・防御率2.33)などが、そのポテンシャルを見せているため、これらの選手の活躍2016年の巻き返しのポイントなると考えられています。

シースンオフ展望の総括・まとめ

シーズンオフの最優先課題は先発投手で、特にバムガーナーとNO.1-2を組めるトップクラスのスターターと、ジェイク・ピービの前に据えれるくらいのNO.3スターターを補強すると見られています。

エース級の投手の補強はFA市場で獲得することが現時点では有力で、ザック・グレインキー、デビッド・プライス、ジョーダン・ジマーマン、ジョニー・クエトらの名前が挙がっています。

地元メディアが熱心にプッシュしているのがザック・グレインキーです。

同地区のライバルであるドジャースからエースを奪うことになり、グレインキーのAT&Tパークでの成績も良いため、獲得すべきだとの声もあります。

ジャイアンツの球団幹部は30歳を超える選手へのあまりにも長期の契約は失敗が多いこと、そして数年先のロースター編成を硬直化させるリスクがあることを懸念しています。

だた、ケースバイケースで完全に否定するわけではないとも話しています。

単年では32歳のザック・グレインキーの方が高くなる可能性がありますが、30歳のデビッド・プライスの方がより長期の契約を必要とする可能性が高いと予想されます。

またザック・グレインキーは必要なときは球速を95マイルに上げるものの、球種が豊富なため通常は91.7マイル程度のファーストボールで抑えることができています。

マダックスのように制球力と投球術で抑えることができるので、年齢による衰えをカバーできるタイプであること、またクラブハウスの雰囲気を重視していて、それがボーチー監督の率いるジャイアンツにマッチするであろうこともあり、有力な補強候補と考えられています。

NO.3候補としてはマイク・リークとの再契約、ジェフ・サマージャ、スコット・カズミアーなどの投手が候補となっています。

ただ、サマージャやカズミアーは獲得するとドラフト指名権を失うことになりますので、トレードで補強することが有力視されています。

外野手の獲得も先発投手などの獲得によるトレードなどで、複数選手のパッケージなどで同時に補強することも選択肢と考えられています。

そのため青木宣親に声がかかるとしても、すぐにということはなく、シーズンオフが進んでからになりそうです。

ドジャースが3億ドルという大金を費やすため隠れがちとなっていますが、2015年のジャイアンツはMLB全体で5番目、ナ・リーグでは2番目の年俸総額となっていました。

野球運営だけでなく、ビジネス運営でもうまくっているチームのため、資金面での不安はありません。

昨年はジョン・レスターの獲得にも本腰を入れてシカゴ・カブスと争いましたが、今年も大物FA投手の争奪戦に参戦することが確実なサンフランシスコ・ジャイアンツです。

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