SFジャイアンツがジェイク・ピービを獲得!レッドソックスは売り手へのシフト加速へ

ナ・リーグ西地区で巨大戦力を誇るロサンゼルス・ドジャースとマッチレースを続けているサンフランシスコ・ジャイアンツが先発投手の補強に動きました。

SFジャイアンツは、プロスペクト2人を放出し、レッドソックスのジェイク・ピービをトレードで獲得しました。

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マット・ケインの離脱で先発のグレードアップが必要に

SFジャイアンツはジェイク・ピービの代償として22歳の左腕投手エドウィン・エスコバルと25歳の右腕投手ヒース・ヘンブリーを放出しています。

サンフランシスコ・ジャイアンツは開幕当初は独走状態となり、6月12日終了時点では43勝24敗で貯金19に到達し、ドジャースに8.5ゲームの大差をつけていました。

しかし、その後は7月25日終了時点までの36試合で14勝22敗と一気に調子を落としてしまい、一時はドジャースに首位を譲る状態となりました。

ドジャースはクレイトン・カーショウ、ザック・グリンキーをはじめとする先発投手陣が強力なため、ジャイアンツも先発投手陣の補強への圧力が高まっていました。

サンフランシスコ・ジャイアンツのスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃スタッツ】
得点 410(MLB:17位; NL:9位)
打率 .245(MLB:22位; NL:9位)
出塁率 .245(MLB:25位; NL:11位)
OPS .689(MLB:23位; NL:9位)

【投手スタッツ】
防御率 3.37(MLB:6位; NL:4位)
QS(MLB:13位; NL:8位)
被打率 .243(MLB:9位; NL:5位)
WHIP 1.18(MLB:3位; NL:1位)

投手陣はまだ良い数字を残しているものの、開幕当初は好調だった打線が低迷してしまったのが失速の大きな原因と言える状況ですが、先に投手陣の補強に成功するかたちになったジャイアンツです。

先発投手陣の防御率3.67はMLB全体で9位なのですが、ナ・リーグでは7番目と中位となっています。一方のリリーフ陣は防御率2.73と安定していて、MLB全体でリーグ4位、リーグ3位となっています。

それでも先発投手陣の状態も、悪いものではなかったのですが、マット・ケインが肘に痛みを訴えて、離脱をしたまた復帰の見込みがたっていない現状です。

  • ティム・ハドソン
    20試合132.1回/防御率2.65/8勝7敗/奪三振87/WHIP1.13
  • マディソン・バンガーナー
    22試合141.0回/防御率3.19/12勝7敗/奪三振141/WHIP1.21
  • ティム・リンスカム
    21試合124.1回/防御率3.98/9勝7敗/奪三振114/WHIP1.26
  • ライアン・ボーグルソン
    20試合112.2回/防御率3.99/5勝7敗/奪三振97/WHIP1.34
  • マット・ケイン DL
    15試合90.1回/防御率4.18/2勝7敗/奪三振70/WHIP1.25
  • ヤスメイロ・ペティット
    6試合31.1回/防御率6.32/1勝2敗/奪三振28/WHIP1.28

先発4番手までは計算できる編成でしたが、マット・ケインの代役をつとめているヤスメイロ・ペティットは防御率6点台と不安定で、サンフランシスコ・ジャイアンツの補強ポイントとされていました。

ジェイク・ピービ獲得に大きな代償を払ったジャイアンツ

ジェイク・ピービは今シーズンの年俸が1450万ドルで、残りの年俸分をジャイアンツは負担することになります。ただ、残る部分が200万ドル程度となっているため、大きな負担とはなっていません。

またピービは来シーズンに条件を満たせば1500万ドルで2015年の契約を更新できる権利を有しているのですが、その条件として2013-14年の合計で400イニングという項目があり、2013年に144.2回しが投げることができなかったため、このオプションは行使できない見込みで、今シーズン終了後にFAとなることがほぼ確実です。

2014年シーズンのジェイク・ピービは防御率4.72/1勝9敗/奪三振100/WHIP1.43と、調子が良い状態でありませんが、先発5番手としてなら十分と考えられます。

しかし、残りの3ヶ月しか拘束できない選手に、プロスペクト2人を放出するのはやや大きな代償とも言えるのですが、ワールドシリーズ制覇のために、思い切った補強に踏み切ったサンフランシスコ・ジャイアンツです。

ただ、ジェイク・ピービもジャイアンツへの移籍で成績を向上させる可能性があります。

ピービの年度別成績は以下のとおりとなっています。

ジェイク・ピービの年度別成績_140726

防御率2.54/19勝6敗/奪三振240/WHIP1.06で2007年にサイ・ヤング賞を獲得しているジェイク・ピービですが、その時はナ・リーグ西地区のサンディエゴ・パドレスに所属していました。

ジャイアンツの本拠地であるAT&Tパークがパークファクターにおいても、レッドソックスのフェンウェイパークよりも投手有利な球場で、さらに打者有利な球場ばかりのア・リーグ東地区から、ドジャー・スタジアムやペトコ・パークなど投手が有利な球場が多いナ・リーグ西地区に変わるためです。

シーズン終盤は同地区対決が増えていきますので、ピーピが、ジャイアンツにとって大きなプラスをもたらすことも期待もできそうです。

レッドソックスにとっては、投手のプロスペクトが多く、それらの選手にチャンスを与えるために、ロースターと先発投手の枠をあける必要があり、なおかつ高額年俸のピービを放出できたため、プラスがあるトレードとなりました。

そして獲得したプロスペクトも評価が高く、特にエドウィン・エスコバルはMLB.comのランキングで全体で75位、ジャイアンツのチーム内ではNo.2のトッププロスペクトです。また、ヒース・ヘンブリーもチーム内でNo.11にランクされていましたので、その面でもレッドソックスは大きな見返りを手にすることができました。

ジャイアンツは他にも補強すべきポイントがあり、セルジオ・ロモが不調でその座を奪われたクローザー、ブレーブスからリリースされたダン・アグラで穴を埋める予定も、補強の可能性が否定できない二塁手など、まだまだ動きがあるとされています。

特にピービの獲得で年俸の負担増加分は200万ドル超と抑えられていますので、まだ経済的な余裕も残っている状態なので、積極的な動きがありそうです。

一方のレッドソックスも、ピービのトレード成立で、売り手にまわる姿勢が明確になってきていますので、今後の動きが注目されます。

レイズのチーム状態が上向いていることもあり、トレードの可能性低くなってきているデビッド・プライスに代わって、契約延長が成立しないことが確実となったジョン・レスターが、他のチームから注目を集め始めています。

レッドソックスは、他にもジョニー・ゴームス、アンドリュー・ミラーなども盛んに名前があがり始めているので、さらに大きなトレードの可能性もありそうです。

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