サンドバルが攻守で不安材料に・・・三塁がレッドソックスの補強ポイントとなるか

Boston Redsox Top Catch

パブロ・サンドバルは5年9500万ドルの大型契約をレッドソックスと結びましたが、この3年間は期待から遠くかけ離れたパフォーマンスが続いています。

2014年にはゴールドグラブ賞の最終候補3名に残るなど、太った身体でも身軽な動きで守備をこなすため、「カンフー・パンダ」と呼ばれることもあったサンドバルですが、残念ながら今はその面影がありません。

MLB公式サイトのイアン・ブラウン(Ian Browne)氏が”Panda to sit out, work on fielding”という記事で、スターティングメンバーには名を連ねず、守備の課題に取り組んでいることを伝えています。

ジョン・ファレル監督は以下のように話したと伝えられています。

“We’re taking the opportunity to continue to work with him,” said Red Sox manager John Farrell. “We know that there’s been some plays that have been a little bit of a struggle for him. With another left-hander [Chris Sale] on the mound tonight against a predominantly right-handed-hitting lineup, more of a ground-ball pitcher, yeah I guess there’s some strategy involved [in keeping him out], certainly.”

守備のある動きに課題を抱えていて、その修正に取り組んでいることを明かしています。さらにベンチスタートになったのは左腕のクリス・セールの右打者が並び、ゴロアウトが多くなるので、戦略的に外したことを認めています。

では、どのような動きに課題を抱えているのかということなのですが、続けて以下のようにファレル監督は説明しています。

“There have been some times when just re-directing his body, if he’s going to his glove side, to get back in line to deliver the ball through the target, that’s taken an added step at times,” said Farrell. “Then you find where you’re possibly rushing a throw to cut down a runner. If that leads to a little bit of an errant command or control of a throw, that could possibly be it. But still with any infielder, you’re talking about footwork and timing and direction.”

グローブをはめている左サイドの打球を捕球した時に、スローイングするためには、ステップを踏んで一塁方向に身体を入れ替えてから投げます。しかし、ランナーを刺すためにスローイングを急ぐ必要があるときに、それが上手くできず送球が乱れてしまうという問題をサンドバルは抱えているとのことです。

サンドバルがこのような動きで送球エラーをするのを、偶然、先日の試合で目にしました。打球が強くなかったグローブサイドのゴロでした。打者の足が速かったことと、本人が肩の弱さを自覚しているのか、捕球してから投げるのを急ぎすぎた結果、ステップを踏まず、身体を開いた状態で投げたのですが、バランスを崩して悪送球となりました。

まさに、ファレル監督が上記のように指摘するサンドバルの守備面での課題が露呈したものでした。

サンドバルは離脱前も復帰後も守備に難を抱え、48回の守備機会で4つのエラーをすでに記録して守備率は.917、さらに186回1/3で守備防御点(DRS)が-6となるなど、足を引っ張っていることを示す数字が残っています。

それでも打撃が良ければ多少は目をつぶることもできるのですが、打撃成績は打率.205/出塁率.253/長打率.364/OPS.616にとどまります。

さらにスイッチヒッターでありながら左投手に極端に弱く、打率.150/出塁率.190/長打率.150/OPS.340と苦しみ、右打ちのジョシュ・ラットリッジとの併用となっています。

そのジョシュ・ラットリッジがしっかりと打てていれば良いのですが、こちらも打率.250/出塁率.316/長打率.306/OPS.622と今一歩の成績にとどまっています。

ただ、この2人の方がそれでも良いという状態で、デブン・マレーロ、マルコ・ヘルナンデスらも含めた三塁手全体の打撃成績は打率.194/出塁率.242/長打率.324/OPS.566と悲惨な数字で、下にいるのはパドレスだけとなっています。

デビッド・オルティーズが抜けた穴は大きく、1試合平均の得点は4.70で両リーグ14位にとどまっていますので、三塁手の攻撃面での貢献もほしいレッドソックスです。

今年のトレード期限前にはロイヤルズのマイク・ムスタカス、ホワイトソックスのトッド・フレイジャーなどパワーのある三塁手が市場に出される見込みとなっています。

特にムスタカスは打率.272/出塁率.313/長打率.531/OPS.843、15本塁打、31打点と好調で、投手有利のカウフマン・スタジアムから打者有利のフェンウェイパークであれば、さらに良い数字も期待できます。

攻守でサンドバルの不安定な状態が続くようであれば、好調なヤンキースを追いかけるために、サードのテコ入れは重要な課題となりそうです。

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