2016年トレード期限前の目玉の一人はライアン・ブラウン!でも一筋縄ではトレードが成立しない理由とは?

2016年のメジャーリーグはウェーバー公示なしのトレード期限が例年通りの7月31日ではなく、試合スケジュールに考慮して8月1日に設定されています。

6月に入りトレード期限まで2ヶ月となるわけですが、そろそろトレード市場での動き、それに関する噂が増えてきます。

その2016年トレード期限前のトレードの目玉の一人と考えられているのがミルウォーキー・ブルワーズのライアン・ブラウンです。

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禁止薬物の問題と成績の下落傾向を払拭するような好調さのライアン・ブラウン

2011年は打率.332/33本塁打/111打点/33盗塁という成績でトリプルスリーを達成しリーグMVP、2012年には打率.319/本塁打41/点112/盗塁30と本塁打王のタイトルと同時に2年連続でトリプルスリーを達成し、メジャーのトッププレイヤーとしての地位を築いたライアン・ブラウンでした。

しかし、禁止薬物の問題が2013年に明らかになり65試合の出場停止処分を受け、その後は故障も多くなり2014年は135試合で打率.266/本塁打19/打点81/盗塁11/OPS.777と低迷しました。

ですが、2015年には140試合で打率.285/本塁打25/打点84/盗塁25/OPS.854と数字を上げてきました。

そして2016年は41試合で打率.351/本塁打9/打点30/盗塁5/OPS1.006と素晴らしい成績で、打率はナ・リーグ3位、出塁率は同4位、長打率5位となっています。

このようにライアン・ブラウンが好調である上に、所属するミルウォーキー・ブルワーズが”再建モード”に入ることを明言しているため、トレード市場で”売り手”になっていますので、早々にトレードの噂が増えてきつつあります。

ボストン・グローブの名物記者であるニック・カファード氏はナ・リーグのスカウトの一人が「トレードの話題において彼の名前が上がることが多い」と話し、さらにそのスカウトが「アストロズ、カージナルス、レッドソックス、フィリーズ、メッツ、ジャイアンツ、ホワイトソックスにとても良くフィットするだろう」と考えていることを伝えています。

現在の成績を考えれば、当然とも言えるのですが、一筋縄ではいかない面があるとCBSスポーツのマット・スナイダーは分析しています。

マット・スナイダーは、ライアン・ブラウンの禁止薬物使用に対するブルワーズ以外の野球ファンの嫌悪感が強く、獲得するチームはファンへの影響を考慮する必要があると述べます。

ただ、禁止薬物使用歴のある選手のFA獲得の際もそうなのですが、当初はファンが懸念や嫌悪感を示しても、オリオールズとマリナーズのネルソン・クルーズのように活躍するとファンは支持をしてくれます。

そのためマット・スナイダーも、はじめは抵抗感を感じるファンがいるかもしれないが、そのチームで活躍すればファンには支持されるようにはなるだろうと述べています。

より深刻な問題は故障が多いことと、高額の長期契約が始まったばかりだということです。

腰痛やクビの痛みなどによりブルワーズが50試合消化した時点で39試合にしかライアン・ブラウンは出場できていません。

現在32歳のライアン・ブラウンですが、今年から始まった5年1億500万ドルの契約は2016-18年の3年間はそれぞれ2000万ドル、2019年は1900万ドル、2020年は1700万ドルとなっています。

そして2021年は双方の合意で延長するオプションですが、ブルワーズが破棄する場合には400万ドルを支払うことになっています。

そのためライアン・ブラウンを獲得するチームは、彼が36歳となる2020年までの契約を負担することになります。

36歳という年齢となると成績が落ちることが一般的な上に、現時点で故障が多い状態であるため、獲得するチームにとってはリスクが高くなっています。

仮に今年の優勝などに貢献してくれても、数年先には不良債権になってしまう可能性が低くはないということです。

それでも打線の中軸に加えることができれば大きな戦力アップになることが期待できますので、ワールドシリーズ制覇が遠くない位置にいるチームにとっては、手を出したくなるような選手ではあります。

2016年のウェーバー公示なしのトレード期限前の注目選手となっているライアン・ブラウンが、どのチームに移籍するのか?そしてその獲得がポストシーズンにつなかり、さらにはワールドシリーズ制覇につながっていくのか、その行く末が注目されます。

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