レッドソックスがルスネイ・カスティーヨを40人枠から外す決断!7年7250万ドルの大型契約も構想外か

Boston Redsox Top Catch

レッドソックスはベン・チェリントンGM時代の2014年にキューバから亡命してきたルスネイ・カスティーヨと7年7250万ドルの大型契約を結びました。

この契約はキューバ出身の選手がヘクター・オリベラ(Hector Olivera)の6年6250万ドル、ヤスマニ・トマス(Yasmany Tomas)の6年6850万ドルを上回る最大の契約となっています。

しかし、レッドソックスは6月18日にウェーバーにルスネイ・カスティーヨをかけ、どのチームも獲得の意思を示しませんでした。

その結果、ルスネイ・カスティーヨはメジャーの40人枠から外れ3Aに降格することになりました。

アクティブロースター(25人枠)だけでなく、40人枠からも外されることになり、レッドソックスの将来的な構想から外れたとの見方が地元メディアではあります。

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ルスネイ・カスティーヨを40人枠から外した目的は?

野球運営部門の社長であるデーブ・ドンブロウスキーや監督のジョン・ファレルは今季中にもメジャーに戻ってこれるとの見通しをメディアに話しているのですが、その言葉どおりには受け止められていません。

7年7250万ドルの大型契約を結び、来季から4年4800万ドルが残っているため、獲得に手を挙げる球団が現れないことは確実ではありましたが、レッドソックスは40人枠を空ける必要には迫られていない状況でした。

にもかかわらず、わざわざルスネイ・カスティーヨをウェーバーにかけて40人枠からはずしました。

そこには2つの大きな理由があるとプロビデンスジャーナルのティム・ブリットンは説明します。

The motivation for the move is twofold: First, it clears a spot on that 40-man roster, though the Red Sox aren’t exactly pressed for one at this point. Second and more important, it removes Castillo’s salary from the calculations for the competitive balance tax. While the Sox are unlikely to get under the tax threshold this season, they will save paying the tax on Castillo’s individual salary, or about $1.7 million. It’s the same move Boston made last year with Allen Craig to save money.

引用元:Providence Journal “Rusney Castillo not part of Boston’s future plans”

内容の要約は以下のとおりです。

『この動きの目的の一つは40人枠を空けることだが、レッドソックスはその必要には迫られていない。2番目の目的がより重要で、カスティーヨの年俸をぜいたく税の算出の対象から外すためだ。レッドソックスはぜいたく税の基準を下回る可能性は低いが、カスティーヨの年俸分のぜいたく税、170万ドルをカットすることができる。これは昨年レッドソックスがアレン・クレイグに対して行った動きと同じものだ。』

つまりレッドソックスはルスネイ・カスティーヨを40人枠に残しておくよりも、ぜいたく税を抑えるために枠から外したほうが良いと判断したということです。

レッドソックスがこういう決断に至ったのも、外野手の人材が揃っている上に、ルスネイ・カスティーヨのパフォーマンスが低調だったためです。

レッドソックスはカスティーヨを過大評価していた?

2014年はメジャー10試合で本塁打2本を打ち、打率.333/出塁率.400/長打率.528と活躍を期待させる成績を残したものの、2015年は80試合で打率.253/出塁率.288/長打率.359と期待を裏切る成績に終わりました。

それでもシーズンオフから2016年のスプリングトレーニングまではスタメンのレフトを守ることが構想となっていましたが、低調な成績でその構想からも外れ、ブロック・ホルト、クリス・ヤングらがそのポジションを守りました。

そのためマイナーでのプレー時間が多くなったのですが、3Aでは39試合で打率.245/出塁率.303/長打率.318/OPS.621、メジャーでの8試合でも打率.250/出塁率.250/長打率.375/OPS.625と低調でした。

さらにルスネイ・カスティーヨを獲得した当初には、ジャッキー・ブラッドリー jr.が一旦は構想から外れ、ムーキー・ベッツも外野手をメインとしていくか方向性が決まっていなかったため、外野全体でポジションに枠がありました。

しかし、この2人がメジャーレベルでの活躍し始め、数年にわたりレッドソックスの主力なることが見込まれるため、ルスネイ・カスティーヨのポジションがなくなってしまいました。

2014年にホワイトソックスのホセ・アブレイユが大活躍をしていたため、キューバ選手への期待が高まり、大型契約でレッドソックスが獲得しました。

ただ、この値段設定そのものが高すぎたとも言われています。

ボストン・グローブのニック・カファード記者は、カスティーヨの獲得に動いていたナ・リーグ球団幹部が「レッドソックスは私たちが提示した金額の2倍のオファー出していた。この金額を提示するならば実際に試合でプレーしているところを見てから出ないとリスクが高い」と話していることを伝えています。

40人枠から外しているためぜいたく税の対象からは外れるようですが、2020年まで年平均で1200万ドルを支払うことにはなりますので、選手獲得のため予算に小さくない影響を与えることが予想されます。

ただ、ジャッキー・ブラッドリー jr.も同様に構想から外れた後に、今のようなブレイクを果たしているため、ルスネイ・カスティーヨに同様のことがあってもおかしくはありません。

このままレッドソックスの大型不良債権となるのか、それとも期待されていたポテンシャルを発揮してメジャーでプレーするのか、今後のルスネイ・カスティーヨの動向は、今後のキューバ選手の契約に影響を与えることになりそうです。

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