ロイヤルズの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

Kansas City Royals Top Catch

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

カンザスシティ・ロイヤルズの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 675(13位)
打率 .261(5位)
出塁率 .312(13位)
長打率 .400(14位)
OPS .712(14位)
本塁打 147(15位)
盗塁 121(2位)
盗塁成功率 77.56%(3位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR 35.5(3位)
DRS 29(4位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 4.21(9位)
先発防御率 4.67(12位)
ブルペン防御率 3.45(3位)
セーブ数 41(12位)
セーブ成功率 68.33%(9位)

先発投手陣は元々弱い部分で、編成上もそれは織り込んでいるところなので、やむを得ないところがあります。

問題はワールドシリーズ制覇の年には得点を供給できていた打線が停滞し、強みだった守備力は2016年も良いと言える水準ではあったのですが、他チームに大きな差をつけるアドバンテージとなるまでには至りませんでした。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 ケンドリス・モラレス(DH)
流出 エディンソン・ボルケス(SP)
流出 クリス・メドレン(SP)
流出 ヨーダノ・ベンチュラ(SP)
流出 グレッグ・ホランド(RP)
トレード流出 ウェイド・デービス(RP)
トレード流出 ジャロッド・ダイソン(OF)
獲得 ブランドン・モス(OF/DH)
獲得 ジェイソン・ハメル(SP)
獲得 トラビス・ウッド(SP/RP)
トレード獲得 ネイト・カーンズ(SP)
トレード獲得 ピーター・オブライエン(OF)
トレード獲得 ホルヘ・ソレア(OF)

30本塁打・93打点と打線の中軸を担ったケンドリス・モラレスがFAとなり、189回1/3を投げたエディンソン・ボルケスがFAとなり、186イニングを投げたヨーダノ・ベンチュラが自動車事故で命を落としてしまいました。

その穴を埋めるべくFAではジェイソン・ハメル、トラビス・ウッド、ブランドン・モス、トレードではネイト・カーンズを獲得して、先発ローテと指名打者の穴を埋めています。

外野ではジャロッド・ダイソンを失ったのですが、ウェイド・デービスを放出したトレードでホルヘ・ソレアを獲得しています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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カンザスシティ・ロイヤルズの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. アレックス・ゴードン (LF)
  2. マイク・ムスターカス (3B)
  3. ロレンゾ・ケイン (CF)
  4. エリック・ホズマー (1B)
  5. サルバドール・ペレス (C)
  6. ブランドン・モス (DH)
  7. パウロ・オルランド (RF)
  8. アルシデス・エスコバー (SS)
  9. ラウル・モンデシー (2B)

【ベンチ要員】

  • ドリュー・ブテラ (C)
  • クリスチャン・コローン (IF)
  • チェスラー・カスバート (IF)
  • テランス・ゴア(OF)
  • DL:ハンター・ドージャー (OF/3B)
  • DL:ホルヘ・ソレア (RF)
  • モラレスがFAとなった指名打者にはブランドン・モスがそこにはまります。ライトにはホルヘ・ソレアが入る構想でしたが、脇腹を痛めていて、開幕時は故障者リストに入ります。ただ、深刻な症状ではないため、4月中旬には復帰する見込みとなっています。

    セカンドにはプロスペクトとして評価されてきたラウル・モンデシー・ジュニアが起用されます。

    【先発ローテーション】

    1. ダニー・ダフィー (左)
    2. イアン・ケネディ (右)
    3. ジェイソン・ハメル (右)
    4. ジェイソン・バルガス (左)
    5. ネイサン・カーンズ (右)

    【ブルペン】

    • CLO:ケルビン・ヘレーラ (右)
    • SET:ホアキム・ソリア (右)
    • SET:マット・ストラーム (左)
    • RP1:ピーター・モイラン (右)
    • RP2:トラビス・ウッド (左)
    • RP3:マイク・マイナー (左)
    • RP4:クリス・ヤング(右)
    • DL:ブライアン・フリン(RP)
    • 5年6500万ドルで契約延長をしたばかりのダニー・ダフィーがエース格としての活躍が期待されることになります。その後はケネディ、ハメル、バルガス、カーンズというバックエンドタイプの投手ばかりで構成する先発ローテとなり、弱さがあることは否定できません。

      ブルペンが最大の強みだったロイヤルズですが、グレッグ・ホランド、ウェイド・デービスの強力な3枚看板のうち2人がチームを去りました。その結果、クローザーにスライドするケルビン・ヘレーラの前はホアキム・ソリアが務めることになり、以前ほどの圧倒的なブルペンではなくなっています。

4. 寸評・評価

打線にはケンドリス・モラレスが抜けた後に、ブランドン・モスとホルヘ・ソレアを獲得したのですが、両者ともに長打力が魅力なのですが、三振が多くコンタクトに難を抱えています。

そのため打線全体でモラレスが抜けることの穴をカバーすることになり、打率.220/出塁率.312/長打率.380/OPS.692と低迷したアレックス・ゴードン、打率.287/出塁率.339/長打率.408/OPS.747とやや物足りなかったロレンゾ・ケイン、長期離脱したマイク・ムスターカスらのバウンスバックが得点力アップには不可欠なものとなります。

ただ、それらの選手が活躍して得点力が増したとしても、不安定な先発投手陣と、以前のような絶対的な強さのないブルペンを補えるほどの得点を供給できるかどうかには疑問が残ります。

もし投手陣が持ちこたえることができず、シーズン前半でポストシーズンが難しくなれば、ロイヤルズの躍進を支えてきたエリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケイン、アルシデス・エスコバーらが契約最終年となるため、ファイヤーセールに踏み切る可能性があります。

年俸総額はほぼ上限に達していて、それらのFA選手の誰か一人を引き留めるのが精一杯と考えられています。

またジェームズ・シールズ、ジョニー・クエト、ベン・ゾブリストらの獲得のために多くのプロスペクトを放出してきたこともあり、ファームの層が薄くなってきていて、予算規模の小さいロイヤルズにとっては、中長期的に心もとない状態となっています。

ワールドシリーズ制覇を支えたコアプレイヤーが揃って戦うのは今シーズンが最後になることは確実で、最後の望みをかけて戦うことになりますが、展望が明るいとは言えず、トレード期限前に多くの選手の名前が飛び交う可能性が否定しきれないロイヤルズです。

ロースター全体の厚みと総合力をインディアンスと比較した時には見劣りせざるをえず、現実的にはタイガースと地区2位を争い、ワイルドカードの2枠目の争いに絡めるかどうかが目標となりそうです。

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