ロイヤルズがケーヒル、バクター、マウラーの3投手を獲得!今季に勝負をかける姿勢が鮮明に

Kansas City Royals Top Catch

シーズン序盤のつまずきから巻き返し、50勝47敗で地区2位に浮上し、1位のインディアンスとは1.5ゲーム差、ワイルドカード圏内にも浮上したロイヤルズです。

ロレンゾ・ケイン、マイク・ムスターカス、エリック・ホズマーというコアプレイヤーが今季終了後にFAとなるため、シーズン開幕前からトレード放出の噂が絶えなかったロイヤルズですが、「買い手」となり、今季に勝負をかける姿勢を鮮明にするトレードに踏み出しました。

ロイヤルズがパドレスの先発投手であるトレバー・ケーヒル、リリーフ左腕のライアン・バクター、リリーフ右腕のブランドン・マウラーの3人を、パドレスから獲得しました。

その見返りとしてパドレスはマット・ストラムとトラビス・ウッドのメジャーリーガー2人と、マイナーリーガーのエスチュエリ・ルイズを獲得しています。

エスチュエリ・ルイズは主要なプロスペクトランクで、チーム内のトップ30に入っているわけではありません。しかし、ルーキーリーグの21試合で打率.419/出塁率.440/長打率.779/OPS1.219と活躍し、18歳という年齢も相まって、ポテンシャルは高いとの声があります。

カブスのブルペンで2016年のワールドシリーズ制覇に貢献した左腕のトラビス・ウッドは、その活躍が評価されて2年1200万ドルの契約をロイヤルズと結びました。しかし、今季は防御率6.91と低迷しています。

左腕リリーフ投手のマット・ストラムは、昨季は22イニングで防御率1.23と活躍したものの、今季は34.2回で防御率5.45と期待に応えることはできていません。

このような選手の放出のため、ロイヤルズにとっては痛みは最小限のものと言えます。その一方でトレード必要な部分を埋めることに成功しています。

ロイヤルズはダニー・ダフィー、ジェイソン・バルガス、イアン・ケネディ、ジェイソン・ハメルに続く5番手に、11試合61イニングで防御率3.69、奪三振72、WHIP1.34びトレバー・ケーヒルを加えることになり、先発ローテに厚みが増します。

ロイヤルズと言えば強力なリリーフ陣が代名詞でしたが、今年はそうではありません。ブルペンの防御率では、ア・リーグ5位につけてはいるのですが、その数字は3.90と良いとは言えない数字で、インディアンスの2.82、レッドソックスの2.99にはかなり見劣りします。

そのためブルペンのテコ入れが必要だったのですが、その役割を果すのがブランドン・マウラーとライアン・バクターとなります。

ブランドン・マウラーの防御率は5.72と良くありません。ただ、これは味方の守備などに足を引っ張られるなど運に恵まれていないと考えられる数字があります。運に左右されやすいBABIPは.315と高い水準で、運に恵まれていないところがあります。味方の守備の影響を排除した疑似防御率であるFIP(Fielding Independent Pitching)は3.23と悪くない数字のため、パドレスの守備に足を引っ張られてきた面があります。

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は8.69とまずまずで、与四球率(9イニングあたりの与四球数)も1.83と安定していますので、守備の良いロイヤルズでは、大きく成績を向上させる可能性があります。

ライアン・バクターは左腕投手ではあるのですが、左のスペシャリストタイプではありません。その代わり右打者もしっかりと抑えることができる投手です。今季の成績は38回1/3で防御率3.05、奪三振47、WHIP1.20で、与四球率が4.23と悪いのは懸念されますが、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は11.03と、ランナーを背負っても、相手打線をねじ伏せることのできる投手ではあります。

ケルビン・ヘレーラ、ホアキム・ソリア、マイク・マイナーらに、この2人を加えることになりますので、ブルペンも一気に厚みが増すことになります。

このように交換した選手だけを見れば、やや釣り合いが取れていないようにみえるのですが、金銭負担がこのトレードには絡んでいるようです。

トラビス・ウッドの今季の残りの年俸と来季の年俸分をロイヤルズが負担するようです。金額は1000万ドル前後になるのではないかと考えられます。さらに3年目が相互の合意で更新されるオプションにバイアウトが設定されているのですが、これを支払う場合にはロイヤルズとパドレスで折半するようです。

金銭的な負担は増えることになりましたが、どちらにしても主力がFAになれば金銭的な余裕はできますので、許容範囲内の負担で戦力アップに成功したと考えられます。

カンザスシティ・ロイヤルズは、2017年のア・リーグ中地区のタイトル争いとワイルドカード争いを、さらに白熱したものにしてくれそうです。

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