【MLB新人王候補】ドジャースのジョク・ピーダーソンの直近の安打7本のすべてが本塁打に

Los Angels Dodgers Top Catch

2014年シーズンに3Aの553打席で打率.303に100個の与四球を選び出塁率は.435、本塁打33を打つなど長打率は.582、そして30盗塁を達成したのが、2015年ナ・リーグの新人王の有力候補の1人であるドジャースのジョク・ピーダーソンです。

すでに2014年の9月にメジャー昇格を果たしたものの、その際には打率.143/出塁率.351/長打率.143と期待されたような活躍ではできませんでした。

しかし、2015年のスプリング・トレーニングでは26試合65打数で6本を本塁打を打ち、打率.338/出塁率.377/長打率.692でOPSは1.069と、ブレイクを予感させる状態でレギュラーシーズン開幕を迎えたジョク・ピーダーソンでした。

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マイナーリーグでの活躍で徐々に評価を高めたピーダーソン

ジョク・ピーダーソンは左投左打の外野手で、2010年ドラフトの11巡目全体352番目でドジャースに入団しています。この指名順位からもわかるとおり、アマチュア時代に際立った評価を受けていたわけではありません。マイナーとメジャーでの年度別打撃成績は以下の表のとおりとなっています。メジャーは2015年5月6日終了時点のものです。

Joc Pederson Stats_20150506

プロスペクトランキングでは、MLB.comが2013年シーズン前にMLB全体で85位にランクしたのが最初で、2014年シーズン前になってベースボールアメリカが34位、ベースボールプロスペクタスが50位にランクしました。

そして評価を不動のものにしたのが記事の冒頭で紹介した2014年の好成績で、2015年シーズン前にはベースボールアメリカが8位、MLB.comが13位、ベースボールプロスペクタスが18位と評価するに至りました。

そして、ジョク・ピーダーソンは2015年シーズン開幕後の27試合105打数で打率.272/本塁打9/打点18/出塁率.423/長打率.667と、OPSは1.090という驚異的な数字を叩き出した開幕後1ヶ月となっています。

特に本塁打9本のうち4月27日から5月6日までの出場8試合で7本を打っています。この8試合では30打数7安打で打率.233、三振が13個と安定感を欠く粗い打撃なのが気になるところですが、7安打のすべてが本塁打と図抜けた長打力を発揮しています。

本塁打9本はMLB全体では4位、ナ・リーグでは1位タイ、OPS1.090は規定打席に到達している選手の中で、エイドリアン・ゴンザレス、ネルソン・クルーズ、スティーブン・ボートに次ぐ4位となるなど、メジャーでトップクラスの攻撃力を発揮している開幕から1ヶ月のジョク・ピーダーソンです。

ジョク・ピーダーソンは打撃だけでなく、攻走守そろったプレーヤーとして評価されています。

盗塁に関しても年間20盗塁をメジャーでもコンスタントにできるとされる走力があるのですが、今シーズンは4回試みて3回失敗と、こちらは改善の余地がある状態です。

守備面に関してはまだ試合数が少ないものの守備防御点(DRS)が+3でメジャーで規定イニングに到達している中堅手24名の中で6位と、こちらはまずまずの出だしとなっています。

マット・ケンプとハンリー・ラミレスが抜けたことで攻撃力の低下が懸念されたドジャースでしたが、このジョク・ピーダーソンと17試合36打数で打率.333/本塁打5/打点13/
出塁率.359/長打率.806と好調なアレックス・ゲレーロらの活躍により、ナ・リーグ2位の129得点を記録するなど、その穴を感じさせない開幕1ヶ月でした。

長距離打者らしい打球の角度があるジョク・ピーダーソン

最後にジョク・ピーダーソンの動画です。

5月6日に1試合2本のホームランを打った試合での本塁打と守備でのファインプレーがまとまったものです。

マイク・トラウトのような全身筋肉という身体ではなく、ジョク・ピーダーソンにはしなやかさとバネがあります。

この2本の本塁打はいずれもボールのやや下の部分をバックスピンをかけるようにして打っているため角度がつき、遠くへ飛ばすことができています。

次は5月1日に本塁打を打った時の動画です。広いドジャーススタジアムの右中間中段に打ち込んでいます。

こちらもバットのボールへの入る角度が良いため、バックスピンが多くかかり空高く舞い上がる滞空時間の長い本塁打となっています。

ジョク・ピーダーソンは本塁打の時でも、打った時の力感はさほどないのですが、ボールはかなり飛ぶという長距離打者らしいバッティングで、今後も多くの長打が期待できそうです。

また、力を入れて振り回さなくても飛ばすことができ、センター方向にも長打が打てるため、メジャーで経験を積見重ねれば、打率も上昇していくのではないかと感じさせるものがあります。

三振が多いのが欠点ではあるものの、与四球を多く選ぶことができ、魅力的な長打力があるため、欠点を上回る魅力を感じさせるジョク・ピーダーソンです。シーズン全体を通じて、どのような数字を残すのか注目していきたいと思います。