ロッキーズの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

Colorad Rockies Top Catch

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

コロラド・ロッキーズの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 845(1位)
打率 .275(1位)
出塁率 .336(2位)
長打率 .457(1位)
OPS .794(1位)
本塁打 204(3位)
盗塁 66(12位)
盗塁成功率 63%%(14位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR -18.4(10位)
DRS 11(5位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 4.91(13位)
先発防御率 4.79(13位)
ブルペン防御率 5.13(15位)
セーブ数 37(12位)
セーブ成功率 56.92%(14位)

高地のデンバーにあるクアーズ・フィールドを本拠地とするため打者にとっては天国といえる環境なのですが、投手にとっては非常に厳しい環境で、トップクラスのFA投手から敬遠される理由ともなっています。

そのような環境を反映してロッキーズのスタッツも攻撃面はリーグトップなのですが、投手のスタッツはリーグの底辺をさまよっています。

そのため投手陣の整備は大きな課題となっているのですが、先に述べたようにFAの投手からは敬遠されることも多いため、トレードとドラフトによりチーム内部から選手が育つのを待たざるを得ない面がありました。

それが実りつつあることを感じさせたのが2016年で、数字そのものはまだ良くないのですが、マイナーからプロスペクトたちがメジャーに昇格して、先発ローテを担えるようになりつつあります。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 ホルヘ・デラロサ(SP)
流出 ダニエル・デスカルソ(IF)
流出 ニック・ハンドリー(C)
流出 ブーン・ローガン(RP)
流出 ライアン・レイバーン(OF)
獲得 イアン・デズモンド(1B/OF)
獲得 グレッグ・ホランド(RP)
獲得 マイク・ダン(RP)
獲得 クリス・デノーフィア(OF)
獲得 アレクシー・アマリスタ(UT)
再契約 マーク・レイノルズ(1B)

ショート、センターを守ってきたイアン・デズモンドを一塁手として獲得し、なおかつ5年7000万ドルの契約を結んだことは驚きをもって報じられました。

さらに左腕リリーフのマイク・ダンに3年1900万ドル、トミー・ジョン手術から復帰してきたグレッグ・ホランドに1年700万ドルで獲得し、リーグ最下位に沈んでリリーフ陣のテコ入れを行っています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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コロラド・ロッキーズの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. チャーリー・ブラックモン(CF)
  2. DJ・ルメイユ(2B)
  3. ノーラン・アレナド(3B)
  4. カルロス・ゴンザレス(RF)
  5. トレバー・ストーリー(SS)
  6. ジェラルド・パーラ(LF)
  7. マーク・レイノルズ(1B)
  8. トニー・ウォルターズ(C)

【ベンチ要員】

  • ダスティン・ガーノー(C)
  • クリスチャン・アダムス(IF)
  • アレクシー・アマリスタ(IF/OF)
  • ステファン・カーダロ(OF/1B)
  • DL:トム・マーフィー (C)
  • DL:イアン・デズモンド(IF/OF)
  • DL:デビッド・ダール(OF)

積極的な補強により、元々な強力な打線になるはずでしたが、イアン・デズモンドが死球で手を骨折し、デビッド・タールも故障し、プロスペクトとして期待されてきたトム・マーフィーはカブスのアンソニー・リゾのスイングしたバットに当たって腕を骨折するなどし、いずれも4月中に復帰できるかどうかとう状況となっています。

そのため外野にはジェラルド・パーラ、ファーストにはマイナー契約で再契約したマーク・レイノルズを充てて、4月は戦うことになる見込みとなっています。

【先発ローテーション】

  1. ジョン・グレイ (右)
  2. タイラー・アンダーソン (左)
  3. タイラー・チャットウッド(右)
  4. アントニオ・センザテラ(右)
  5. カイル・フリーランド(左)

【ブルペン】

  • CLO:アダム・オッタビーノ (右)
  • SET:グレッグ・ホランド (右)
  • SET:ジェイク・マギー (左)
  • RP1:カルロス・エステベス(右)
  • RP1:マイク・ダン (左)
  • RP2:スコット・オバーグ (右)
  • RP3:ジョーダン・ライルズ (右)
  • RP4:ヘルマン・マルケス (右)
  • DL:チャド・ベティス (SP)
  • DL:ハイロ・ディアス (RP)
  • DL:チャド・クオルズ (RP)
  • DL:クリス・ルーシン (RP)

野手の主力に故障が多かったのですが、投手陣にも問題が多く発生しました。

昨シーズンはチームトップの186イニングを投げたチャド・ベティスにガンがあることが発覚し、キーモセラピーなど療養に入るため今季の復帰は難しい状況となっています。

ブルペンで期待されたハイロ・ディアス、チャド・クオルズはともに肘の問題で、まだ正確な復帰のメドは立っていません。

バウンスバックが期待された、2015-16シーズンオフに2年1000万ドルで契約したジェイソン・モットは2016年に続いて、この春のスプリングトレーニングでも不調が続き、DFAされるに至っています。

4. 寸評・評価

打線はシーズンオフの補強でさらに強化され、投手ではプロスペクトして期待されてきたジョン・グレイ、タイラー・チャットウッド、2011年ドラフト1巡目全体20番目指名のタイラー・アンダーソンらがメジャーレベルの先発投手としてのクオリティを持つレベルまで成長しました。

ブルペンも積極的に補強し、今季中にメジャーでの貢献が期待されるジェフ・ホフマン投手、ライメル・タピア外野手らも控えるなど、サプライズを起こす可能性があるチームとして、一躍注目をあびることになりました。

しかし、この春に故障者が投打に続出し、構想していた布陣では開幕を迎えることができなくなっています。それらの選手たちが4月後半から5月にかけて復帰してくるため、そこまで大きく負け越すことなく戦うことが、まずは最低限のラインとなります。

まだ看板の強力打線が、クアーズ・フィールド以外でも機能するかが重要なポイントとなります。

攻撃面の数字は得点、打率、長打率、OPSでリーグトップ、出塁率でリーグ2位、本塁打でリーグ3位とリーグトップの数字を並べることができてはいるのですが、クアーズ・フィールド以外でのパフォーマンスには物足りないものがあり、そこを克服する必要があります。

ホームの81試合では打率.304/出塁率.369/長打率.516/OPS.885、116本塁打、490打点と素晴らしい数字なのですが、アウェイでは同じ81試合で打率.246/出塁率.302/長打率.398/OPS.700、88本塁打、315打点と大きく数字が落ちます。

メジャー全体の平均の数字が打率.255/出塁率.321/長打率.417/OPS.739となっていますので、アウェイでの打線のパフォーマンスはやや物足りないものであると言わざるをえません。

クアーズ・フィールド以外の球場で、ポテンシャルはあるものの経験の浅い先発投手陣と不安が残るブルペンをカバーできるだけの十分な得点を供給できるかどうかが重要な課題となります。

2010年にマネージャー・オブ・ザ・イヤーを獲得したこともあるバド・ブラックを監督に迎え、打線は強力で、若い投手も台頭してきているため、ワイルドカード争いに絡む可能性はありますが、ブルペンにはまだ不安が残りますし、先発投手の経験不足な面があることは否めません。

いろいろな要素がうまく噛み合えば、期待ができる状況にはありますが、選手層など総合的に見て、フルシーズンで同地区のドジャースに勝るのは難しく、ジャイアンツにも見劣りする感があります。そのため、上手くハマった場合にワイルドカードの1枠目、現実的にはワイルドカードの2枠目を争えればという印象のコロラド・ロッキーズです。

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