レッドソックスが8月末までに獲得に動く可能性がある選手は?地元メディアがその候補とリスクを分析

Boston Redsox Top Catch

ボストン・レッドソックスはシーズン終盤にきて先発ローテーションが安定し始め、強力な打線とうまく噛み合い10試合で8勝2敗と浮上しています。

そのレッドソックスにとって引き続き泣き所となっているのがブルペンです。

8月に入ってからのレッドソックスはチーム全体の防御率3.49と安定した数字になっているのですが、これは先発ローテが安定していることによるものです。

先発投手陣は128回1/3で防御率2.86と非常に好調です。その一方でリリーフ投手陣は44回2/3で防御率5.24と不安定な状態が続いています。

8月はクレイグ・キンブレルが防御率1.23と実力を発揮しているものの、ブラッド・ジーグラーが防御率3.86、同じトレードで獲得したフェルナンド・アバットが同7.50、田澤純一に至っては13.50と酷い数字となっています。

そして上原浩治も復帰を目指して調整を続けているものの、まだしっかりとしたメドが立っていませんし、そもそも今季は防御率4.50とこれまでのようなパフォーマンスではありません。

仮にレギュラーシーズンを乗り切ったとしても、接戦が多くなりブルペン勝負になることが多くなるポストシーズンに向けて大きな不安が残る状態となっています。

そのためナショナルズからリリースされたジョナサン・パペルボンの獲得に興味を示したりしています。さらにウェーバーにかけられた投手や、ウェーバーをクリアした投手にも関心を示しているようですが、具体的な合意には至っていないようです。

ボストン・グローブ氏のニック・カファード(Nick Carfardo)氏は、このような現状をWaiver deals would be a gamble for Red Soxという記事で分析しています。

ニック・カファード氏は記事の冒頭で以下のように述べます。

The Red Sox do not have many external solutions for their bullpen issues unless free agent Jonathan Papelbon decides to join his old team, and even that is fraught with peril.
The only relievers who cleared revocable waivers last week and can legitimately be expected to help a team are Kansas City’s Joakim Soria and Oakland’s Ryan
Madson, and they come with the obvious problem of costing a lot of money.

レッドソックスにとって外部からの補強によるブルペンの不安定さを解決する策は乏しく、ジョナサン・パペルボンが契約することくらいしかないが、それも危うくなりかけていると、述べています。

これはパベルボンがすでに2週間ほど実戦で投げていないことになるため、戦力になるような状態にもどるのに時間が必要になるので、レッドソックス側もためらい始めているという情報が念頭にあると思われます。

そして先週ウェーバーをクリアしたリリーフ投手で、かつ戦力アップにつながると考えられる投手はロイヤルズのホアキム・ソリア、アスレチックスのライアン・マドソンくらいしかいないということを伝えています。

しかし、その2人の獲得はさらに多くの費用が必要になることが問題となっていると指摘しています。

ホアキム・ソリアは今季の年俸が800万ドルなのですが、来季は900万ドル、そして2018年は1000万ドルのチームオプションで、破棄する場合には100万ドルを支払う契約となっています。

そのためトレードで獲得するとなると、最低でも来季33歳となるホアキム・ソリアに1000万ドルを負担するリスクを承知の上での動きとなります。

ライアン・マドソンは今季の年俸は667万ドルで、さらに2017年と2018年にそれぞれ767万ドルの契約が残っているため、獲得すれば36歳と37歳の2シーズンを1530万ドル程度で負担するリスクを背負うことになります。

ホアキム・ソリアは53.1回で防御率3.88とイマイチの数字なのですが、最近は調子が上がってきていて8試合連続で無失点となっています。

50.2ライアン・マドソンは50.2回で防御率3.38と、図抜けた数字ではありませんが、ブルペンの8月の防御率が5点台を越えている状況では、グレードアップにつながると考えられます。

ただ、問題はやはり年俸総額が過去最高の1億9789万9,679ドルとなり、2年連続でぜいたく税の対象となることが確実な状況で、さらに来季に残る契約を抱えることになることです。

レッドソックスは引退するデビッド・オルティーズが1600万ドル、今季終了後にFAとなるクレイ・バックホルツが1350万ドル、同じくFAとなる上原浩治と田沢純一の2人で1240万ドル、ブラッド・ジーグラーの550万ドルなどが減る見込みです。

しかし、それらの数字を差し引いても2017年の契約で1億4867万ドルが確定している状態です。

ここに今季活躍し年俸調停で高騰することが確実なイグザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、サンディ・レオンらがいて、ブロック・ホルトもそれなりの金額になることが予想されます。

そこにホアキム・ソリアやライアン・マドソンの契約を加えることになると、さらに来季の補強資金は限定されることになります。

しかも両者ともに年齢的に急激にパフォーマンスが落ちても不思議ではありませんので、レッドソックスにとってリスクの高い選手です。

今季だけを考えれば、この2人を獲得した方が良いと言えるのですが、来季以降を考えるとリスキーな補強となります。

ただ、このままではポストシーズンを勝ち抜くには懸念が多いため、難しい判断をレッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー社長らのフロント陣は迫られることになりそうです。

スポンサーリンク