レッドソックスがクレイ・バックホルツをフィリーズへ!2017年の年俸総額の削減に成功

Boston Redsox Top Catch

レッドソックスはトレードでクリス・セールを獲得したことにより、デビッド・プライス、リック・ポーセロ、エドゥアルド・ロドリゲス、ドリュー・ポメランツ、クレイ・バックホルツ、スティーブン・ライトと5人の先発ローテの枠に7人を抱えることになりました。

そのためドリュー・ポメランツとクレイ・バックホルツの名前がトレード市場で飛び交っていたのですが、契約が1年しか残っていないベテランのクレイ・バックホルツがトレード放出されました。

クレイ・バックホルツをフィリーズにトレードし、その見返りとして受け取ったのは24歳のジョシュ・トビアスというマイナーリーガー1人だけでした。

二塁手のジョシュ・トビアスは各メディアによるMLB全体のプロスペクトランキングに入っていませんし、フィリーズのチーム内のプロスペクトランクでも上位に入っていたわけではありません。

2015年と2016年はいずれも1Aでのプレーにとどまり大学出身の選手としては昇格のペースが早いわけでもありません。

ただ、この2年間の188試合で打率.301/出塁率.362/長打率.439/OPS.801、13本塁打、106打点、22盗塁という成績を残しています。

デーブ・ドンブロウスキー社長はこのジョシュ・トビアスの打撃面を評価して、トレードに応じたと話していますが、1Aレベルのため、まだまだこれからという選手との1対1のトレードに応じたことになります。

一見するとバランスがとれていないトレードです。

ですが、レッドソックス側としてはクレイ・バックホルツの1年1350万ドルをカットしたいこともあり、全額をフィリーズが負担してくれるということもあり、トレードに応じたと考えられます。

レッドソックスはクリス・セール、タイラー・ソーンバーグ、ミッチ・モアランドの獲得で、大きな動きは終えたと考えられているのですが、その結果、年俸総額がぜいたく税のライン目前に達してしまいました。

一連の補強を終えた段階でレッドソックスの年俸総額は1億9300万ドル程度となり、ぜいたく税の基準となる1億9500万ドル目前となっていました。

レッドソックスは2017年もぜいたく税の基準を超過すると3年連続となり、新しい労使協定の内容によると超過分の50%を支払うことになるなど、負担が大きくなる状況です。

さらに2018年シーズンオフのFA市場は非常に豪華なラインナップのため、一旦はぜいたく税の税率をリセットするために、年俸総額を抑制したいレッドソックスです。

このクレイ・バックホルツの1350万ドルを削減することにより、2017年の年俸総額は1億7950万ドルまで抑制でき、ぜいたく税の基準まで1550万ドルの余裕を持たせることができました。

現時点でデーブ・ドンブロウスキー社長は、このオフにこの出来た予算枠を使うつもりはないし、シーズン中の補強も同様の方針であると話しています。

ただ、シーズン中に必要であれば補強に動く可能性は高く、このぜいたく税のラインにおさまる金額の選手を獲得に動くと考えられます。

フィリーズ側からこのトレードを見ていくと、再建モードに入りポストシーズンを狙っているわけではないなかで、1年契約しかないベテランを獲得するメリットは大きくないように見えます。

ですが、主力選手を次々と放出し来季の年俸総額が5900万ドルしかロックされていない状態で、1億8000万ドル規模の年俸総額は負担できる経済力もあるため、バックホルツの1350万ドルの負担は難しいことではありません。

フィリーズは若い選手に過剰な負荷がかからないようにハウィー・ケンドリック、パット・ネシェック、ホアキン・ベノワ、ダニエル・ナバなどのベテラン選手を獲得しています。

クレイ・バックホルツもそれと同様の役割を期待されることになります。

また再建モードのチームで重要になるのはメジャーレベルでの若い選手の育成と、出来る限りファームの層を厚くすることです。

トレード期限前にはクオリファイング・オファーを受諾したジェレミー・ヘリクソン、クレイ・バックホルツ、ハウィー・ケンドリック、そしてリリーフのネシェック、ベノワは交換要員としても期待されることになりそうです。

様々な思惑が合致してのトレードで、レッドソックスはより身軽になり、フィリーズは再建をすすめる上での足場を固めるものとなりました。

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