レッドソックスがモアランドと2年で再契約 – 今後の補強への影響は

Boston Redsox Top Catch

レッドソックスはウィンターミーティング中にはJ.D.マルティネス、エリック・ホズマーの両者の獲得に動いているとの報道がなされました。

このオフのFA市場では野手のトップ2を両獲りするかと思われたレッドソックスでしたが、蓋をあけてみればFAとなったミッチ・モアランドと2年で再契約を結ぶという動きが先行することになりました。

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ミッチ・モアランドとの再契約は吉と出るのか?

ミッチ・モアランドとの契約は2018年と2019年ともに年俸650万ドルで2年総額1300万ドル。それにプラスして打席数による出来高100万ドルがつく契約というものだと伝えられています。この再契約により去年と全く同じ打線が組めるようになりました。

基本的には守備力に優れるミッチ・モアランドが右投手の時には一塁守備につくことが確実となり、指名打者のポジションがメインも、左投手のときにはハンリー・ラミレスが一塁に入るという編成が想定されることになりました。

昨シーズンオフにミッチ・モアランドと契約した際には、これで打線は十分に機能するとデーブ・ドンブロウスキー社長は踏んで、大物野手の補強は行わず、年俸総額の抑制を優先しました。その結果、2017年の打線の得点力不足、長打力不足が課題になったことを考えると、非常に物足りない第一弾補強です。

ミッチ・モアランドの2017年は149試合で打率.246/出塁率.326/長打率.443/OPS.769、22本塁打、79打点という成績でした。FA前の2年間は本塁打が23本、22本、OPSが.812、.720と推移していましたので、2018年に大幅な上積みがあることは期待しにくいものがあります。

またデーブ・ドンブロウスキー社長がシーズンオフ当初から示していたインパクトのある中軸の補強という方向性は大きく異なるものです。そのためか、ドンブロウスキー社長にしては珍しく次の補強に動くことを明かしています。

“We still continue to feel that we have the opportunity to add someone else to our club from an offensive perspective,” Dombrowski said during a conference call. “That won’t be a first baseman. But we feel we have a DH — that between Hanley [Ramirez] and if I could find someone else — [and] outfield spots that would give us plenty of at-bats and opportunities for someone to contribute in a full-time fashion.”

引用元:ESPN

「攻撃面での戦力アップにつながる補強のチャンスがあると私たちは感じている。」こと、そしてターゲットとなるのは「一塁手ではない。ハンリー・ラミレスの他にももう一人の指名打者、フルタイムに近いかたちで打席に立つことができる外野手」であることをコンファレンスコールで明かしたことが伝えられています。

このプロファイルにピッタリとあてはまるのがJ.D.マルティネスとなります。

レッドソックスは外野にムーキー・ベッツ、アンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアの3人がいるため、契約できた場合には、J.D.マルティネスは指名打者専任になるのではないかとの予想がありました。

しかし、J.D.マルティネスは指名打者が嫌だというわけではないが、できるならば外野での出場機会が多いほうが望ましいと発言しています。そのため地元メディアはレッドソックスが獲得するためには、他球団よりも良い条件提示が必要になるのではないか?との予想が流れはじめていました。

デーブ・ドンブロウスキー社長のこの発言は、このようなJ.D.マルティネスの希望にも配慮しているようにも受け取れるものです。

レッドソックスにとって大本命がJ.D.マルティネスだと考えられる状況になりつつあるのですが、この獲得に失敗するとインパクトのある補強が難しくなる可能性があります。

指名打者/外野手タイプでインパクトのある選手はFA市場で見当たらなくなりますし、レッドソックスのプロスペクトの層が薄くなったこともあり、トレードでその補強を行うのは簡単ではないためです。

ローガン・モリソン、アダム・リンド、マイク・ナポリ、ヨンダー・アロンソ、ルーカス・デューダなど、長打力のある人材がだぶついている一塁を先に埋めたのは、意外なところではありました。デーブ・ドンブロウスキー社長がどのような勝算のもとでミッチ・モアランドの再契約を先行させたのか、今後の成り行きが注目されます。

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