レッドソックスの年俸総額は2億3000万ドル(248億円)超に!MLBの2018年最高額となることが濃厚に

Boston Redsox Top Catch

ボストン・レッドソックスの年俸総額は2015年に1億9900万ドル、2016年に2億400万ドルを記録し、いずれもぜいたく税の対象となりました。

しかし、2017年シーズン終了時には年俸総額を1億9100万ドルまで圧縮することで、1億9500万ドルの基準額以内となったため、ぜいたく税の対象外となり、その税率はリセットされることになりました。

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米メディアがレッドソックスの2018年の年俸総額を試算

そのためシーズンオフ当初からオーナーであるジョン・ヘンリー氏も補強に資金を使うことにゴーサインを出していました。

ボストン・レッドソックスは2015年に年俸総額が、ぜいたく税の基準である1億8900万ドルを超過した後、2016年は1億8900万ド...

ただ、年俸調停でムーキー・ベッツが1000万ドルを越える金額を手にするなどしたため、当初に予想されたほどには資金を投入できませんでした。

メジャー契約での補強はJ.D.マルティネスに5年1億1000万ドルを投資したものの、それに続くのはミッチ・モアランドの2年1300万ドル、エドゥアルド・ヌニェスの2年800万ドルにとどまっています。

1億9700万ドルに設定されたぜいたく税の基準額以内に抑制することは、すでに難しかったのですが、レッドソックスは2億3700万ドルを越えることだけは回避したい考えがあったためです。

ボストン・レッドソックスは2017年にぜいたく税を回避したことで、2015年からの2年連続で超過していたことによる税率をリセットする...

新労使協定によるぜいたく税の主なルールは以下のとおりとなっています。

  • 1回目の基準額超過は超過分の20%(2年連続は30%、3年以降は50%)
  • 基準額の超過額が2000万ドルから4000万ドルの間は、12%の税率が上乗せされ32%に上昇
  • 基準額を4000万ドル超過すると、1年目は42.5%の税率が上乗せされて74.5%に上昇。2年目以降は45%が上乗せされ75%に上昇。
  • 基準額を4000万ドル超過すると、翌年の最上位のドラフト指名権の順番が10番後ろに

もし2億3700万ドルを越えてしまうと、超過した金額の74.5%の支払い義務が生じるだけでなく、最上位のドラフト指名権の順番が下がってしまうというペナルティを受けることになります。

そのためJ.D.マルティネスとの交渉も待つことを続け、何とか2億3700万ドルを越えない金額に抑えることに成功しています。

ESPNのスコット・ラウバー氏がレッドソックスのぜいたく税の計算上での2018年の年俸総額を試算しています。

ぜいたく税の計算では長期契約はその年の実際の支払額ではなく、平均年俸で計算されることになっています。そのためJ.D.マルティネスの1年目の年俸は2500万ドルと見込まれていますが、計算上では2200万ドルとなります。

スコット・ラウバー氏の試算に契約の内容を加えたものは以下の表のとおりとなっています。

# 選手名 年俸(契約)
1 デビッド・プライス 3100万ドル(7年2億1700万ドル)
2 ハンリー・ラミレス 2200万ドル(4年8800万ドル)
3 J.D.マルティネス 2200万ドル(5年1億1000万ドル)
4 リック・ポーセロ 2062万5000ドル(4年8250万ドル)
5 ダスティン・ペドロイア 1375万ドル(8年1億1000万ドル)
6 クレイグ・キンブレル 1300万ドル(チームオプション行使)
7 クリス・セール 1250万ドル(チームオプション行使)
8 ムーキー・ベッツ 1050万ドル(年俸調停1年目)
9 ドリュー・ポメランツ 850万ドル(年俸調停3年目)
10 ザンダー・ボガーツ 705万ドル(年俸調停2年目)
11 ミッチ・モアランド 650万ドル(2年1300万ドル)
12 ジャッキー・ブラッドリー 610万ドル(年俸調停2年目)
13 エドゥアルド・ヌニェス 400万ドル(2年800万ドル)
14 ジョー・ケリー 382万5000ドル(年俸調停3年目)
15 エドゥアルド・ロドリゲス 237万5000ドル(年俸調停1年目)
16 ブロック・ホルト 222万5000ドル(年俸調停2年目)
17 タイラー・ソーンバーグ 205万ドル(年俸調停2年目)
18 サンディ・レオン 195万ドル(年俸調停2年目)
19 クリスチャン・バスケス 142万5000ドル(年俸調停1年目)
20 スティーブン・ライト 110万ドル(年俸調停1年目)
21 カーソン・スミス 85万ドル(年俸調停1年目)
22 ブランドン・ワークマン 83万5000ドル(年俸調停1年目)
パブロ・サンドバル 1845万5000ドル(1900万ドル-55万ドル)
年俸調停前の選手 500万ドル(MLB最低年俸3名+40人枠15名)
保険等 1400万ドル
2018年年俸総額(ぜいたく税計算上) 2億3161万5000ドル

年俸調停前の選手ではアンドリュー・ベニンテンディ、ロエニス・エリアス、ヒース・ヘンブリー、ブレイク・スワイハート、マルコ・ヘルナンデス、サム・トラビス、ブライアン・ジョンソン、ラファエル・ディーバスなどがいます。ブライス・ブレンツはパイレーツにトレードに出されています。

パブロ・サンドバルの5年9500万ドルの契約が2018年と2019年の2シーズン残っていて、大きな足かせとなっています。トレードではなく、リリースされた後に契約しているため、ジャイアンツはメジャー最低年俸分のみ負担することになっています。

すでに2億3161万5000ドルに達していて、1億9700万ドルのラインを大きく超過しています。他にラインを越える見込みなのはワシントン・ナショナルズですが2億ドル前後で、ドジャース、ヤンキース、カブス、ジャイアンツらはぜいたく税を回避する姿勢を堅持しています。

そのため2018年はボストン・レッドソックスが両リーグ最多の年俸総額となることが濃厚です。

すでに2億3700万ドルのラインも目前に近づいていて、補強予算枠は530万ドル程度しか残っていないものと考えられます。シーズン終了後にはインセンティブの金額も加わりますので、更に余裕はなくなります。

シーズン中も含めて、さらなる補強を行う場合には、何かしらのかたちで年俸調停権の有資格者もしくは複数年契約の高額年俸選手を放出することが必要となりそうです。

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