レッドソックスの補強ポイントは?地元メディアが2017-18シーズンオフを展望

Boston Redsox Top Catch

地区2連覇を果たしたものの、2シーズン連続でディビジョンシリーズで敗退することになってしまったボストン・レッドソックスです。

デビッド・オルティーズの穴を埋める方法として、野手を獲得するのではなく、投手陣の強化を選んだ2017年シーズンでしたが、レギュラーシーズンでは結果につながりました。

しかし、ポストシーズンを勝ち進めなかったことで、来季に向けてさらなるテコ入れ、戦力アップが必要になっています。

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地元メディアのひとつであるプロビデンスジャーナルが“How can the Red Sox improve in 2018?”というタイトルの記事で、レッドソックスの補強ポイントについて分析しています。

レッドソックスのコアとなる主力選手は投打ともに20代の選手で構成されていて、その大半が来季もチームに戻ってくる見込みとなっていますので、基本的にはポジティブな見通しとなることを記事を書いたティム・ブリットン氏は認めています。

ただ、若い優秀な選手がチームのコアになっているという点ではライバルとなるアストロズ、インディアンス、ヤンキースも同様で、それらのチームの展望も明るく、来季上回るためには戦力アップが必要だとブリットン氏は主張します。

投手陣に関しては、先発ローテはデビッド・プライスとスティーブン・ライトの健康状態に多少の不安があるものの、クリス・セール、ドリュー・ポメランツ、リック・ポーセロ、エデュアルト・ロドリゲスと6人が候補として来季を迎えることになります。

ブルペンもクレイグ・キンブレルを中心としたメンバーの大半がそのまま戻ってくるところに、カーソン・スミスとタイラー・ソーンバーグが加わることで、さらに良くなる期待もできます。

このように投手陣には大きな不安がないのですが、逆に大きな戦力アップも期待しにい現状ではあります。しかし、打線の方はそうではないとブリットン氏は述べています。

外野のベッツ、ブラッドリー・ジュニア、ベニンテンディの3人が固定で、サードはラファエル・ディバース、ショートはザンダー・ボガーツ、セカンドはダスティン・ペドロイア、ファースト・指名打者にハンリー・ラミレス、キャッチャーはクリスチャン・バスケスと多くのポジションが固定されている状態です。

ブリットン氏は、ラファエル・ディバースが台頭していることで三塁の穴が埋まりそうなのは明るい話題ではあるものの、今年のアンドリュー・ベニンテンディがチーム全体の得点力低下をカバーするには至らなかったように、過大な期待をかけるのは賢明ではないとして、主砲クラスの選手の獲得に動くことを予想しています。

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ブリットン氏は以下のように書いています。

This is the part where you pine for Giancarlo Stanton and we point out its lack of wisdom. The Marlins slugger is coming off a 59-homer season, has a swing that could obliterate Fenway Park and should be available in a deal. He’s also owed $295 million over the next 10 seasons and had averaged 121 games per season before this year. There’s a reason Miami wants to trade him now.

The Red Sox would seem to be able to get a similar talent at a significantly lower price on the free-agent market. J.D. Martinez actually slugged a higher percentage than Stanton even this season, hitting home runs at a greater rate while with Detroit and Arizona. Considering the fashion in which power has been devalued — the salaries for power hitters were down last winter; Martinez and others like him moved for relatively little this summer — it’s unlikely Martinez costs even half of Stanton’s salary.

デビッド・オルティーズが引退したことで、華のあるスラッガーが不在となってしまいました。その影響もありジャンカルロ・スタントンの獲得を期待する声があります。
フェンウェイパークでスタントンがプレーすればどれだけの本塁打数になるのかというのは大きな魅力ではあります。

ただ、「10年2億9500万ドルという巨額の契約が残っている」こと、「平均で121試合しか出場できていない」ことなどを理由に、マーリンズが今すぐにでも放出したいスタンスとなっていることを考えると、獲得に動くのは賢明ではありません。

それならば同様の力量を持ち、なおかつ安い金額で獲得できるJ.D.マルティネスの方が良いとして、その理由をブリットン氏は述べています。

本塁打数はスタントンが59本で、J.D.マルティネスが45本です。しかし、スタントンが159試合692打席での数字であるのに対して、マルティネスは119試合489打席でのものです。本塁打のペースはマルティネスが10.9打席で、スタントンは11.7打席となりますので、スタントン以上の勢いで本塁打を量産していました。

経済的な観点では、昨シーズンオフのFA市場と今年の夏のトレード市場で、パワーヒッターの価値が上昇しなかったという現実があります。
打率.303/出塁率.376/長打率.690/OPS1.066という数字を残したマルティネスと言えど、市場の動向を踏まえるとスタントンの半分以下に投資を抑えることができるのではないかとブリットン氏は予想しています。

このようにスタントンと同様の力量を持つ選手でありながら、なおかつ年俸総額への圧迫を抑えることができるJ.D.マルティネの方がフィットするだろうとブリットン氏は考えているようです。

ライトがポジションのJ.D.マルティネスですが、レッドソックスの外野は布陣が固まっていることが問題とはなります。
しかし、J.D.マルティネスを指名打者として起用し、ハンリー・ラミレスに休養が必要な時に外野を守るという編成で、ラインナップに組みこむことができるとブリットン氏は述べています。

ボストン・グローブの名物記者であるニック・カファード氏も、デーブ・ドンブロウスキー社長がタイガースGM時代にJ.D.マルティネスを獲得しているつながりがあるので、獲得に動くことになるだろうとオフの動きを予想するなど、レッドソックスの名前とともに噂が流れることが多くなりそうな気配です。

ただ、多くのチームがJ.D.マルティネスに関心を寄せる事は確実なため、バックアップのプランとして、ファーストを守れるジェイ・ブルース、カルロス・サンタナも獲得の候補となると、ブリットン氏は言及しています。
左打ちのパワーヒッターはフェンウェイパークにはフィットしますので、この2人も悪くない選択肢です。

2016年は両リーグトップの878点を叩き出したレッドソックス打線でしたが、2017年は785で両リーグ10位に得点力が低下してしまいましたし、本塁打数の記録ができたシーズンに前年より40本少なく168本塁打に減らしてしまいました。
アストロズ、ヤンキースというような強力なライバルチームに競り勝つためには打線のテコ入れをしておきたいところです。

2017年は年俸総額を抑制することを優先したこともあり、ぜいたく税のラインである1億9500万ドルは下回って税率はリセットされると見込みです。そのためこのシーズンオフは補強には動きやすくはなります。
ただ、来季の確定契約分の年俸が1億4562万ドルと高額で、さらに主力選手が年俸調停権を有していて5000万ドルが、さらに上積みされる可能性があり、すでに来季のぜいたく税のラインである1億9700万ドルは目前ではあります。

大型トレードを連発したことで、プロスペクトランキングのトップ100にランクされている有望株は1Aのジェイ・グルーム、2Aのマイケル・チャビスの2人だけに減っていて、大きな動きはしにくいファームの状態ともなっています。

ヤンキースの追撃を振り切れるようなロースターを、デーブ・ドンブロウスキー社長が2018年に作れるのか注目されます。

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