レッドソックスのハンリー・ラミレス放出の試みは難航・・・2019年のオプションが高いハードルに

Boston Redsox Top Catch

レッドソックスはミッチ・モアランドと2年契約で再契約し、まずは一塁のポジションを埋めることを選びました。

その結果、より鮮明となったのがレッドソックスにとってエリック・ホズマーはもはやターゲットではなくなったことと、外野手/指名打者のJ.D.マルティネスが意中の選手であることです。

スポンサーリンク

J.D.マルティネスを活かせるスペースを作る必要性

ミッチ・モアランドを獲得したことにより、エリック・ホズマーだけでなく、ホワイトソックスのホセ・アブレイユも選択肢から外れることになりました。そのためレッドソックスはJ.D.マルティネスを逃してしまうと、FAとトレードの両面で大砲を獲得することは難しくなってきます。

ただ、レッドソックスはJ.D.マルティネスを獲得しても、その能力を最大限に活かすにはロースター上の問題を解決する必要があります。指名打者も外野も選手で埋まっているためです。

一塁のメインは足の故障がありながらも149試合に出場したミッチ・モアランド、指名打者にはハンリー・ラミレス、外野にはムーキー・ベッツ、アンドリュー・ベニンテンディと昨年のレギュラーが揃っています。

指名打者のハンリー・ラミレスを放出するか、外野手の3人の誰かを外すことをしないとJ.D.マルティネスを打線に組み込むことができません。

外野手のトレードで頻繁に名前が上がっているのがジャッキー・ブラッドリー・ジュニアです。ただ、2018年シーズン開幕時で27歳と若く、FAまで3年チームがコントロールできる選手です。攻撃面は落胆と言える2017年でしたが、そこから立ち直って2016年のような活躍の期待ができますし、守備力は変わらずに素晴らしい水準を維持しています。

そのようなジャッキー・ブラッドリーを放出するよりも、4年8800万ドルに見合うような成績は2016年しか残せていないハンリー・ラミレスを放出するほうがレッドソックスにとってはよりベターな選択肢です。

ハンリー・ラミレスは2018年に2200万ドルの契約が残り、打席数の条件を満たせば2019年に2200万ドルで自動更新されるオプションが設定されています。J.D.マルティネスを獲得した場合には2800-3000万ドルくらいの金額が上積みされることが予想されますが、ラミレスを放出できればその金額を吸収しやすくなります。

ただ、レフト、ファースト、指名打者でイマイチな成績しか残せていないハンリー・ラミレスをトレードする相手を見つけるのは簡単ではありません。

2019年のオプションがトレード交渉を困難に

NBCスポーツ・ボストンのエバン・デルリッチ氏は以下のようにツイートしています。

「レッドソックスは2018年の年俸をいくらか負担することで、ハンリー・ラミレスをトレード放出しようとしている噂がある。しかし、相手を見つけることができない。打席数により有効になる2019年のオプションが、それを非常に難しいものとしている。」とデルリッチ氏はツイートしています。

ハンリー・ラミレスの2019年のオプションは、(1) 2017年と2018年の2シーズンで1050打席に到達、(2) 2018年シーズン終了後のメディカルチェックをクリア、という2つの条件をみたすことで自動的に2200万ドルで更新されます。

2017年のハンリー・ラミレスは肩の痛みなどにより133試合の出場にとどまりました。それでも打席数は553となったため、2018年に497打席に立てば2019年の契約が有効になります。120試合程度に出場すれば達成可能なため、比較的容易に達成できる条件です。

トレードで獲得するチームからすると、2018年の年俸をレッドソックスが一部負担してくれても、35歳のシーズンとなる2019年の2200万ドルを引き取ることになる可能性が高いことを考えると、リスクの方が大きすぎます。
また指名打者専任として起用するには物足りない攻撃面での貢献度であることを考えれば、なかなかハンリー・ラミレスをひきとるようなチームが現れないことは、ごく自然なことです。

それでもハンリー・ラミレスを放出しようとするのであれば、プロスペクトやメジャーレベルの若い選手を抱き合わせて放出することに応じる必要に迫られる可能性が高くなります。であるならば、シンプルにジャッキー・ブラッドリーを単独で放出するというのも検討せざるをえなくなります。

ミッチ・モアランドと再契約したことで、逆に選択肢が狭くなってしまった感が否めません。そのような中で、スコット・ボラスが代理人を務めるJ.D.マルティネスを仕留める必要があり、仮に獲得できても次なるトレード等での整理がないとロースターのバランスが悪くなってしまう印象です。

J.D.マルティネスの獲得と、それに伴うハンリー・ラミレスの放出を含めたロースターの整理を、バランス良く行うことができるの注目されます。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています