レッドソックス幹部が2014年シーズン終了後のFA市場での大型投資を明言!2015年の巻き返しへ積極的な補強に

レッドソックスは、シーズン中のトレードで、ヨエニス・セスペデスとアレン・クレイグという強打の外野手を獲得し、打線の面では一定の強化が達成できました。

その一方で放出した主力投手がいなくなった後の先発ローテの枠に入っている若い投手のプロスペクトが期待されたパフォーマンスを発揮できず、投手陣の整備はこのオフの急務の課題となっています。

そのレッドソックスのチェアマンであるトム・ワーナーがボストンの地元FM局であるWEEIの番組に、2014年シーズン終了後のFA市場で大きく動くことを明言しました。

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チーム幹部がFA市場で積極的な補強に動くことを明言

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チェアマンのトム・ワーナーは、「2015年に競争力を取り戻すために固い決意をしている」と述べ、このオフに多くの資金を動かす準備をしていることを、FM番組内で示唆しました。

トム・ワーナーは「2012年のドジャースとの大型トレードによって、予算に余裕が生まれ、柔軟性がある状態になっている」と述べ、「私たちはフロントラインの才能を持つプレーヤを加えることが必要だと認識している」とFA市場でもトップクラスのプレーヤーの獲得に動く方針であることを明らかにしています。

もちろん予算に制限がないわけではないとはするものの、「多くの資金を持っているので、決意してFA市場に挑む」と付け加えています。そのためレッドソックスが、このオフのFA市場で大きく動くことがほぼ確実になったと考えられます。

そしてこの動きを決意させているのは、期待されたプロスペクトたちが思ったようにブレイクしなかったことが大きな理由の1つといえる状況です。そのことについてもトム・ワーナーは認めていて、若い選手が成長している兆候がないわけではないが、期待されたとおりでは無かったことを認めています。

ジャコビー・エルズベリーなどのFA選手をひきとめず、イグザンダー・ボガーツとジャッキー・ブラッドリーjr.など複数の若い選手を主力に加える選択をしましたが、うまく機能しなかったことは明白です。

期待されたプロスペクトがブレイクしなかった2014年のレッドソックス

イグザンダー・ボガーツとジャッキー・ブラッドリーjr.の9月11日時点の成績は以下のとおりとなっています。

  • イグザンダー・ボガーツ
    131試合482打数/打率.237/本塁打11/打点37/出塁率.301/長打率.365
  • ジャッキー・ブラッドリーjr.
    116試合352打数/打率.213/本塁打1/打点30/出塁率.285/長打率.287

イグザンダー・ボガーツが期待されたパフォーマンスを発揮できなかったため、シーズン途中にスティーブン・ドリューを連れ戻すという付け焼刃的な動きも生まれてしまいました。

レッドソックスにとって明るい材料は、9月に入ってからのボガーツは10試合で打率.375/本塁打3/打点7/出塁率.390/長打率.700と、中軸で20本塁打を打てる内野手になると評価されていた片鱗を見せ始めてはいます。

しかし、5月に打率.327を記録した後の6月に、打率.135と極度の不振に陥ったこともあり、まだまだ完全に信頼できるという状態ではありません。

ジャッキー・ブラッドリーjr.は守備面では強肩を披露し、補殺数もア・リーグのトップクラスですが、いかんせん打撃が低迷し、ジャコビー・エルズベリーの穴の大きさを痛感させる結果となりました。

そしてレッドソックスは投手のプロスペクトも豊富と評価されていて、それらの投手に枠を与えるため、ジェイク・ピービやジョン・ラッキーを放出した面もあったのですが、その世代交代も残念ながらうまくいっていません。

2014年開幕前のMLB.comによるプロスペクトランキングで46位と評価されていたアレン・ウェブスター。そしてシーズン中に更新された最新のプロスペクトランキングでは77位評価のアンソニー・ラナウド。そして期待されて多くのチャンスを与えられているブランドン・ワークマン

これらの3人はいずれも防御率5点台から6点台と低迷しています。そして今のメンバーではエース格となるべきクレイ・バックホルツも防御率5点台。移籍したジョー・ケリーは、移籍後7試合の投球内容を見る限り、フロントラインの投手とは考えられない状態です。

これらの投手の成績は以下のとおりとなっています。ジョー・ケリーは移籍後の成績です。

  • クレイ・バックホルツ
    25試合146.1回/防御率5.29/7勝8敗/奪三振112/WHIP1.40
  • ブランドン・ワークマン
    18試合(先発14)82.0回/防御率5.27/1勝9敗/奪三振64/WHIP1.39
  • アレン・ウェブスター
    8試合40.1回/防御率6.47/3勝3敗/奪三振26/WHIP1.61
  • ジョー・ケリー
    7試合41.0回/防御率3.95/1勝2敗/奪三振30/WHIP1.34
  • アンソニー・ラナウド
    5試合26.2回/防御率5.40/3勝2敗/奪三振10/WHIP1.54

このような状況のため来季に向けて先発ローテのメドが立たない状況のレッドソックスです。

2014年オフの補強予告は同じ失敗を繰り返さないための決断

2013年にワールドシリーズを制覇した後に、FAとなった主力選手をあまり積極的には引き止めなかったレッドソックスでした。その結果、エルズベリー、サルタマッキア、ドリューらが流出し、昨年のような攻撃力は完全に影を潜めました。

もしレッドソックスが昨シーズンオフと同様に、来季も内部のプロスペクトの昇格に頼る戦略をとるとするなら、ウェブスターやラナウド、そして最近MLBに昇格したマット・バーンズらに先発ローテを託すことになります。

しかし、今年の状況を見れば、過大なプロスペクトの成長への依存は、あまりにもリスクが大きい戦略と言わざるをえません。そのためレッドソックスの幹部が、プロスペクトに頼りすぎずに、FA市場で必要な補強をすることの必要性と重要性を再認識しているであろうことは間違いありません。

資金がなくドラフトやトレードで獲得したプロスペクトに頼らざるをえないチームもありますが、レッドソックスはそうではありません。

元々、資金力はあるチームで、その上にジョン・ラッキーやジェイク・ピービらがいなくなったことで、さらに予算に余裕が生まれている状況のレッドソックスです。

すでに補強の候補としてトレードに出したジョン・レスター。そしてFAとなる可能性が高く、ア・リーグ東地区での実績もあるロイヤルズのジェームズ・シールズ。さらにはかつてレッドソックスに所属したジャスティン・マスターソンなども候補として名前が上がっています。

またリリーフ陣も、シーズン終盤に上原が不振に陥るなど、再契約した場合でも不安が残るのは事実で、ブルペンの補強も必要としています。

2015年の覇権奪回に向けて、レッドソックスが2014年シーズンオフのFA市場で、投手の補強で大きく動く可能性が高いため、オフの動向が注目を集める球団の一つになりそうです。

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