レッドソックスはブルペン補強が急務!地元メディアが危機感

レッドソックスとインディアンスの8月20日からの3連戦はア・リーグのポストシーズンを占う試金石になると考えられていました。

インディアンスはトレード期限前のブルペン補強が功を奏し、8月は15勝4敗と一気に調子上げ、地区首位を独走しています。

レッドソックスも同様に地区首位を独走状態なのですが、ブルペンに不安感が増しつつあり、地元メディアは警鐘を鳴らし始めています。

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WARはメジャーベストのブルペンも・・・・

マサチューセッツ州の電子ニュースメディアであるMassLive.comのクリストファー・スミス氏は以下のように述べています。

The Red Sox bullpen leads all major league ‘pens in Wins Above Replacement (4.5), per Baseball-Reference.com.

But the eye test from watching this team all year says Red Sox president of baseball operations Dave Dombrowski needs to complete a waiver trade for a reliever before the Aug. 31 deadline.

『ベースボール・リファレンスによるとレッドソックスのブルペン全体のWAR(Win Above Replacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)は+4.5とメジャーでベストとなっている。』という事実を伝えた後に、『今年のレッドソックスを見続けている専門家たちはデーブ・ドンブロウスキー社長は8月31日のウェーバー・トレード期限までにリリーフ投手を獲得すべきだと話している』と述べています。

インディアンスは7月末のノンウェーバー・トレード期限前にパドレスからブラッド・ハンドを獲得したことが、チームが重上昇するキッカケとなりました。その移籍後のブラッド・ハンドは14回1/3を投げて、自責点はわずかに2点のみで、防御率1.26、奪三振率11.6、与四球率2.5、WHIP0.98と素晴らしい成績を残しています。

8月に入って戦列に復帰したアンドリュー・ミラーが7回2/3で防御率1.17、奪三振率10.6、被打率.115と圧倒的な姿を取り戻しているため、最も攻略が困難な勝ちパターンのリリーフ投手をインディアンスは抱える状態となりました。

The addition of Hand combined with Andrew Miller’s return from the DL arguably makes Cleveland’s bullpen the best in baseball heading into the postseason.

“We knew coming into the series that’s their strength now compared to early in the season,” Red Sox manager Alex Cora said. “It’s tough to match up.”

クリストファー・スミス氏は「アンドリュー・ミラーとブラッド・ハンドがコンビを組むことになった結果、インディアンスのブルペンは間違いなくメジャーでベスト言える布陣でポストシーズンを向かおうとしている」とした上で、コーラ監督の言葉を伝えています。

アレックス・コーラ監督も「シーズン序盤と比較して、このシリーズではブルペンが彼らの強みとなっていることを私達は知っている。ここにマッチアップするのは簡単ではない」と認めています。

7月末のノンウェーバー・トレード期限前には、多くのメディアが「レッドソックスはブルペンの補強が必要だ」と分析していました。しかし、デーブ・ドンブロウスキー社長はブルペン補強は行いませんでした。その理由として「ブルペンは十分に素晴らしく、新たに内部から戦力が加わったため、補強は必要ない」とドンブコウスキー社長は説明していました。

その新たな内部からの戦力がタイラー・ソーンバーグとライアン・ブレイジアの2人なのですが、その2人が期待通りではないとクリストファー氏は指摘します。

Dombrowski said the emergence of Braiser and Thornburg allowed him to stand pat. But Thornburg hasn’t been too effective in August with a 1.57 WHIP (eight hits, including two homers, four walks, 7.2 innings).

タイラー・ソーンバーグの8月のWHIP(与四球と被安打の合計を投球イニングで割った指標)は1.57とランナーを背負うことが多く、7回2/3で2本の本塁打を含む被安打8、与四球4と悪いことが伝えられています。

さらにタイラー・ソーンバーグが起用されている場面を見ても、重要な局面でないことがほとんどで、ベンチから全幅の信頼を得ていないことは明白だとクリストファー氏は指摘します。

さらに以下のような懸念材料が、レッドソックスのブルペンにはあるとクリストファー氏は述べています。

  • クレイグ・キンブレルを除いたリリーフ陣の中で、最も信頼ができる投手で、セットアップマンのマット・バーンズが8月は7イニングで被本塁打2、自責点4の防御率5.14と調子を落としている。
  • マット・バーンズは、シーズン後半に調子を落とす傾向があり、2016年は前半に35試合で防御率2.93の後、後半は27試合で防御率6.08、2017年は9月に防御率5.59を記録するなどした結果、後半戦の防御率は4.30に終わり、ポストシーズンのロースターから外れている。
  • ジョー・ケリーは6月と7月の23試合での防御率は8.35。8月の7回2/3での防御率2.35は良いものの、被打率は.290と打者にしっかりと捉えられている。

ウェーバーでクレームしたとしても、両リーグ最高勝率のため優先順位は30番目となるため、インパクトのある投手を獲得するのは簡単ではありません。

それでもなお、昨年のアストロズがジャスティン・バーランダーを獲得したように、何かしらのブルペン補強をデーブ・ドンブロウスキー社長は行うべきだとクリストファー氏は述べています。

クリストファー氏が指摘する以外でも、ブランドン・ワークマンも調子を落とし気味で、8月の防御率2.08は良いものの、後半戦全体の防御率は4.22と前半に比較して落ちてきてはいます。

ポストシーズンを戦う相手となる可能性が高いアストロズ、ヤンキース、インディアンスはいずれもブルペンが安定していて、打線が強力なレッドソックスと言えど、毎回打ち崩す期待はできません。

一方で、それらのチームは得点力に困るような布陣ではないため、レッドソックスのブルペンに不安を感じさせる面があることは否定できません。ただ、インパクトのあるブルペン補強を行いたくても、インディアンス、アストロズ、ヤンキースがクレームしてブロックできるため、それも簡単ではありません。

2年連続のディビジョンシリーズ敗退という壁を乗り越えるために、デーブ・ドンブロウスキー社長が何かしらの道を見出して補強するのか、それとも現状の戦力の立て直しに期待するのか、8月31日までの1週間あまりの動きが注目されます。

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