レッドソックスが、このシーズンオフにFA市場で積極的に動くことは、チーム幹部が早い段階で表明していました。
その言葉通りにジョン・レスターに6年1億1100-1200万ドル、パブロ・サンドバルに5年9500万ドルを提示したと報道されています。
しかし、これだけではないようで、ドジャースからFAとなったハンリー・ラミレスの獲得にも積極的に動いているとの情報が伝えられています。
ハンリー・ラミレスとレッドソックスが合意に向けて急接近との報道が
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レッドソックスがハンリー・ラミレスの獲得に積極的に動いているとの情報を伝えているのは、CBSスポーツのジョン・ヘイマンとボストンFM局WEEIのアレックス・スピアーです。
両者ともに関係者からの情報として、ポジションをどこにするかの構想はわからないものの、ハンリー・ラミレスの獲得にレッドソックスが動いていて、ここにきて急速に合意に向けて動き始めていると伝えています。
ハンリー・ラミレスは、FA交渉が解禁されるにあたって、ショートだけでなく、サード、ファーストの内野に加えて、レフトなどの外野を守ることを受け入れることを示唆しました。
ショートの守備に関してはメジャーのレギュラークラスでは最低レベルとの評価があるため、ショートだけでは価値が低くなることを把握していたため、先手を打って、ハンリー・ラミレス側が交渉の間口を広げました。
このことによって、右打ちの外野手や一塁・DHを補強ポイントしてしていたマリナーズなどが積極的に動いていたのですが、レッドソックスも早い段階から興味を示していると報じられていました。
CBSスポーツのジョン・ヘイマンは、MLB関係者の声として、ハンリー・ラミレスはレッドソックス行きを好むだろうとの観測を伝えています。
そして、ハンリー・ラミレスがレッドソックスに在籍していたこと、ベン・チェリントンGMのことをよく知っていること、友人でありメンター(師・助言者)であるデビッド・オルティーズがいることが、その予測の根拠だと付け加えています。
デビッド・オルティーズはパブロ・サンドバルとレッドソックス幹部の会談にも同席したとも伝えられていますので、ここでもその存在感を発揮しています。
WEEIのアレックス・スピアーは、あるエバリュエーターが「私が見てきた選手の中でマニー・ラミレスに一番近い右打者だ」と評価していると述べて、このオフの中でもベストの打者であるとしています。
そのためWEEIのアレックス・スピアーは、パブロ・サンドバル獲得に失敗した場合の保険かもしれないとも付け加えてもいますが、同時にサンドバルとラミレスともに契約する可能性も否定できないようです。
ヨエニス・セスペデスのトレードを加速させる可能性も
仮にデビッド・オルティーズ、パウロ・サンドバル、ハンリー・ラミレスの3人が中軸を打った場合には、かなりインパクトがある打線が形成されることになります。
また、サンドバルは獲得できれば三塁を守ることが確実で、そこにハンリー・ラミレスが加わることになれば、ラミレスがレフトを守る確率が高くなります。そうなると、噂の絶えないヨエニス・セスペデスのトレードの可能性もが加速します。
ヨエニス・セスペデスは打撃は右打ちで勝負強く、長打力もある上に、強肩の外野手で、交換要員となれば、トレードで先発投手を獲得する可能性も高まります。
特にブレーブスがFAまで残り1年のジェイソン・ヘイワードで、シェルビー・ミラーという良い投手を獲得できていることを考えれば、良い投手をつかむことも可能です。
このハンリー・ラミレスとレッドソックスの動向に関しては、その後も、複数のメディアが伝えていますし、WEEIのアレックス・スピアーは”the potential for a deal is real”と記事の冒頭で書いていますので、実現する可能性は十分にありそうです。
FA市場はもちろんのこと、トレード市場にも大きな影響がありますので、今後も注目です。
追記:現地11月23日に、FOXスポーツのケン・ローゼンタールが関係者からの情報として、レッドソックスとの契約を完了させるために、24日にボストンに向かうようだと伝えています。規模は5年9000万ドル程度のようだとも報じられています。
ボストン・レッドソックスの最新情報はこちらのページにまとめています。