レッドソックスがウェイド・マイリーのトレード獲得合意!ダイヤモンドバックスへの交換要員はデラ・ロサとウェブスターら3人に

Boston Redsox Top Catch
ジョン・レスターの獲得失敗から一夜明けて、レッドソックスがトレードでの獲得に動きました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックスからウェイド・マイリーをトレードで獲得し、その交換要員としてルビー・デラロサ、アレン・ウェブスターの2人に、マイナーリーガー1人をレッドソックスは放出することになりました。

ウェイド・マイリーは2012年に防御率3.33/16勝11敗/奪三振144/WHIP1.18と素晴らしい成績を残し、ナ・リーグ新人王の投票では、ブライス・ハーパーに次ぐ2番目となっていました。

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ウェイド・マイリーを獲得した理由としてあげられるポイントは?

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ウェイド・マイリーの年度別成績と通算成績は以下の表とおりとなっています。

Wade Miley Stats 2014

2013年は33試合202.2回で防御率3.55/10勝10敗/奪三振147/WHIP1.32、2014年は33試合で201.1回を投げて防御率4.34/8勝12敗/奪三振183/WHIP1.40となっています。

ウェイド・マイリーは2015年が年俸調停1年目で、年俸は430万ドル程度に跳ね上がると見られていますが、それでもFA投手に比較すれば安いことは間違いなく、FAまで3年間はチームがコントロールできる選手です。

ウェイド・マイリーを獲得した理由としてあげられるポイントとしては、以下のようなものがあります。

  1. 先発ローテに左腕投手を確保する
  2. ある程度は勝利数を計算できる左腕投手の確保
  3. 200イニングを投げれる耐久力のある投手の確保
  4. 表面の数字は悪いがFIPは安定している

1.先発ローテに左腕投手を確保する

トレード成立する前のレッドソックスのローテはクレイ・バックホルツ、ジョー・ケリー、ルビー・デラロサ、ブランドン・ワークマン、アレン・ウェブスターといずれも右投手でした。

ジョン・レスターと契約できていれば問題なかったのですが、それに失敗ましたので、右に偏った編成のままとなっていました。

FA市場で左腕の先発投手となるとフランシスコ・リリアーノとブレット・アンダーソンの2名くらいで、そのうちリリアーノはすでにパイレーツと再契約しています。

コール・ハメルズをトレードで獲得する可能性はあるものの、ドジャースなども興味を示していて、予断を許さないため、まずは計算できる左投手を確保したという意味合いがありそうです。

2.ある程度は勝利数を計算できる投手の確保

シーズン終了時点のレッドソックスの先発ローテは、以下のような布陣でした。

クレイ・バックホルツ:防御率5.34/8勝11敗/奪三振132/WHIP1.39
という状況でした。

ウェイド・マイリーの獲得前のレッドソックスは以下のような布陣でした。

選手名 2014年成績
クレイ・バックホルツ 28試合170.1回:防御率5.34/8勝11敗/奪三振132/WHIP1.39
ジョー・ケリー 17試合96.1回:防御率4.20/6勝4敗/奪三振66/WHIP1.35
ルビー・デラロサ 19試合101.2回:防御率4.43/4勝8敗/奪三振74/WHIP1.49
ブランドン・ワークマン 19試合87.0回:防御率5.17/1勝10敗/奪三振70/WHIP1.43
アレン・ウェブスター 11試合59.0回:防御率5.03/5勝3敗/奪三振36/WHIP1.46

ルビー・デラロサ、ブランドン・ワークマン、アレン・ウェブスターの3人はポテンシャルはあるものの、蓋を開けてみないとわからない投手です。

打線で大型補強をしながら、計算出来ない投手ばかりでシーズンを迎えるのはリスクが高すぎますので、より確実性の高い投手が必要なレッドソックスでした。

その点ではウェイド・マイリーは3年間で34勝していますので、より確実性が高い先発ローテ投手となります。

3.200イニングを投げれる耐久力のある投手の確保

そしてトレード成立前のレッドソックスのローテでは、クレイ・バックホルツの189.1イニング最多で、ジョー・ケリーは124.0イニングにとどまっています。

しかもクレイ・バックホルツは1年おきに故障しています。2014年に170イニングを投げているため、2015年も完全に安心はできる状態ではありません。

ウェイド・マイリーは2012年も194.2イニングを投げるなど、3年連続で200イニング前後を投げていますので、200イニング程度を消化してくれる計算ができるため、レッドソックスにとって価値ある存在です。

4.表面の数字は悪いがFIPは安定している

防御率は2013年の3.55から2014年には4.34と0.8も悪化していますし、8勝12敗と負け越しているため、成績が下降しているように表面上は見えます。

しかし、FIP(Fielding Independent Pitching)という指標では、2年連続で3.98と安定しています。

FIP:投手の能力を測るための指標。防御率は味方の守備や運にも大きく左右される。それらをなるべく排除するために、敬遠を除く与四死球、本塁打、奪三振という投手の能力に大きく依存する項目を元に、リーグ毎に補正しながら算出するもの。擬似的な防御率

そのため防御率の悪化は、ウェイド・マイリー自身の能力の低下というよりも、味方の守備力などの問題によるものであったと考えられます。

また、負け越しについても、主力が故障するなどダイヤモンドバックスのチーム自体が低迷したこともあったため、黒星が多くなることは仕方のないことでした。

もちろん2014年の数字では、ウェイド・マイリートップクラスのスターターであるとは言えませんが、バックエンド(4番手・5番手)の投手としては十分な投手と考えられます。

レッドソックスはさらに投手2人の補強が必要に?

レッドソックスはこのオフで投手を2人獲得して、バックホルツを3番手、ジョー・ケリーを4番手にまわし、5番目の枠をブランドン・ワークマン、ルビー・デラロサ、アレン・ウェブスターで争わせると見られていました。

しかし、ルビー・デラロサとアレン・ウェブスターをトレードに出しましたので、ウェイド・マイリーを加えたあとなのですが、さらに2人を獲得することになる可能性が高まりました。

すでにジェームズ・シールズにはオファーを出していて、ジャスティン・マスターソンにも1年契約で金額を提示していると報じられています。ただ、両者ともにオファーが複数すでに届いているとされますので、楽観視はできません。

打線は強化されたものの、先発ローテはまだ穴がある状態です。

ただ、レッドソックスには多くの球団が興味を持つ、外野手が多くいますし、プロスペクトも多くいるため、トレードを成立させることは難しいことではありません。

レスター獲得失敗を埋めるのはたやすいことではありませんが、先発ローテの補強に失敗すれば、パブロ・サンドバルとハンリー・ラミレスの獲得の意味と価値も下がりますので、ここから正念場となりそうです。