デビッド・プライスの左肘に不安が残る中でありながら、当初のプランどおりにリリーフ投手の補強に動いていたレッドソックスです。
メッツのアディソン・リード、ツインズのブランドン・キンツラ-が補強の候補として名前が上がっていましたが、前者のリードの獲得に成功しました。
ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏が以下のように伝えています。
2d person says Reed to #Redsox at goal line, just medicals left #Mets
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月31日
情報筋の2人が、レッドソックスとメッツの間でアディソン・リードのトレードが合意に達し、残されているのはメディカルチェックだけとのことです。
そしてレッドソックスは交換要員として、3人のプロスペクトを放出することになると、MLBネットワークのケン・ローゼンタール氏が伝えています。
Source confirms: Addison Reed to #RedSox for three prospects, pending medical review. On it: @JoelSherman1, @TBrownYahoo.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2017年7月31日
その3人の選手についてニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏が以下のように伝えています。
#Mets are getting Jamie Callahan, Gerson Bautista and Stephen Nogosek from #redsox for Reed
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月31日
交換要員となったのは、MLB公式サイトのプロスペクトランキングで、レッドソックス内でNo.23にランクされているジェイミー・カラハン、NO.28にランクされているジェルソン・バティスタ、そしてステファン・ノーゴセックという2016年ドラフト6巡目で指名され、NO.18にらんくされていた選手が交換要員となるようです。
安定したブルペン陣を抱えているレッドソックスですが、絶対的なクローザーであるクレイグ・キンブレルにつなぐ、絶対的なセットアップマンが不在でした。
そのためクレイグ・キンブレルが回跨ぎで登板することが増え、地元メディアからはジョン・ファレル監督の采配に疑問の声が上がる事態となっていました。
今季のメッツではクローザーを務め、ダイヤモンドバックス時代などにも経験があるため、クレイグ・キンブレルが離脱した場合の保険となります。
またセットアップマンとしての実績もあるため、キンブレルにつなぐ重要な役割を期待することもできるアディソン・リードです。
5チームが獲得に動く争奪戦となっていたアディソン・リードでしたが、レッドソックスはその争奪戦に勝利して獲得に成功しました。ただ、トップクラスではないものの、トップ30に入っているクオリティの3人の投手を失ってはいます。
アディソン・リードは今季限りのレンタル選手ですが、3人のプロスペクトを代償として支払っていますので、レッドソックスはリードの力量を高く評価していることになります。
ヤンキースほどの派手な動きではありませんが、着実に戦力アップをしているレッドソックスと言えそうです。