レッドソックスは「ぜいたく税の最も厳しいペナルティ」が確定的に!年俸総額が2億3700万ドルを超過

新しい労使協定により、ぜいたく税のペナルティが強化されました。

以前のぜいたく税の基準額を超えた場合のペナルティは、連続超過の場合には荷重されましたが、金額に関しては支払額そのものが増えることにはなりますが、税率が高くなることはありませんでした。

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新労使協定によるぜいたく税のペナルティに関する主なルールは以下のとおりとなっています。

新労使協定によるぜいたく税の主なルール(参照:MLB公式サイト/フォーブス

  • ぜいたく税の基準額を超過した時に「1年目は超過した金額の20%、2年連続が30%、3年連続以上が50%がペナルティ」に。
  • ぜいたく税の基準額を超過した時に「超過金額が2000万ドルから4000万ドル」に部分には12%のペナルティが上乗せ
  • ぜいたく税の基準額を超過したのが「1年目」で「超過金額が4000万ドルを超えた」部分には42.5%上乗せされ、さらに最上位のドラフト指名権の順位が10番後ろに

  • ぜいたく税の基準額を超過したのが「2年連続以上」で、「超過金額が4000万ドルを超えた」場合は45%のペナルティが上乗せ+最上位のドラフト指名権の順位が10番後ろに
  • ぜいたく税の基準額は2018年が1億9700万ドル、2019年が2億600万ドル、2020年が2億800万ドル、2021年が2億1000万ドル。

レッドソックスは2017年にぜいたく税を回避したため、税率はリセットされて、2018年に超過した場合の基本的な税率は20%となっています。

2018年シーズンの開幕時点での年俸総額は2億3375万ドルに達していて、スティーブ・ピアースをトレード獲得したことで、最も厳しいペナルティが課される2億3700万ドルを超過する目前に達していると考えられていました。

さらにネイサン・イオバルディをトレードで獲得したためか、すでにレッドソックスの年俸総額は2億3700万ドルを超過してしまったようです。

NBCスポーツのエバン・ドレルリッチ氏が以下のように伝えています。

The Red Sox as presently constituted would finish above baseball’s highest luxury tax threshold, $237 million, in 2018, sources with knowledge of the team’s payroll told NBC Sports Boston.

「レッドソックスは現時点で、MLBの設定する最も厳しいペナルティの基準額となる2億3700万ドルを超過する状態が続いている」という情報を、チームの年俸総額について詳しい関係者から得たことが伝えられています。

この情報を得たドレルリッチ氏はデーブ・ドンブロウスキー社長に直前質問をしたようで、以下のような回答がメールであったと伝えています。

“Our ownership is totally committed to winning and trying to bring a championship to the organization and our fans,” Sox president of baseball operations Dave Dombrowksi wrote by email. “You never like to incur a penalty, but, they/we, do not want that to be a deterrent to making moves that we think can help us win this year.”

「オーナーグループは勝利することと、球団とファンにワールドチャンピオンをもたらすことに完全にコミットしてくれている。ペナルティを受けたくはない。しかし、オーナー側も、球団幹部もともに、ペナルティが今年勝つために必要な動きを妨げることを望んではいない」と述べ、最も厳しいペナルティを避けることよりも、ワールドシリーズ制覇を果たすことを重視しているとデーブ・ドンブロウスキー社長は回答しています。

レッドソックスはある程度の年俸の選手をトレード放出すれば、ぜいたく税を回避することが可能です。ただ、余剰の戦力というものはないため、年俸総額削減のためにトレードを実施すると戦力ダウンにつながってしまう可能性が高い状況です。

あくまでも4度目のワールドシリーズ制覇が目標であり、そのためには重いペナルティを辞さないということです。

ペナルティを意に介さずリリーフ投手補強を目指すレッドソックス

レッドソックスは1億9700万ドルから2億1700万ドルの2000万ドルには20%のペナルティ(400万ドル)、2億1700万ドル超から2億3700万ドルの間の2000万ドルには32%(640万ドル)が課され、2億3700万ドルを超過する部分に関しては62.5%という税率でペナルティが課される状況となりました。

ただ、レッドソックスは観客動員が好調で、マーケットの規模も非常に大きく、放映権料収入なども莫大なため、ペナルティとして支払う金額に関しては、さほどの痛みではありません。

どちらかと言えば、4000万ドルを超過することで、ドラフト指名権が10番後ろに下ってしまうほうが、ファームの層が薄くなる問題のほうが痛手かもしれません。

ただ、現時点でレッドソックスの来年のドラフト1巡目の指名順位を考えれば、こちらのペナルティも大きな問題ではないとの見解も存在します。

They also will see their top pick in the 2019 amateur draft reduced 10 slots, from somewhere close to No. 30 to somewhere close to No. 40. (Draft order is based on the prior season’s record and runs inverse to performance, so the worst teams pick first.) The difference historically picking in those spots is not large.

現時点で来季の1巡目指名は、レギュラーシーズンの勝率により全体30番目に近いところになるのですが、そこから40番目に代わっても、指名できる選手の質に大きな違いが生じないのが一般的であるとドレルリッチ氏は述べています。

すでに最も厳しいペナルティを課されることが確実なためか、よりワールドシリーズ制覇の可能性を高めるために、ブルペン補強に積極的に動いているようです。

「パドレスのカービー・イエーツ、レンジャーズのキーオン・ケラ、マーリンズのブラッド・ジーグラーなど、数多くのリリーフ投手を調査している」ことが伝えられています。

レッドソックスはポストシーズンでは、ネイサン・イオバルディをリリーフに回して、ブルペンを強化する構想をもっていることが地元メディアを中心に伝えられています。

ただ、大舞台でセットアップを務めさせるまでの信頼はおけないのが現実で、最近のブルペンの状態を考えると、クレイグ・キンブレルの前を任せられる強力なリリーフ投手を欲しい状態です。

デーブ・ドンブロウスキー社長が、どのようなブルペン補強を選ぶのか2日足らずの動きが注目されます。

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