クレイグ・キンブレルは不安材料?レッドソックスのシーズンオフ補強の目玉は失敗となるのか

Boston Redsox Top Catch

デーブ・ドンブロウスキー体制に移行して迎えたシーズンオフのレッドソックスにとって、補強の目玉となったのがデビッド・プライスとの大型契約と大型トレードでのクレイグ・キンブレルの獲得でした。

オールスターには4度出場し、4シーズン連続でナ・リーグ最多セーブ数を記録するなど、メジャーを代表するクローザーであることは疑いの余地が無いキンブレルの獲得で、上原浩治はセットアップの役割に配置転換となりました。

しかし、そのクレイグ・キンブレルの調子が上がってきません。

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防御率5点台と不安定なレッドソックス移籍後のクレイグ・キンブレル

クレイグ・キンブレルは4月25日に行われたアストロズ戦の2点リードの9回にマウンドに立ちましたが、4番のコルビー・ラスマスに2ランホームランを浴びて、延長線にもつれることになってしまいました。

試合には延長戦の末に勝ったものの、レッドソックス移籍後のクレイグ・キンブレルは10試合で5セーブを挙げているものの、9.0イニングを投げて、防御率5.00/奪三振16/WHIP1.11、そしてFIPは4.43という数字で期待されたような圧倒的な力を発揮できていません。

しかも9回の登板に限定すると10人の走者を出し、5点を失うなど、クローザーとしては不満の残る数字となっています。

レッドソックスの2016年シーズンでの巻き返しのためには、欠かせないのがキンブレルを中心としたブルペン陣の安定感なのですが、肝心要のキンブレルが不安を抱えている状態です。

しかし、レッドソックスの地元メディアの一つであるプロビデンスジャーナルのティム・ブリットン(Tim Britton)は、現時点で大きな心配をする必要はないと述べています。

その理由は以下の2つです。

  1. 2015年のパドレス移籍後もシーズン序盤が悪かったが、その後は持ち直した。
  2. キャリア全体で見ても4月のキンブレルの成績は良くない

この内容をもう少し詳しく見ていきます。

夏場になると調子をあげていくタイプのクレイグ・キンブレル

ティム・ブリットン(Tim Britton)は、”Should the Red Sox be worried about Craig Kimbrel?”という記事で以下のように説明しています。

Indeed, Kimbrel had a slow start last year as well with a new team in San Diego. In his first 15 games with the Padres, he allowed nine runs and 19 baserunners over 13 2/3 innings. The rest of the season, he gave up 10 runs in 45 2/3 innings, good for a 1.58 ERA.
April has been the worst month of his season, historically. Coming into the season, more than a quarter of all the runs he’s given up have come in April.

以下は内容の要約です。

「昨年の移籍後の新チームとなったパドレスでも同様にスロースタートだった。パドレスでの最初の15試合では13回2/3で9点を許し、19人の走者をだした。残りのシーズンでは45回2/3で10点しか許さず、防御率は1.58と良い数字となった。
彼のキャリアから見て、4月は彼にとって一番良くない月だ。シーズン全体で失う得点の1/4は4月に失っている。

2015年シーズン全体では61試合59.1回で防御率2.58/39SV/奪三振87/WHIP1.05と、5シーズン連続での40セーブこそ達成できなかったもののクローザーとして十分に優秀な結果を残しました。

しかし、2015年の4月の時点は多くの点を失い、パドレスのトレード獲得は失敗だったのではないかとの声が聞かれました。

そこから見事にバウンスバックし、シーズン全体としてみれば、これまでのような防御率1点台前半(2012年:1.01/2013年:1.21/2014年:1.61)というような圧倒的な数字ではないのものの、結果を残したといえるシーズンにしたキンブレルです。

それと同様にボストンでも徐々にアジャストして、トップパフォーマンスを取り戻すのではないかということです。

続いてキンブレルの月別の成績は以下のとおりとなっています。

3月・4月 63試合59.1回/防御率3.03(自責点20)
5月 62試合58.2回/防御率2.76(自責点18)
6月 62試合63.0回/防御率1.29(自責点9)
7月 53試合53.2回/防御率0.84(自責点5)
8月 59試合59.0回/防御率0.76(自責点5)
9月/10月 66試合63.2回/防御率1.55(自責点11)

キャリア全体を見ても4月は苦手としていて、シーズンが進んで暑さが増す季節になって調子を上げるタイプであることが伺えるキンブレルの月別の成績となっています。

そのため現在、不安定な状態であっても、ある意味、驚くべきことではないとも言えます。

ただ、懸念材料があるとしてティム・ブリットン(Tim Britton)は以下の内容を伝えています。

One issue Kimbrel has encountered this year is inconsistency with his breaking ball. In the past, Kimbrel has relied on his curveball about 30 percent of the time. That usage is down to 20 percent so far this year, in part because it hasn’t had the same sharp bite on it.

以下は内容の要約です。

「キンブレルが抱えている一つの問題はブレーキングボールが不安定なことだ。過去にキンブレルは投球の30%をカーブが占めていた。しかし、今年はそれが20%に落ちていて、その理由の一つが、カーブが以前と同じような打者がバットを出してしまうような鋭さがないからだ」

このことはジョン・ファレルも認めていて、ブレーキングボールの修正に取り組んでいることを明かしています。

これまでのキャリアを見ていれば大きな心配はないとも言えるのですが、このブレーキングボールの問題が解決されるかどうかは、キンブレル復調の重要なポイントとなりそうです。

例年通りの4月の不調になるのか、それとも27歳と若いもののクローザーとしての勤続疲労による何らかの問題が発生しているのかは、2016年のレッドソックスの成績を左右する重要なファクターとなりそうです。

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