レッドソックス投手陣が大炎上中・・・マイナーからも選択肢が乏しく補強は急務の課題に

Boston Redsox Top Catch

好調な打線が牽引するかたちで地区首位を走っていたレッドソックスですが、野手の主力に故障者が増えるに連れて得点力が落ち、ごまかすことができていた課題が放置できないものとなりつつあります。

最近の4試合で先発したデビッド・プライスが6失点(自責点6)、スティーブン・ライトが8失点(自責点3)、クレイ・バックホルツが5失点(自責点4)、エドゥワルド・ロドリゲス9失点(自責点9)と炎上し続けています。

そのため打線はこの4試合19点を奪いながらも1勝3敗と負け越しているレッドソックスです。

このような現状のレッドソックスが抱えている組織的な問題についてプロビデンスジャーナルのブライアン・マックファーソン(Brian MacPherson)記者が記事にしています。

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先発投手陣の炎上が続くレッドソックス

ボストン・レッドソックスの先発投手陣の防御率4.82はMLBで24番目と悪い数字なのですが、地区首位のオリオールズの4.96よりは良い数字となっています。

しかし、オリオールズの先発投手陣が7失点以上したのは1回のみですが、レッドソックスはそれが6回もあるなど、打線でカバーしきれないほどの大量失点をゲーム序盤にしてしまうことが多く、この差がそのまま現在のゲーム差につながっていることをマックファーソン記者は指摘します。

さらにレッドソックスは9人の投手を先発させているのですが、スティーブン・ライト(防御率2.18)、リック・ポーセロ(同3.93)、デビッド・プライス(同4.68)という3人以外は、防御率5点台を越え、さらにそのうち4人は防御率7.5を越える酷い数字となるなど、完全に試合を壊してしまう状態です。

本来はNO.3スターターとして期待されていたバックホルツは防御率6.31と酷い成績ながら先発ローテに残る見込みなのですが、上昇の兆しがあるとか、期待されているというよりも、他の選択肢がないという現実があるためです。

昨年は21試合121.2回で防御率3.85/WHIP1.29という成績を残し、故障者リストから復帰して先発ローテに安定感をもたらすことを 期待されていたエドゥワルド・ロドリゲスは11連敗で不調のレイズとの対戦で2回2/3で9失点と大炎上し、3Aに降格となりました。

ヘンリー・オーウェンス(防御率5.11)、ロエニス・エリアス(同15.75)、ジョー・ケリー(同8.46)という、開幕前から先発ローテのバックアップとなると計算されていた投手も軒並み打ち込まれ、ケリーに至ってはブルペンへの配置転換が決定するなど、メジャーロースターには他の選択肢がない状況となっています。

では、マイナーからの昇格にとなるわけですが、そこにも大きな期待はできないとブライアン・マックファーソン記者は述べます。

ブライアン・マックファーソン記者はマイナーから昇格させる候補として27歳のアーロン・ウィルカーソン(Aaron Wilkerson)の名前をあげます。

3Aの8試合41.0回で防御率2.20、奪三振49と結果を残しているのですが、球速や持っているポテンシャルを見る限り、大きな期待はできないと述べ、メジャーとハイレベルのマイナーで期待できる投手が乏しい現状で、ここにレッドソックスが抱えている大きな問題があるとマックファーソン記者は指摘します。

レッドソックスはストライクゾーンにボールを制球でき、なおかつ空振りを奪えるような投手を育成できず、ヘンリー・オーウェンス、アンソニー・ロナウド、ブランドン・ワークマン、ケーシー・ケリー、マイケル・ボウデンなど多くの期待された選手の育成が上手くいきませんでした。

現在、レッドソックスが育成した投手で唯一先発ローテに入っているのがバックホルツですが、それは11年前のドラフトに遡ることになり、さらにそのバックホルツ自身のパフォーマンスも期待はずれになってしまっています。

次の世代の投手のプロスペクトとして期待されているタイ・バトレー(Ty Buttrey)、トレイ・ボール(Trey Ball)はハイレベルのマイナーに昇格する前の段階で停滞し、現時点ではともに1Aのアンダーソン・エスピノーザ(Anderson Espinoza)とマイケル・コペック(Michael Kopech)が期待できるくらいだが、そのコペックも停滞しつつある兆しがあり、レッドソックスの投手陣の将来は決して明るいとは言えないとマックファーソン記者は述べています。

このような現状のため、先発投手の補強に動くとしても短期間のレンタル投手ではなく、数年にわたりチームのローテを担ってくれる若いソニー・グレイやフリオ・テヘランのような投手を獲得するために、デーブ・ドンブロウスキー社長が大きな代償を支払わざるをえないと、今後のレッドソックスの動きを予想しています。

野手に関してはムーキー・ベッツ、イグザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアなどをメジャーレベルで活躍できるところまで育成できたのですが、投手に関してはことごとく失敗に終わっていると言われても仕方ない現状となっています。

レッドソックスは今シーズンのポストシーズン進出を果たす上でも補強が重要なのですが、中長期的な観点で先発ローテを固定できる投手獲得が、トレード期限前の重要なポイントとなってきそうです。

ただ、デーブ・ドンブロウスキー社長は補強に動く姿勢を明確にしているものの、多くのチームがまだ売り手になるか、買い手になるのかを決めていないので、交渉の相手が少なく、すぐには補強できないと話しています。

トレード交渉がスムーズになるであろう3週間後まで、最低でも現状の勝率とゲーム差を維持できるかもレッドソックスには重要なポイントとなりそうです。

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