なぜレッドソックスがジャンカルロ・スタントンを獲得すべきなのか?米大手メディア記者が提言

Boston Redsox Top Catch

ジャンカルロ・スタントン争奪戦はサンフランシスコ・ジャイアンツが交渉をリードし、それをセントルイス・カージナルスが追いかける展開で、この2チームが移籍先に有力候補となっている現状です。

それに続く存在として名前が上がっているのがボストン・レッドソックス、フィラデルフィア・フィリーズ、ロサンゼルス・ドジャースなどとなっています。

ジャイアンツとカージナルス以外の球団がどこまでスタントンの獲得に深く入り込んでいるかは不透明な状況が続いているのですが、米大手メディアであるESPNのスコット・ラウバー氏は、スタントンが拒否権を行使しない限り、レッドソックスは獲得しないとけないと強く提言しています。

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以下は、ラウバー氏による“Power-starved Red Sox must lure Giancarlo Stanton from Fish”の記事からの引用です。

One source said last week that Stanton is open-minded about a trade to any team, but another major league source guessed it’s “less than 50-50” that the Los Angeles native would approve a trade to the Red Sox as long as all West Coast options haven’t been exhausted.
Maybe Stanton won’t come to Boston. But for a slugger of Stanton’s caliber, even with 10 years and $295 million left on his contract, the Red Sox need to find out for sure.

ある情報筋は先週、「スタントンはどのチームへのトレードに対してもオープンな姿勢だ」と話した一方で、違うメジャーリーグの情報筋は「西海岸のチームへの移籍の可能性がなくならない限り、レッドソックスへの移籍を受け入れる可能性は50-50(フィフティ・フィフティ)よりも低いのではないか」と推測しているのことです。

スタントンがレッドソックス行きを拒否するかもしれないが、スタントンの能力を考えれば、10年2億9500万ドルという契約が残っていても、獲得に動くべきだとラウバー氏は述べています。

長打力不足に悩むレッドソックスにとって中軸を打てる打者というのが最大の補強ポイントとなっているのですが、J.D.マルティネスでも、エリック・ホズマーでもなく、ジャンカルロ・スタントンにすべき理由としてラウバー氏は以下のような理由を列挙しています。

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以下はラウバー氏が列挙した理由の要約です。

  • スタントン、マルティネス、ホズマーの3人を、スラッガーとしての才能・能力だけで比較した時に、あるア・リーグのチームの評価担当者は、スタントンがNo.1だと評価
  • エリック・ホズマーとJ.D.マルティネスの代理人がスコット・ボラス氏で、すでに高く売り込むことを明らかにしている。ナ・リーグのあるスカウトは最終的にはスタントンの年俸と変わらない金額が必要になるのではないかと予想している。
  • J.D.マルティネスが2017年に残した45本塁打、長打率.690は素晴らしい数字だが、2014-16の3年間の平均は28本塁打、長打率.540にとどまる。2017年が偶発的に良かったシーズンなのか、新しいスタンダードになるのかは不透明。
  • エリック・ホズマーは一塁手としてゴールドグラブ賞クラスの守備力を持ち、クラブハウスのリーダーで、ワールドシリーズ制覇の経験もある。ただ、真のスラッガーではない。カウフマン・スタジアムという投手有利の環境の影響はあるものの、25本塁打、長打率.500を越えたことはない。
  • 契約の総額が4億ドルを越えると予想されているブライス・ハーパー、マニー・マチャドの2人や、ジョシュ・ドナルドソンが手にする金額を考えれば、ジャンカルロ・スタントンの10年2億9500万ドルがリーズナブルなものとも考えられる。
  • ムーキー・ベッツ、ザンダー・ボガーツ、アンドリュー・ベニンテンディなどの若いコアプレイヤーたちが契約延長に応じるかはわからない。すでにベッツとボガーツは年俸調停のプロセスを進むことを望んでいることを明らかにしている。
  • スタントンはMLB史上に名を残すスラッガー。それは59本塁打を打ったり、73試合で33本塁打を打ったりしたからだけではない。2010年のメジャーデビューから8年間で267本塁打を打っているが、13.4打席に1回のペースはMLB史上歴代4位となる。メジャーデビューから8年間で、スタントンも上回るペースで本塁打を打っているのは、マーク・マグワイア(10.61)、ベーブ・ルース(11.76)、バリー・ボンズ(12.92)の3人だけ。
  • スタントンは左投手に対して打率.293/出塁率.393/長打率.632、右投手に対して打率.261/出塁率.350/長打率.532と左右を問わず打つことができる。
  • スタントンはキャリアの中で145試合以上出場したのが3シーズンにとどまるため、健康面に不安があるようにも見えるが、2014年はあご、2015年は手首を骨折したのが原因で、危険な脆さを感じさせるところはない。

ラウバー氏はレッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー社長のことを以下のように評しています。

Only an astronomer loves stars more than Dombrowski. And he isn’t afraid to make big moves. So, with the Red Sox still lacking a true middle-of-the-order bopper 13 months after David Ortiz played his final game, there’s really only one name that should be at the top of Dombrowski’s offseason wish list.

「スターを愛することにおいてデーブ・ドンブロウスキー社長を上回るのは宇宙飛行士だけだ。そして彼は大きな動きをすることを恐れることはない。そしてレッドソックスはデービッド・オルティスが引退した後の13ヶ月から真の中軸打者が不在であることを考えると、ドンブロウスキー社長のウィッシュリストのトップに名前があるのは、スタントンだろう。」とラウバー氏は述べています。

そして自身が実際に体験したこととして、クリス・セールのトレード前のデーブ・ドンブロウスキー社長の言動に触れています。

以下の内容はクリス・セールのトレードが成立する1日前のデーブ・ドンブロウスキー社長の言動とのことです。

Dave Dombrowski sat behind a desk in a hotel suite at the winter meetings last December, a hot-off-the-presses copy of the new collective bargaining agreement in his hand, and claimed the Red Sox “don’t have a driving force to make a big deal.”

昨年のウインターミーティングが開催されていたホテルのデスクで新しい労使協定のコピーを手に持ちながら「レッドソックスは大きなトレードに駆り立てるような要素はない」とドンブロウスキー社長は話していたそうです。

その1日後にクリス・セールの大型トレードを成立させています。

デーブ・ドンブロウスキー社長は表面上は「動いていない」「興味はない」というような言葉を話しながら水面下で大きくことを動かすことを好む人物です。デビッド・プライスとの大型契約も突然名前が浮上し、最後の最後でカージナルスから契約をさらっています。

現状ではレッドソックスがどの程度交渉を進めていて、スタントンがレッドソックスをどう考えているかは定かではありません。しかし、デーブ・ドンブロウスキー社長が絡むと何が起きても不思議ではありません。

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