田中将大の初登板・初勝利への海外メディアの反応のまとめ

田中将大が初登板・初勝利を飾ったわけですが、このことをアメリカの現地メディアも速報しています。

全体的なアメリカメディアの報じ方のトーンはオープン戦の初登板の時よりも落ち着いている印象です。

すでにオープン戦とはいえども数試合を投げていて、どのような投球をするのかも知っているし、どれくらいのことができるかもある程度は予想できていたためか、オープン戦初登板の時のほうがにぎやかだった感じがします。

試合が終わったのが夜だったこともあり、本格的な評価が出てくるのは翌朝以降の報道ではないかと思われますが、それでも多くのメディアがレギュラーシーズンの初登板を伝えていますので、まとめておきます。

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現地アメリカ各メディアの田中将大の初登板への反応まとめ

4月4日のトロント・ブルージェイズ戦で初登板・初勝利をあげたニューヨーク・ヤンキースの田中将大に対する評価や反応のまとめです。

ESPN(電子版)

記事名:“Rapid Reaction: Yankees 7, Blue Jays 3”

記事の冒頭で「ヤンキースは一塁手を失ったが、3球目をホームランにされるという初登板のカベをこえて、強力なブルージェイズ打線を支配した田中将大という有能な投手を手に入れた」と評価しています。

特に4回以降を13人の打者で片付けたことを上げて”impressive major-league debut”と評価しています。

ニューヨーク・ポスト(電子版)

記事名:“Tanaka settles down after early HR, Yankees top Toronto, 7-3”

田中将大が登板前に緊張していたこと、そして試合に入った当初はゲームに入りきれなかったという自身の通訳によるコメントを引用しています。

ただ、その後に立ち直ったことを伝えていて、Settles down(落ち着く)という表現になっています。

ただ、この記事の半分はマーク・テシェイラがファウルボールを掴んだ際に痛めた足の太もものケガについて割かれていて、田中将大への詳細な評価はなく、通り一辺倒のものにとどまる印象でした。

Associated Press(電子版)

記事名:“Masahiro Tanaka allows early HR, recovers to win Yankees debut”

田中将大が初回の不安定な状態から修正して立ち直り初勝利を収めたことを伝えています。

またこの記事の中ではジョー・ジラルディ監督のコメントとして立ち上がりの数イニングを終えた後に、自分の感情をコントロールし、自分を取り戻したことを評価していました。

そして”He was able to fix his mistakes early on and that’s the sign of a mature pitcher.(早い段階での誤り・問題を彼は修正できた、そしてそれは成熟した投手としての証だ)”と高く評価していることを引用していました。

またブルージェイズのジョン・ギボンズ監督も”He’s definitely the real deal,(彼はまさしく本物だ)”と述べてたこともあわせて記事の中では伝えられていました。

CBSスポーツ(電子版)

記事名:“Yankees’ Masahiro Tanaka looks strong in debut after shaky start”

CBSスポーツ(電子版)は「不安定なスタートのあとヤンキースの田中将大はデビュー戦で力強く見えた」という見出しで田中将大の初登板・初勝利を伝えていました。

ただ”looks strong”という表現を使い、力強く見えるという表現にとどめ、断定的な表現は控えています。

そのため手放しの最高級の評価ではなく、まだ完全な評価を保留していることが伺えます。しかし、概ね田中将大の球種の多さとその球速なども十分良かったと評価する内容です。

また三振を奪うだけでなく、4回には6球で終わらせたり、7つのゴロアウト、そして4回から7回の4イニングを39球で終えるという、打たせてとれる効率の良い投球も評価していました。

まとめ

一番分析らしい分析をしていたのはCBSスポーツで、他のメディアは簡単な速報の一部で田中将大のことを伝えるにとどまっています。

翌朝のメディアの報道を見ないとわかりませんが、田中将大のデビュー戦での内容は今の時点では大きなインパクトを与えたまではいっていないようです。

ただ、田中将大が多大なプレッシャーを受けていて、本来の力が100%は発揮できないであろうことも米メディアは理解しているようで、「まずはメジャーデビュー初勝利おめでとう」と祝ってくれている印象でした。

また最初の打者に本塁打されるという先制パンチに打ちのめされなかった、その精神の強さが特に目にとまったようでもあります。

ニューヨーク・デイリーニューズや他のメディアもそうですが、田中将大のデビュー戦勝利以上に、マーク・テシェイラが離脱してしまったことがインパクトがあったようです。

外野手は余っているのに、内野手は足りないというアンバランスな補強を指摘するメディアが多かったのですが、その問題が露呈しつつあります。

テイシェイラが抜けた後にファーストに入ったケリー・ジョンソンはセカンドが本職の選手だとして、懸念する記事も少なくなく、それもやや田中将大の報道のトーンを下げている印象はありました。

また、どうしても田中将大に要求される基準が高く設定されていることの影響も否定できません。これが年俸600万ドルとか700万ドルであれば、もっと手放しで評価されると思われますすが、何せMLBの投手でもトップクラスの年俸をもらっていますので。

とにかく1年間投げ続けて数字を残してこそ本当の意味で評価されますし、もっと言えば1年だけではなく、2年、3年と続けないと確固とした評価は得られません。

米メディアが本当に選手を評価するときは印象やイメージではなく、具体的な数字をたくさん列挙して本格的に賞賛してくれます。「MLB屈指の〇〇という投手を上回るか同等の数字だ」というような感じです。

これからコンスタントに地道に実績を積み上げていて、田中将大もダルビッシュのように“MLBで屈指の投手”“MLBでトップ10に入る”というような評価をされる投手になっていってもらいたいものです。