上原浩治はマリアノ・リベラ級?!地元メディアからの最大級の賛辞!

上原浩治が2013年に続いて、2014年もレッドソックスのクローザーを務めています。5試合5イニングだけの登板ですが、2セーブを上げて防御率0.00/WHIP0.60/7奪三振と相変わらず、素晴らしい投球を見せています。

そこに新たにマリアノ・リベラとトレバー・ホフマンの名前を冠した救援投手のための賞が設置されることになり、上原浩治の名前がその候補のひとりとして名前がチラホラと出ています。

特にレッドソックスの地元であるボストンのFMラジオ局のWEEIが、賞の設置を受けて、あらため上原浩治にスポットをあてて、“THE MARIANO RIVERA REMINDER: IT’S TIME (ONCE AGAIN) TO APPRECIATE KOJI UEHARA”という”上原にもう一度感謝する時がきた”というタイトルで記事にしていましたので、紹介したいと思います。

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クローザーとしての期間は短いが圧倒的な存在感を発揮する上原浩治

The retired Yankees closer did it for a baseball lifetime, while the former Red Sox hurler closed out games longer than any other reliever in franchise history (six years).
Yet, Uehara deserves mention with both of them.

「引退したヤンキースのクローザー(マリアノ・リベラ)はキャリアのすべてを、そして前レッドソックスのクローザー(ジョナサン・パペルボン)はチームの歴史で一番長くクローザーを務めた。上原はその2人ともに並べて言及されるに値する」

マリアノ・リベラはヤンキースの19年間で652セーブをあげ、そしてパペルボンはレッドソックスのクローザーとして6年間で219セーブを記録しています。

その一方で上原浩治はわずかにレッドソックス在籍の2年間で23セーブしかあげていませんが、それでも上原はこの2人並べて論じるに値するということです。

In all, from the time Papelbon exited to Uehara’s insertion as closer, the Red Sox went 48-for-81 in save opportunities, the third-worst save percentage (59.3 percent) in the majors.

「パベルボンがチームを去って、上原が代わりにクローザーに座るまでの間、レッドソックスは81回のセーブ機会で48回しか成功できなかった。この数字(成功率59.3%)はメジャーで3番目に悪い数字だった」

昨シーズンの前半にレッドソックスが波に乗れなかったのは、打線が好調でありながらもブルペンが不安定で、勝ち星をいくつも逃していました。そこで活躍したのが上原浩治と田澤純一の2人で、特に上原浩治がクローザーにまわってからレッドソックスのワールドシリーズ制覇への快進撃が始まったのは記憶にあたらしいところです。

パベルボンは2012年からフィリーズでプレーして、上原浩治がレッドソックスに移籍したのは2013年です。その間レッドソックスはクローザーが見つからずに苦労していわけです。

その問題を解決してくれたの上原浩治というわけです。

Believe or not, Uehara’s current run is arguably better than even Rivera’s best. Matching up the first 46 games of the former Yankee’s best season (’05) with Uehara’s, Koji has the upper hand in batting average against (.104 vs. .146), OPS against (.272 vs. .394) and strikeouts per nine innings (12.04 vs. 9.92).

「信じられないかもしれないが、上原の現在の数字はリベラのベストの時よりも良い。リベラのベストシーズンである2005年の最初の46試合の数字と上原の数字を比較すると、被打率、OPS、奪三振率で上原がリベラを上回っている」

OPSとは長打率と出塁率を合計した数字で、これが低いほど長打も打たれていないし、出塁も許していないということです。

そして2005年のリベラの成績は71試合78.1イニングで、防御率1.38/WHIP0.87という成績で、キャリアの中で一番低い防御率となっています。

そして比較した数字の元となっている46試合という数字がなぜ出てくるかというと、上原浩治がレッドソックスのクローザーとして2013年に41試合、そして2014年に5試合登板していて、合計で46試合になっているためです。

わかりやすくするために並べると・・・・

  • マリアノ・リベラ:被打率.146/OPS.394/奪三振率9.92
  • 上原浩治:被打率.104/OPS.272/奪三振率12.04

リベラのベストのシーズンの数字で、この被打率.146などもかなりすごい数字なのですが、上原の.104はまさに驚異的と言える数字です。そのためクローザーとしての期間こそ短いものの、リベラに匹敵するような圧倒的な存在感を上原が発揮しているということです。

ちなみに上原浩治の2013年と14年のクローザーとしての成績は以下のとおりとなっています(管理人集計)。

  • 2013年:41試合44.1回/防御率0.41/WHIP0.36/奪三振59
  • 2014年:5試合5.0回/防御率0.00/WHIP0.60/奪三振7

防御率は0点台という、やはり驚異的な数字となっています。

そしてその上原がレッドソックスに移籍する前に所属していたテキサス・レンジャーズのジョン・ダニエルGMにも上原浩治について、この記事のライターはインタビューしていて、以下のような言葉を引用しています。

“We were involved, too [after the ’12 season]. It was a similar offer. Looking back, he may have wanted a fresh start. It was a tremendous bargain for Boston.”
Beyond a bargain.

「(2012年のシーズン終了後)上原との契約に我々も動いていた。レッドソックスのオファーと同じようなものだったが、振り返ってみれば、彼は新しいスタートをしたかったのかもしれない。彼との契約はレッドソックスにとって、とてつもなく大きなバーゲンだった」というジョン・ダニエルGMの言葉の後に、記者が「バーゲン以上のものだ」とさらに付け加えています。

上原浩治が出てくるとあっという間に9イニング目が終わってしまいます。上原浩治の活躍があってこその、レッドソックスのレギュラーシーズン制覇、そしてワールドシリーズ制覇であったことは、誰しもが認めるところです。

再び、上原浩治が昨年のような働きに近い成績を残せば、初の「マリアノ・リベラ賞」の受賞者になることは十分に期待できそうです。