24勝0敗の田中将大への海外メディアの反応

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田中将大への高まるメジャーと米メディアの関心

24勝0敗、防御率1.27というマンガのような成績を残した田中将大が、このシーズンオフにポスティングによりメジャーに渡るのは、あたかも既成事実のように、日米を問わず報じられています。

そこで何回にわけて、アメリカのメディアが田中将大をどのように評価し、またメジャー各球団がどのように評価しているかについて紹介したいと思います。

今回は10月23日付けでNew York Timesの電子版で掲載された田中将大に関する記事です。

冒頭で田中将大の24勝0敗という成績、そしてその成績がバレンティンによる本塁打の新記録と並んで大きなメモリアルになることが紹介されています。

そして記事の中段くらいから、実際にどのようなメジャー球団が田中に関心をもち、どのようなオファーをするかについて書かれています。

New York Timsの電子版から以下に引用します。

Tanaka is expected to be the focus of an intense bidding war. Teams like the Yankees, the Red Sox, the Blue Jays, the Mariners, the Dodgers, the Rangers and the Angels are expected to submit posting bids with the hope of then negotiating a multiyear contract with him, perhaps exceeding the six-year, $56 million deal that Yu Darvish received two years ago.

引用元:New York Times 電子版
At 24-0, Ace Is an Inspiration in Japan’s Series

(訳)田中将大は激しい入札戦争の焦点となることが予想されている。ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、マリナーズ、ドジャース、レンジャーズ、エンゼルスのようなチームが、ことによるとダルビッシュが2年前に結んだ6年5600億円を超えるかもしれない複数年契約を結ぶ希望をもって、ポスティングの入札に参加することが予想されている。

金銭的にも比較的余裕があり、一部球団を除いて、ワールドシリーズ制覇を狙える球団の名前が、田中将大の獲得を検討している球団として上げられています。

どのチームも先発投手を必要としている球団で、特にヤンキースなどのは切実に先発投手を求めているはずです。しかも若い投手を。

今年の11月でようやく25歳となる田中将大は、ヤンキースにとってかなり魅力的に感じるのではないかと思います。

またそれらの球団が、ダルビッシュが結んだ6年5600万ドルを超えるオファーをするだろうと予想されていますので、ダルビッシュと並ぶような評価がされている田中将大です。

またこの田中将大への高評価は、ダルビッシュだけでなく、黒田博樹と岩隈久志の活躍によって、再び日本人投手への評価が高まっているということも一因と言えます。

さらに今シーズンオフは目玉となるような投手が、メジャーのFA市場にもいないため(参考記事:2014年にフリーエージェントとなるメジャーリーガー先発投手編)、余計に田中に対する評価は、需要と供給の関係で高まっているという側面もあります。

田中自身の成績も今シーズンは日本プロ野球史上に残る大記録ですし、そこに田中将大の年齢、そしてこのシーズンオフのメジャーの状況など、すべてがかみ合っている最高のタイミングといえる今シーズンオフです。自然と田中将大への評価は高騰せざるをえません。

田中将大のピッチングそのものに対する評価

そしてこの田中の投球を紹介するために、日本に派遣されているスカウトのコメントを引用しています。抜粋での引用です。

Tanaka’s fastball ranged from 90 to 97 miles per hour and that his splitter and slider were exceptional, to both left-handed and right-handed batters. (中略) like many of the best pitchers, to “dial it up” in critical situations. The fastball gets a little extra jump and the split-finger fastball additional bite.

(訳)田中の速球は90マイルから97マイルで左右どちらの打者に対しても、スプリットとスライダーが素晴らしい。(中略)多くの素晴らしい投手と同様に、ピンチでギアをあげることができ、速球は速くなり、スプリットも落ちるようになる。

日本のメディアでもしきりに言われていることですが、抜くときは抜き、力を入れるべき時に入れることができることが評価されています。

しかし、冷静な分析に長けるメジャーですので、必ずしも24勝0敗を額面通りには受けとっていないことがわかるコメントもそのスカウトはしています。

The command on his curveball and changeup are average, the scout said, and Tanaka faced the ace of the opposing team only four times this season.

カーブとチェンジアップに関しては平均的なレベルで、田中は相手チームのエースと今シーズン4度しか投げ合っていない。とスカウトは述べています。

この相手チームのエースと4回しか対戦していないというのは結構重要ではないかと思います。あまり日本のメディアはこの点について積極的には触れませんが・・・。

そしてダルビッシュをはじめ、杉内、和田などが今シーズンにパ・リーグに残っていたらここまで勝てたか疑問ではあります。ですが、それらの要素を差し引いても、やはり高い評価をされているのが田中将大と言えそうです。

日本で日本シリーズが終わり、アメリカでもワールドシリーズが終わりを告げると、しばらくは田中将大のポスティングの話題で持ちきりになりそうな今シーズンオフです。