GMと監督が交代したタンパベイ・レイズの現状は?複数のトレードを終えたクリスマス前時点の戦力状況

Tampa Bay Rays Top Catch

アンドリュー・フリードマンGMとジョー・マドン監督を失うという衝撃から始まったオフシーズンのタンパベイ・レイズでしたが、GMと野球運営部門の社長を兼任するマット・シルバーマンの元で、大きな動きを見せています。

ウィル・マイヤーズ、マット・ジョイス、ライアン・ハニガンらをトレードで放出するなど、主力クラスを動かしたため「再建モードに移行しているのか?」との見方もありました。

再建モードに切り替わるのであれば、放出の第1候補となるのがチーム最高年俸(2015年1100万ドル)のエバン・ロンゴリアなのですが、それはないとはっきり否定し、マット・シルバーマンは「2015年に優勝を狙えるチームになる」と述べ、その方向性を否定しています。

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先発ローテはア・リーグ東地区でNO.1との評価もあるタンパベイ・レイズ

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2014年に不振のグラント・バルフォアに代わってクローザーを務めたジェイク・マギーが肘の手術を受けたため、4月いっぱいは復帰できない見込みです。

しかし、マット・シルバーマンGMはマット・ジョイスのトレードで獲得したケビン・ジェプセン(防2.63/2セーブ/WHIP1.05)、2014年は防御率7.34と不振もエンゼルスでクローザーを務めていたエルネスト・フリエリ、マイヤーズのトレードで獲得したバーチ・スミスらで層が厚くなったのカバーできるとの考えを地元メディアに話しています。

またグラント・バルフォアも9月には防御率2.89と良い方向に変化し、セットアップを務めたブラッド・ボックスバーガー(防2.37/2セーブ/WHIP0.84)も残っていますので、4月さえ乗り切れば、ある程度計算できる布陣にはなっています。

そして先発投手陣はジェレミー・ヘリクソンをトレードで放出して野手のプロスペクトを獲得しているのですが、それでもコマは揃っていて、ア・リーグ東地区では一番充実していると考えらえる布陣が残っています。

  1. アレックス・カッブ:166.1回/防2.87/10勝9敗/WHIP1.14
  2. クリス・アーチャー:194.2回/防3.33/10勝9敗/WHIP1.28
  3. マット・ムーア:10.0回/防2.70/0勝2敗/WHIP1.50
  4. ドリュー・スマイリー:153.0回/防3.24/9勝10敗/WHIP1.16
  5. ジェイク・オドリッジ:168.0回/防4.13/11勝13敗/WHIP1.28

2013年に防御率3.29/17勝4敗/WHIP1.30と好成績を残したマット・ムーアも2014年終盤に復帰し、問題のなく投球できることをすでにみせていて、アレックス・カッブ、クリス・アーチャーとともに、計算ができるNO.1-3が揃っています。

またデビッド・プライスのトレードでタイガースから移籍してきたドリュー・スマイリーはレイズのスタッフからのアドバイスと指導で成績が向上し、移籍後は7試合47.2回で防御率1.72/WHIP0.76と素晴らしい投球を続けました。

そして5番手はジェイク・オドリッジの他にも、2014年の防御率が2.66で、先発の3試合では防御率0.48/WHIP0.96という成績を残したアレックス・コロメも控えているため、レイズの先発ローテはア・リーグ東地区では一番充実しているとの評価があります。

オールスター前までは故障者続出で苦しんだレイズでしたが、シーズン後半は防御率3.15という安定した投手陣で、成績を戻しました。2014年ご同じように故障者が続出する事態にならなければ、十分に戦える戦力と言えます。

野手はスタメンは埋まるものの迫力不足が否めず補強ポイントに

一方の攻撃陣ですが、得点612は両リーグ27位と低迷し、投手陣の頑張りをうまく活かしきれませんでした。その状況からウィル・マイヤーズとマット・ジョイスを失っています。

新しく監督に就任したケビン・キャッシュが戦力について話している情報が少ないのですが、地元メディアなどの情報からすると、現状で予想されるレイズ打線は以下のとおりとなっています。

  1. デスモンド・ジェニングス(LF):打率244/本塁打10/打点36/出塁率.319/盗塁15
  2. ベン・ゾブリスト(2B):打率.272/本塁打10/打点52/出塁率.354/長打率.395
  3. エバン・ロンゴリア(3B):打率.253/本塁打22/打点91/出塁率.320/長打率.404
  4. ジェームズ・ローニー(1B):打率.290/本塁打9/打点69/出塁率.336/長打率.380
  5. レネ・リベラ(C):打率.252/本塁打11/打点44/出塁率.319/長打率.432
  6. ケビン・キアマイアー(CF):打率.263/本塁打10/打点35/出塁率.315/長打率.450
  7. デビッド・デヘスース(DH):打率.248/本塁打6 /打点19/出塁率.344/長打率.403
  8. ユネル・エスコバー(SS):打率.258/本塁打7/打点39/出塁率.324/長打率.340
  9. スティーブン・ソウザ(RF):打率.130/本塁打2/打点2/出塁率.231/長打率.391

ウィル・マイヤーズのトレードで獲得した選手の中では、パドレスから獲得したレネ・リベラとナショナルズから獲得したスティーブン・ソウザがスタメンで起用されることが多くなると見られています。

レネ・リベラは、攻撃面では、本塁打が出にくい、投手有利のペトコパークを本拠地としながらも11本塁打を記録する長打力が魅力です。

守備面では、肩も強く、捕球技術も評価されていて、リーダーシップにも優れるため、投手の大きな助けとなると考えていると、マット・シルバーマンGMも大きな期待を寄せています。

スティーブン・ソウザは2012年の1Aの97試合で打率.297/本塁打23/打点85/出塁率.366/長打率.572を、2013年は2Aの77試合で打率.300/本塁打15/打点44/出塁率.396/長打率.557、2014年は3Aの96試合で打率.350/本塁打18/打点75/出塁率.432/長打率.590と数字を残し、期待されているプロスペクトです。

ナショナルズは選手が揃っていることもあり、21試合に出場も23打数しかチャンスが与えられませんでした。レイズであれば多くの出場機会があると予想されますので、その才能を開花させる可能性があります。

FanGraphsの専門家の分析では、過小評価されている選手の1人で、メジャーではマット・ジョイス(打率.250-270/本塁打15-20)のような成績を残せるよになるのでは?との見立てもあります。

レイズはウィル・マイヤーズに代えてスティーブン・ソウザを起用することになりますので、メジャーでの活躍が期待されます。

一連の補強を終えた現状では打線の迫力不足は解消されていませんので、エバン・ロンゴリアの後を打てるような外野手もしくは指名打者の補強が必要な状況です。その補強の必要性についてはマット・シルバーマンGMも認めていて、FAとトレードの両面で模索していくようです。

FAで残っている長打力のある打者は、コルビー・ラスムス(率.225/本18/点40)となりますが、打率が低いため、中軸を任せるにはやや物足りないものがありますし、値段もそれなりのものになると見込まれています。

そのためトレードで、元のチームに年俸を一部負担してもらいながら、ライアン・ハワードやB.J.アップトンを獲得するのも選択肢になるかもしれないとの予想が、地元メディアにはあります。

いずれにしても予算に制限があるため、FAでの補強が簡単ではなく、あくまでも金額が落ちた場合に限られますので、現状ではトレードのほうが現実味がありそうです。

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