ティム・リンスカムがレンジャーズとメジャー契約で復帰!ブルペンの起用が濃厚に

Texas Rangers Top Catch

サンフランシスコ・ジャイアンツで2年連続サイヤング賞を獲得するなど活躍し、3度のワールドシリーズ制覇にも貢献したティム・リンスカムでしたが、2015年を最後にチームを離れ、2016年はエンゼルスと契約しました。

復活を目指したエンゼルスでは9試合38回1/3で39失点と炎上し、防御率9.16でDFAされるに至りました。2017年はどの球団とも契約することのなかったリンスカムですが、2018年は再びメジャーに挑戦することを選び、関心を持つ球団を集めてのワークアウトを行いました。

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リンスカムがクローザーを争うことになる可能性も

リンスカムのワークアウトにはレンジャーズ、フィリーズ、ドジャース、ツインズ、タイガース、オリオールズ、ヤンキース、レッドソックス、ブルワーズ、パドレス、マリナーズ、カージナルスと多くの球団のスカウトが集まったのですが、その中からレンジャーズと契約することになったようです。

ティム・リンスカムとレンジャーズが1年のメジャー契約で条件面では合意し、フィジカルチェック後に正式なものになることが伝えられています。

今回の契約では先発ローテ候補というだけでなく、ブルペンでの起用も選択肢となっているようで、場合によってはクローザーの座を争う可能性もあるとYAHOO!SPORTSのジェフ・パッサン氏は言及しています。

さらに地元メディアのダラス・モーニング・ニューズのエバン・グラント氏は以下のように述べています。

Lincecum is expected to move to the bullpen after a decade as a starter……

The Rangers have lots of uncertainty in their bullpen, starting with no established closer. They entered camp with Jake Diekman, Keone Kela and Alex Claudio as the most likely options. Claudio, a changeup specialist, had 11 saves last year.

Lincecum, however, has made only eight career relief appearances, seven of them in 2014 with San Francisco. He has one career save, pitching the final two innings of a 14-inning San Francisco win in 2014 just two days after starting a game and going seven innings.

グラント氏の得ている情報では、基本的にはブルペンに配置転換になるようです。

レンジャーズのブルペンはマット・ブッシュを先発ローテに回したことにより手薄感が増していて、現時点ではジェイク・ディエクマン、キーオン・ケラ、アレックス・クラウディオがクローザー候補となる状態です。

リンスカムはメジャーで278試合に登板していますが、先発が270試合でリリーフは僅かに2014年の7試合と2008年の1試合にとどまります。

メジャー昇格までにマイナーで13試合しか投げていないこともあり、マイナーの通算試合数は僅かに20で、全て先発での起用となっています。

このように経験が豊富ではないのですが、キャリアでセーブが1回だけあり、2014年に先発した2試合後にリリーフ登板で2イニングを投げた際のものであることが紹介されています。

ベテランの復活頼みのFA補強に

ジョン・ダニエルズGMはシーズンオフ当初から大物FA選手の獲得には消極的で、ダルビッシュ有に対しても同様でした。その一方で、投手陣の層を厚くする補強を中心にやっていくと述べていたのですが、その言葉どおりのシーズンオフの動きとなっています。

シーズンオフにレンジャーズが契約した投手は以下のとおりとなっています。

選手 役割 契約内容
トニー・バーネット RP 1年150万ドル
オースティン・ビベンス=ディルクス RP / SP 1年マイナー契約
ジェシー・チャベス RP / SP 1年100万ドル
バートロ・コロン SP 1年マイナー契約
パオロ・エスピーノ RP / SP 1年マイナー契約
ダグ・フィスター SP 1年400万ドル
エリック・ゴーデル RP 1年マイナー契約
デオリス・ゲラ RP 1年マイナー契約
クリス・マーティン RP 2年400万ドル
マイク・マイナー RP / SP 3年2800万ドル
エディンソン・ボルケス SP 1年マイナー契約
ティム・リンスカム RP / SP

基本的には昨年のアンドリュー・キャッシュナーのように、過去に実績のある投手の復活に期待するという編成です。

ただ、チーム防御率4.66で両リーグ21位の投手陣からダルビッシュ有とアンドリュー・キャッシュナー(防御率3.40)が抜けた後の補強としては、寂しいものであることは否定できません。

優勝をあきらめるようなことはしない姿勢であるとGMは話していますが、明らかに2018年はチームの移行期と捉えているように見受けられるレンジャーズです。

コール・ハメルズの2019年契約は2000万ドルでバイアウト600万ドルが設定されたチームオプションです。エイドリアン・ベルトレは2018年が契約最終年で、エルビス・アンドラスは2018年シーズン終了後に、残る4年5800万ドルを破棄してFAを選択できるオプトアウトの権利を有しています。

これらの選手がチームをそのまま去ることになった場合、2019年にロックされている契約は5700万ドルとなり、豪華な2018-19シーズンオフのFA市場で大金を投資できる状態となります。

ベテラン勢が軒並み復活すればワイルドカードを狙える可能性はあります。しかし、現実的には、獲得しているベテラン投手の市場価値を高めて、夏のトレード市場で放出し、プロスペクトを多く獲得していく戦略になることが予想されます。

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