最大の課題は「先発ローテ補強」に!レンジャーズのシーズンオフの補強ポイント

Texas Rangers Top Catch

ア・リーグ西地区の3連覇がかかった2017年のテキサス・レンジャーズでしたが、地区優勝を逃すだけでなく、ワイルドカードにも届かず地区3位に終わりました。

シーズン途中にはダルビッシュを放出するなど事実上の売り手になったレンジャーズですが、2018年は再び勝負をかけることになります。

MLB公式サイトのT.R.サリバン氏がテキサス・レンジャーズの2017-18シーズンオフの補強ポイントと予想される動向について記事にしています。

T.R.サリバン氏によるレンジャーズの補強ポイントと動向の予想の要約は以下のとおりとなっています。


先発ローテーション:コール・ハメルズと600万ドルのオプション行使が確実なマーティン・ペレスの2人しか確定していない。ニック・マルティネスとA.J.グリフィンは来季も戻ってくることになるが、先発ローテの座は確約されない立場だ。投手のプロスペクトはマイナーのローレベルにとどまっているため、来季の戦力としては期待しにくいため補強を必要としている。ただ、ダルビッシュとの再契約は期待しない方が良い。候補となるのはアンドリュー・キャッシュナー、ランス・リン、アレックス・カッブ、ジョン・ラッキー、ジェイク・アリエッタなど。

ブルペン(クローザー):現時点ではアレックス・クラウディオを引き続きクローザーにするか、マット・ブッシュ、もしくはキーオン・ケラを試す、外部からクローザーを獲得するという選択肢となる。実績のあるクローザーに大金を支払うのであればウェイド・デービスが候補となる。ロッキーズがグレッグ・ホランドで成功したように、故障から復帰してくる投手にかける可能性もある。ホアキン・ベノワ、マーク・ロウ、上原浩治、ネフタリ・フェリスというようなかつてのチームメイトも候補となるか。FA市場では他にパット・ネシェック、ブランドン・キンズラー、スティーブ・シシェック、アディソン・リード、ルーク・グレーガーソンなどが候補に。

センターフィールダー:FAとなるカルロス・ゴメスと再契約するのか、それともデリノ・デシールズに任せるのかを決断する必要がある。FA市場ではロレンゾ・ケイン、オースティン・ジャクソンらが候補に。


この他にT.R.サリバン氏は2020年まで契約延長したルーグネッド・オドーアのトレード放出の可能性に言及しています。
来季で24歳と若く、2020年までの契約延長をしていて、二塁手でありながら30本塁打を記録する長打力が魅力の一方、打率は.204と低く、出塁率は.252とフリースインガーの傾向があります。

2018年は333万ドルですが、その後783万ドル、933万ドル、1233万ドルと上昇していきますので、早い段階で放出したほうがトレード市場での価値が高くなり、見返りで質の良い先発投手を獲得できる可能性があります。

そのためT.R.サリバン氏はルーグネッド・オドーアの名前をあげているようですが、現実的にはジュリクソン・プロファーの方が交換要員になる可能性が高そうです。

2017年のトレード期限前には「ジュリクソン・プロファーはトレード放出されなかったことに落胆している」と報じられるなど、現在のようなユーティリティプレイヤーとしてではなく、二遊間の選手として出場機会を得ることを求めています。

MLB全体でも期待されていたトッププロスペクトだったこともあり、いまだにミドルインフィルダーが弱い球団が関心を示しているとされています。オドーアを放出すれば、レンジャーズでの出場機会が増えることになりますが、戦力的に大きなプラスになるかは微妙なため、プロファー放出のほうが自然な流れかもしれません。

ジョーイ・ギャロに関しては、三塁には契約が残るエイドリアン・ベルトレがいることもあり、マイク・ナポリがFAとなる一塁での出場機会が増えることが予想されています。

そのため先にあげられた先発投手、クローザーを含むリリーフ投手、そして中堅手というところが補強ポイントとなるのですが、問題となるのは予算配分です。

2017年の開幕時の年俸総額は球団史上最高額の1億6500万ドルとなりました。しかし、ダルビッシュ、キャッシュナー、ゴメス、オプションを行使しない場合にはナポリも予算から外れることになるため、来季の確定分は9300万ドル程度となります。

そこに年俸調停権を有するジェイク・ディエクマン、A.J.グリフィン、キーオン・ケラ、ジュリクソン・プロファー、ニック・マルティネス、ライアン・ルアらの年俸が1000万ドルと25人枠の最低年俸分の700万ドル程度加わることになります。

それでも来季の年俸で見込むべき金額は1億1000万ドル程度にとどまりますので、5000万ドルから6000万ドルの補強資金が残ることになります。

大谷翔平の獲得に動くことを明言しているレンジャーズで、まずはこの交渉の成否がシーズンオフの資金配分に影響を与えることになります。

大谷翔平を獲得できれば、FA市場で見つけるべき投手はベテランの3-4番手クラスと出費を抑えることでき、ウェイド・デービス、グレッグ・ホランドといった値の張るクローザーにも手が出せる可能性が出てきます。

一方で、大谷翔平を取り逃した場合には、ある程度の質のある先発投手を2人は確保しないといけなくなりますので、ローテ補強に3000万ドル程度の出費は見込むことになります。そうなるとエリートクラスのクローザーは獲得しにくくなります。

有望選手のメジャー昇格に加えて、大型のトレード補強を続けた結果、MLB公式サイトのプロスペクトランキングでトップ100に入っている選手は2人まで減っていますので、メジャーレベルの選手を加えないとインパクトのあるトレードは成立させにくいレンジャーズです。

打線は本塁打が多いものの好不調の波が大きいことが課題で、アストロズに競り勝つためには、こちらにもテコ入れが欲しいラインアップではあります。ですが、優先順位は先発ローテとブルペンのほうが高いため、そこに目途がたち、なおかつ予算が余った場合に打線の強化に動くのではないかと予想されます。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク