シーズン開幕が近づく中、シーズンオフの間に情報が流れて続けていたテキサス・レンジャーズとルーグネッド・オドーア内野手の契約延長が正式に成立し、記者会見が行われました。
"I love this team, I love playing for this team, and I love the fans." — Rougned Odor pic.twitter.com/y9hyPNd4MS
— Texas Rangers (@Rangers) 2017年3月30日
この契約延長の規模は6年4950万ドルで、7年目がバイアウトが設定されたオプションとなる契約となると、FanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏が伝えています。
rougned odor press conference planned for today in texas. $49.5M/6 years. 1 team option. #rangers
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年3月30日
この契約によりルーグネッド・オドーアがテキサス・レンジャーズのコアプレイヤーとしての立場を不動のものにしたと言えます。
契約延長によりレンジャーズは二遊間にコアプレイヤーを抱えることに
この契約延長によりテキサス・レンジャーズが抱えている長期契約の選手は以下のとおりとなっています。
- ルーグネッド・オドーア:2022年+オプション
- エルビス・アンドラス:2022年+べスティングオプション
- 秋信守:2020年シーズン
- コール・ハメルズ:2018年+オプション
- エイドリアン・ベルトレ:2018年
レンジャーズはエルビス・アンドラス、ルーグネッド・オドーアという二遊間コンビを2022年までコントロールできる状態になったことになります。
二塁のポジションにはジュリクソン・プロファーがこのような立場になると期待されていたました。
しかし、プロファーが故障で停滞している間にルーグネッド・オドーアが2014年にメジャーデビューを果たした後、2015年に120試合で打率.261/出塁率.316/長打率.465/OPS.781、16本塁打、61打点、2016年に.271/.296/.502/.798、33本塁打、88打点とステップアップし、その立場を奪い取りました。
ルーグネッド・オドーアは2017年シーズン終了後に年俸調停権を獲得し、FAとなるのは最短で2020年シーズン終了後でした。
今回の契約では年俸調停前1年、年俸調停3年分、FA2年分をレンジャーズが買い取ったことになります。
ルーグネッド・オドーアの契約延長の年俸の内訳は?
ルーグネッド・オドーアの契約延長の年俸の内訳をフォートワース・スターテレグラムのジェフ・ウィルソン氏が以下のように伝えています。
Rougned Odor's extension: $2m bonus; 2017: $1m; 2018: $3m; 2019: $7.5m; 2020: $9m; 2021-22: $12m; 2013: $13.5m option or $3 buyout. #Rangers
— Jeff Wilson (@JeffWilson_FWST) 2017年3月30日
- 契約金:200万ドル
- 2017年(23歳):100万ドル
- 2018年(24歳):300万ドル
- 2019年(25歳):750万ドル
- 2020年(26歳):900万ドル
- 2021年(27歳):1200万ドル
- 2022年(28歳):1200万ドル
- 2023年(29歳):オプション1350万ドル or バイアウト300万ドル
2017年の年俸は一旦は56万3180ドルで更新されていたのですが、この契約延長により100万ドルに上昇しています。昨年の成績を考えれば妥当な年俸上昇と言えそうです。
年齢的にも脂の乗ってくる時期を確保できることになり、攻撃力のあるミドルインフィルダーをFAで獲得するには大金が必要になりますので、FA部分の年俸が1200万ドルというのはリーズナブルなものと言えそうです。