レンジャーズがエイドリアン・ベルトレのオプションを行使!2016年までの契約が確定することに

Texas Rangers Top Catch

2015年に巻き返しをはかるテキサス・レンジャーズですが、チームの中心選手であり、クラブハウスのリーダーでもあるエイドリアン・ベルトレの契約オプションを早々に行使しました。

エイドリアン・ベルトレは36歳となる2015年までが確定した契約で、2016年は条件を満たした時に自動更新するべスティングオプションが付帯していました。そのためオプションが有効にならない場合には、シーズン終了後にFAとなるはずでした。

しかし、レンジャーズは2015年シーズンが開幕するどころか、スプリング・トレーニングが始まる早々にオプションを行使することを発表しました。

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オプション行使にともないエイドリアン・ベルトレの年俸の配分が組み換えに

エイドリアン・ベルトレは2011年から2015年の6年9600万ドルを結んだため、2015年が契約最終年となっていました。

2016年のべスティング・オプションはベルトレの打席数が(1)2014年と2015年の2シーズンで1200打席、(2)2015年に600打席のどちからの条件を満たした場合に、無条件で更新されるものでした。仮にその条件をベルトレが満たせない場合でも、レンジャーズが契約更新を選択できるものとなっていました。

しかし、レンジャーズは2015年のパフォーマンスに関わらず、2016年の契約を更新することを選択したことになります。

このオプションを行使するにあたって、年俸の配分の組み換えが行われたことをCBSスポーツのジョン・ヘイマンが伝えています。

Jon Heyman 150223

元々、ベルトレの2015年の年俸は1800万ドルで、2016年のオプションは1600万ドルで設定されていました。しかし、このオプションを行使するにあたって、2015年を1600万ドルにして、2016年を1800万ドルに変更したことになります。

35歳にしてメジャートップの三塁手のクオリティを維持するベルトレ

選手としてのパフォーマンスはもちろんのこと、クラブハウスでは野手のリーダーとして存在感の大きいエイドリアン・ベルトレです。

特に昨年イアン・キンスラーをトレードで放出していますので、チームをまとめるという面においても、エイドリアン・ベルトレにかかる比重は大きくなっています。

契約の内容を見れば、年齢が36歳となる2015年のパフォーマンスを見てからでも遅くはなかった気もしますが、チームの精神的な支柱として、チームに欠かせない存在だと判断したようです。

そのエイドリアン・ベルトレの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

DRS:守備防御点 UZR:アルティメット・ゾーン・レイティング 四球率:四球÷打席 三振率:三振÷打数 本塁打率:本塁打÷打数
Adrian Beltre Stats 2014

2007年、2008年、2011年、2012年の4度もゴールドグラブ賞を獲得した守備力は35歳となった2014年も健在で、受賞こそのがしたものの、ゴールドグラブ賞の最終候補3人に残りました。

また守備のスタッツでもDSR(守備防御点)は+9、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)は+4と、かつてほどではないものの、高い水準を維持しています。

打撃面では打率.324/本塁打19/打点77/出塁率.388/長打率.492という成績で、3年連続だった30本塁打は途切れたものの、自身4度目となるシルバースラッガー賞を獲得しています。

本塁打19本はやや寂しく感じられるものの、打率はア・リーグ4位、OPS(出塁率+長打率)は同8位と、高いレベルを保持しています。

また野手全体としても優れた攻撃力を維持しているのですが、三塁手というカテゴリーに絞るとその素晴らしさが際立ちます。

打率、出塁率、長打率、OPSが規定数に到達した選手の三塁手としては両リーグ1位、本塁打が6位となっています。

このようにエイドリアン・ベルトレの代わりとなる三塁手を見つけることは、極めて困難であることや、仮に衰えが生じたとしても三塁手として平均以上のレベルにとどまるであろうと予想されることも、この早い段階でのオプション行使につながったと考えられそうです。

またレンジャーズには、MLB全体の2015年プロスペクトランキングで9位にランクされているジョーイ・ギャロが、将来の三塁手候補として控えています。

2014年は1Aと2Aの合計で126試合で打率.271/本塁打42/打点106/出塁率.394/長打率.615をジョーイ・ギャロは記録しています。

ただ、2Aでは21本塁打を放つも、打率が.232と粗さが目立ってはいましたので、普通に考えれば早くて2015年終盤に昇格があるかないかという流れになると予想されます。

ですが、故障などがない限り2016年にはメジャーに昇格すると予想されますので、その橋渡し役をベルトレに期待している面もありそうです。

プリンス・フィルダーとともに、エイドリアン・ベルトレが打線の中軸で機能し、チームを引っ張ってくれなければ、競争が激しくなっているア・リーグ西地区を勝ち抜くことはできませんので、36歳となる2015年のパフォーマンスが注目されます。