レンジャーズがヨバニ・ガヤードをブルワーズから獲得!ルイス・サーディナスらプロスペクト3人が交換要員に

Texas Rangers Top Catch

初回投稿日時:2015年01月20日09時15分
最終更新日時:2015年01月20日09時30分

トレードが合意間近だと報じられていたレンジャーズとブルワーズですが、正式に合意したようです。

ブルワーズの公式Twitterによると、レンジャーズがヨバニ・ガヤードと金銭を手にしし、ルイス・サーディナス(2B)、コーリー・クネーベル(P)、マルコス・ディプラン(P)の3人が交換要員となったとのことです。

この金銭に関しては、レンジャーズの地元メディアなどでは400万ドルの金銭もブルワーズから受けとることになるようだと伝えられています。

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ヨバニ・ガヤードの獲得で先発ローテに厚みが生まれることに

ルイス・サーディナスはベースボールアメリカによるプロスペクトランキングで、チーム内7位の評価を受けていたミドルインフィールダーでしたが、ショートにはエルビス・アンドラス、セカンドにはジュリクソン・プロファーとロウグネド・オドールがいるため、行き場がない状況でした。

コーリー・クネーベルはタイガースにホアキム・ソリアをトレードで出した際に獲得した選手で、MLB.comのプロスペクトランキングではチーム内7位にランクされていましたが、半年でブルワーズに放出することになりました。

マルコ・ディプランはMLB.comのランキングでチーム内20位にランクされていましたので、3人共トップクラスのプロスペクトではないものの、それなりのクオリティの選手を放出してのガヤルド獲得となりました。

ヨバニ・ガヤードは現在28歳で2015年シーズン終了後に29歳でFAとなりますので、注目を集める投手の1人となると予想されています。

レンジャーズはテキサス州のダラス、フォートワースを本拠地のエリアとしているのですが、ヨバニ・ガヤードはメキシコで生まれているものの、フォートワースの高校を卒業し、現在もフォートワースに居住しています。

FAまで1年しか残っていないヨバニ・ガヤードにメジャーリーグレベルに達しているプロスペクトとそれなりのクオリティのマイナーリーガーを放出していますので、レンジャーズが契約延長を視野に入れていることは間違いなさそうです。

ガヤルドもフォートワースに住み続けていますので、契約延長はメリットがあるものとなると予想されるため、レンジャーズがガヤルドのパフォーマンスを確認できた時点で、交渉が進む可能性はありそうです。

先発ローテではダルビッシュ、デレク・ホランドに次ぐ3番手が予想され、4番手にコルビー・ルイス、5番手をトレードで獲得したロス・デトワイラー、ニック・マルティネス、ニック・テペッシュの3人が争うこととなります。

シーズン途中にはマーティン・ペレスが復帰する見込みのため、これから開幕前に新たに故障者がでなければ、2014年のシーズン当初よりは、はるかに計算ができる状態となったと考えられます。

No.2-3スタータークラスの力量を持っているヨバニ・ガヤード

ヨバニ・ガヤードの年度別投手成績は以下のとおりとなっています。

Yovani Gallardo Stats 2014

2014年は32試合192.1回で防御率3.51/8勝11敗/WHIP1.30という数字で、近年3年間の成績は577.0回で防御率3.77/36勝30敗/WHIP1.32/FIP3.93となっています。

投手が打席に立つナ・リーグから指名打者制のア・リーグに移籍することは懸念材料ではありますが、防御率は両リーグ39位、FIPは同38位となっていて、NO.2-3スターターとして計算できる成績を近年3年間で残し続けているヨバニ・ガヤードです。

【用語】

  • FIP(Field independence Pitching):味方チームの守備力の影響を除外して、投手の実力を測るための指標で、与四死球、本塁打、奪三振、投球イニングを元に算出する擬似防御率。防御率よりもFIPが低ければ味方の守備によって自責点が増えていると考えられ、FIPよりも防御率が低ければ、味方の守備によって自責点が減っていると、一般的に考えられている。

また3年間での577.0イニングは両リーグ27番目となっているヨバニ・ガヤードは、レンジャーズが必要とするポイントを満たす投手でもあります。

レンジャーズの先発ローテの中で近年3年間では、ダルビッシュの545.1イニング(MLB全体38位)が最多で、それに次ぐデレク・ホランドの425.1イニングは規定投球回数に到達していません。

さらには3年間合計で300イニング以上を投げたのは、ダルビッシュとホランドの2人だけという惨状で、先発ローテは質と量ともに不安材料でした。

ヨバニ・ガヤードの獲得で、コルビー・ルイスを4番手にまわすことができ、1-4番手で800イニング以上を期待できる布陣となりますし、5番手を3人から4人の投手で争わせることができる層の厚さを持つことができました。

またダルビッシュの後ろにホランドとガヤルドがいることで、負担はかなり軽減されますし、5番手を争うロス・デトワイラーはナショナルズでリリーフを務めていましたので、いざというときには、そちらにまわすこともできますので、ガヤルドの獲得は価値が有るものとなりそうです。

ゴロ比率が高くアーリントンでも期待できるガヤルド

ヨバニ・ガヤードは持ち球としてフォーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップ、シンカーを投げています。

2014年の投球の割合は、ブルックスベースボールによるとフォーシームが49.56%、カーブが20.05%、スライダーが19.21%、シンカー(ツーシーム)が8.31%、チャンジアップが2.85%となっていて、フォーシーム主体で、変化球はカーブとスライダーが主に使われる投球スタイルです。

フォーシームは最速が95.1マイル、平均で92.2マイルと、2010年に最速97.4マイルを記録した頃よりは低下しています。

それでもフォーシームの2014年シーズンでの被打率は.205と威力を発揮しています。

奪三振の球種の割合に関してはフォーシーム、カーブ、スライダーが、それぞれ30%強を占めていて、この3つの球種で万遍なく三振が奪えるようです。

2009年から2012年にかけて4年連続200奪三振を達成した頃のような迫力はないようですが、フォーシームとツーシームともに両サイドに投げ分けることができる制球力とスピンの効いたプレーキングボールがあるため、投球スタイルを調整することで、一定の成績をキープしています

また投球におけるゴロ比率(GB%)は50.8%で両リーグ20位と高く、本塁打への警戒が必要なアーリントンにも適していますので、2015年も十分に期待できそうです。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは、このガヤルドの獲得でレンジャーズはア・リーグ西地区の”大穴”候補となったと評価しています。

ア・リーグ西地区はエンゼルス、アスレチックス、マリナーズに加えて、アストロズも充実してきていますので、簡単ではありませんが、レンジャーズもプリンス・フィルダー、秋信守らが期待されたパフォーマンスを発揮すれば、十分に戦える状態に近づいたと言えそうです。