2016年のプレーオフ争いにインパクトを与える可能性があるプロスペクトは?

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メジャーリーグは9月1日からアクティブロースターが25人から40人にその枠が拡大します。

それに伴い各チームは将来が有望視されるプロスペクトをその枠に入れて、経験を積ませるのはもちろんのこと、ポストシーズン争いでの戦力として期待することもあります。

昇格した若い選手たちがチームに勢いを与え、躍進の原動力となることもあるのですが、そのような活躍が期待される11人の選手を、アメリカの大手メディアであるFOXスポーツがピックアップしています。

FOXスポーツのDieter Kurtenbachが8月31日付けの”11 prospects who could impact the MLB playoff race in September”の記事で、9月での活躍とポストシーズン争いへのインパクトが期待される選手を11名選んでいます。

その11名とコメントの要約は以下のとおりとなっています。

1. シカゴ・カブス — ハイマー・カンデラリオ

カブスのファームシステム内でNo.3の評価を受ける選手で、外野の両翼を守るスイッチヒッター。外野の両翼を守る2人の打者に休養を与えるとともに、代打としても期待ができる。

2. トロント・ブルージェイズ – ドルトン・ポンペイ

すでにポストシーズンにおいて代走としてメジャーレベルでもインパクトを与えている。将来のブルージェイズの性中堅手は3Aで出塁率.347という成績を残し、もう3Aで時間を過ごすことはできない。走塁に関する能力の高さで昇格することになるだろうし、来年はスターティンメンバーになれるかもしれない。

3. クリーブランド・インディアンス – ブラッドリー・ジマー

マイケル・ブラントリーの今季復帰が絶望となった今、トレードで獲得したココ・クリスプ以外にも外野手を必要としている。その必要を満たすのにNO.1プロスペクト以外にふさわしい選手はいない。3Aではやや苦労しているが、2Aも合わせると打率.254/出塁率.370/長打率.431という成績だ。

4. ロサンゼルス・ドジャース – ホセ・デ・レオン

右腕のエース候補は来季ドジャースのローテの一人になる可能性があるが、先発ローテの編成に苦労している今季にそれが早まるかもしれない。3Aで防御率2.61/WHIP0.938という成績で昇格に値するし、今季はまだ90イニングしか投げていない。

5. ワシントン・ナショナルズ – レイナルド・ロペス

ナショナルズは相手打線を手こずらせる若い先発投手を必要としている。すでに今季メジャーで投げていて、今後はスポットで先発するかもしれない。96マイルと鋭いカーブを持っているため、ブルペンに入る可能性もある。

6-7. ニューヨーク・メッツ – マイケル・コンフォルト、ブランドン・ニモ

両者ともにシーズン序盤にメジャーでプレーしたが、その後3Aに降格になっている。この両外野手は3Aで打ち続けていて、昇格は必然的だ。

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8. カンザスシティ・ロイヤルズ – ハンター・ドージー

ロイヤルズは故障者が続出しながらも、チェスラー・カスバートのような若い選手の台頭で浮上してきた。9月には2013年ドラフト1巡目指名のハンター・ドージーがその候補の1人に。3Aで打率.297/OPS.871という成績を残しているが、40人枠には入っていないため、メジャーで起用するなら決断が必要となる。

9. シアトル・マリナーズ – ダン・ボーゲルバッハ

トレード期限前にマリナーズがカブスからトレードで獲得。移籍後はやや苦しんだが、現在3Aで出塁率.404、長打率.420という成績を残している。アダム・リンドが苦しみ、ネルソン・クルーズが守備を敬遠する状況のため、マリナーズのNo.7プロスペクトに大きなチャンスがある。

10. テキサス・レンジャーズ – ジョーイ・ギャロ

メジャー全体でもNO.10の評価を受けるこのプロスペクトは3Aの96試合で本塁打25本、OPS.921という成績を残しているため、右翼手としてだけでなく、代打としても期待できる。

11. ボストン・レッドソックス – ヨアン・モンカダ

時が来た。MLB全体でのNO.7プロスペクトはマイナー(2Aで.285/.388/.547)を卒業し、メジャーでプレーすることになるのは明らかだ。レッドソックスはサードにトラビス・ショーとアーロン・ヒルの併用しているが、モンカダはそれらの選手では足りないものを補ってくれる可能性がある。もし打撃面で苦しんでも、最悪の場合は105試合で46盗塁を決めた走力を活かすことができる。

以上の11名がピックアップされています。

この中からメジャー全体でもトップ10評価を受ける、ジョーイ・ギャロとヨアン・モンカダを少し詳しく見ていきたいと思います。

ジョーイ・ギャロは今シーズン開幕前の時点でベースボール・アメリカがMLB全体で10位、MLB公式サイトが同9位、ベースボールプロスペクタスが同8位にランクする、メジャー全体でも注目されているプロスペクトです。

2014年に2Aと3Aで打率.271/出塁率.394/長打率.615/OPS1.009に42本塁打106打点を記録し、一躍脚光を浴びることになりました。

2015年はMLBの36試合では打率.204/出塁率.301/長打率.417/OPS.717と長打力の一方で不安定な打撃が目につき、3Aの53試合でも打率.195/出塁率.289/長打率.450と同様の課題を抱えていました。

2016年も打率は.243と低いものの、出塁率.373、長打率.547でOPSは.921、25本塁打・64打点を記録しています。ただ、メジャーでの6試合では打率.067/出塁率.125/長打率.267/OPS.392となっています。

オリオールズのクリス・デービスのように本塁打は量産するものの、打率は低く、三振が多い打者になるのではないかとの懸念の声はありますが、頭一つ抜けた長打力が魅力となっています。

ヨアン・モンカダはそのジョーイ・ギャロよりはオーラウンドに優れる選手です。

2016年シーズン開幕前にはベースボールアメリカがMLB全体で3位、MLB公式サイトとベースボールプロスペクタスがともに同7位にランクしたプロスペクトの中のプロスペクトです。

さらに2016年は2Aの44試合で打率.285/出塁率.388/長打率.547/OPS.935、11本塁打、27打点、9盗塁という成績を残しています。

ヨアン・モンカダは二塁を本職としているのですが、打撃面でのポテンシャルの高さと走力により、「ロビンソン・カノにスピードを加えた選手」と評価されています。スイッチヒッターで、速いバットスピードとコンタクト技術が評価されている一方で、打球に角度があまりつかないため年間15本塁打程度の長打力になるのではないかともされています。

昨年は49盗塁(失敗3回)、今年は45盗塁(失敗12回)という走力に加えて、肩の強さや守備範囲もあるため、内野であればどこでも守れると見られています。

レッドソックスはショートにイグザンダー・ボガーツ、セカンドにダスティン・ペドロイアとチームの中心選手がいあるため空きがありませんが、パブロ・サンドバルが期待はずれとなっている3塁が空いているため、長期的にはそちらを任されると予想されています。

これらの若い選手のパフォーマンスは、ポストシーズンの行く末を左右する可能性があると同時に、シーズンオフの補強方針にも影響をあたえることになりますので、注目したいポイントです。

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