マリナーズの17年ぶりのポストシーズンは風前の灯火?タフなスケジュールが待ち受ける

シアトル・マリナーズは2001年に116勝46敗、勝率.716という素晴らしい成績で地区優勝を果たして以来、ワイルドカードでさえもポストシーズンに進出することができていません。

すでに16シーズンもポストシーズンから遠ざかっていることになるのですが、これはMLBで最長であるにとどまらず、NBA、NHLなどの北米スポーツでも最長となる不名誉な状態です。

勝率6割を越えて一時はポストシーズンが安泰かと思われましたが、マリナーズが勢いを失うと同時に、アスレチックスが地区首位のアストロズまでも捉える猛烈な勢いで浮上したため、再び雲行きが怪しくなりつつあります。

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マリナーズの今後のスケジュールはハードなものに

ワイルドカード争いでは同地区のライバルであるアスレチックスに3.5ゲーム差と逆転され、追いつくためにはそれなりの連勝が必要となっています。ただ、その連勝が大型のものであれば4.5ゲーム差の地区首位のアストロズも視野にいれることができる状態です。

ただ、マリナーズのスケジュールは好ましいものではないとYAHOO!SPORTSのジェフ・パッサン氏は述べています。

ジェフ・パッサン氏はポストシーズンを争う15チームの各スケジュールを分析しているのですが、その中でマリナーズは3番目にハードなものと評価されています。

パッサン氏は以下のようなマリナーズのデータをまずは示しています。

Record: 71-54, trail second AL wild card by 3½ games and AL West by 4½ games
Run differential: -42 (19th in MLB)
Opponents’ winning %: .511
Home games: 18 of 37
Off-days: Aug. 23, 27, Sept. 6, 10, 20
Games vs. teams .500 or better: 23 of 37
Key series: at A’s, Aug. 30-Sept. 2

71勝54敗でワイルドカードには3.5ゲーム差、地区優勝には4.5ゲーム差、得失点差が-42、残り37試合のうちホームが18試合、対戦相手の勝率が.511、休養が8月23日、27日、9月6日、10日、20日の5日間、勝率5割を越えるチームとの対戦が37試合中23試合ということなどが紹介されています。

ロードでの試合が多く、なおかつ勝率5割を越えていてポストシーズンを争っているチームとの対戦が多くなることが、これらのデータからわかります。

このようなデータを示した上で、パッサン氏は以下のように述べています。

Yes, the Mariners’ run differential really is that bad. And somehow they’re still well within striking distance of not just the wild card but the division title with two teams ahead of them. The schedule doesn’t do a whole lot to help the Mariners’ cause. They’ve got two three-city road trips – the second of which is especially vicious, with a Dallas-to-Seattle flight on Sept. 23 and what could be a pivotal game against the A’s on Sept. 24. The key series is as early as it is because if Oakland runs roughshod through the Mariners, it would make a comeback that much more difficult. Then again, all any of these teams need to do is rip off an eight-game winning streak like the recent one by the St. Louis Cardinals.

『マリナーズの得失点差は両リーグ19位にランクされるほど良くないが、上に2チームがいるものの何とかしてワイルドカードだけでなく地区優勝まで射程圏内に捉えた位置に留まっている。』と現状を説明した後『スケジュールはマリナーズに味方していない。』とパッサン氏は述べます。

その理由として『彼らは3つの都市を移動するロードが2つ残っている。特に2度目のロードが酷なもので、9月23日にダラスからシアトルに移動した後、9月24日から非常に重要なアスレチックスとの対戦を迎えることになる。』と連戦と過酷な移動後に重要なアスレチックスとの3連戦を迎えることをパッサン氏はあげています。

8月30日から9月2日かけてアスレチックスとの4連戦が予定されているのですが、そこで差をつけられた場合には、さらに、シーズン終盤の状況は厳しくなるだろうとも予想し、このような状況を打開するにはカージナルスがやったように8連勝といった大型の連勝が必要になるだろうと予想されています。

マリナーズの今後のスケジュールは以下のとおりとなっています。

  • 08/20 – 08/22 アストロズ(Home・3連戦)
  • 08/23 休養日
  • 08/24 – 08/26 ダイヤモンドバックス(Away・3連戦)
  • 08/27 休養日
  • 08/28 – 08/29 パドレス(Away・2連戦)
  • 08/30-09/02 アスレチックス(Away・4連戦)
  • 09/03-09/05 オリオールズ(Home・3連戦)
  • 09/06 休養日
  • 09/07-09/09 ヤンキース(Home・3連戦)
  • 09/10 休養日
  • 09/11-09/12 パドレス(Home・2連戦)
  • 09/13-09/16 エンゼルス(Away・4連戦)
  • 09/17-09/19 アストロズ(Away・3連戦)
  • 09/20 休養日
  • 09/21-09/23 レンジャーズ(Away・3連戦)
  • 09/24-09/26 アスレチックス(Home・3連戦)
  • 09/27-09/30 レンジャーズ(Home・4連戦)

当面は、いずれも地区首位に立っているアストロズとダイヤモンバックスとの対戦を乗り切り、良い状態でアスレチックスとの4連戦を迎える必要があります。

アストロズ、ダイヤモンドバックスに負け越し、アスレチックスとの4連戦も負けが多くなるようであれば、地区優勝、ワイルドカードともに厳しい状況に陥る可能性があります。

ジェームズ・パクストンがDLに入ったためローテのやりくりには非常に苦労していて、ブルペンに配置転換していたフェリックス・ヘルナンデスを戻したり、ロエニス・エリアスを先発させたりする状態のマリナーズです。

7月末の時点でも先発投手の補強が必要だったのですが、ブルペンの補強を優先しました。しかし、現在はその判断が裏目に出ています。

8月に入ってタイガーズのマイク・ファイヤーズのウェーバーにかけられた時に、マリナーズはクレームしませんでした。その結果、勝率で上回るため優先順位が低いアスレチックスにトレードで獲得することを許してしまいました。そのマイク・ファイヤーズは移籍後の2試合11回1/3で防御率2.38、WHIP0.88と結果を残しています。

打線も十分には機能せず総得点509はア・リーグ10位にとどまっています。チーム打率.257で3位にランクされているのですが、パワー不足が顕著で本塁打が増加する中、総本塁打138本は10位でしかありません。

打線に関してはPED(運動能力強化薬物)による出場停止から復帰するロビンソン・カノが起爆剤となることを期待することになりますが、先発投手に関してはこれと言ったテコ入れ策が内部には残っていません。

8月31日のウェーバートレード期限までに、さらなる補強が必要な状況のマリナーズです。

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