インディアンスがブラッド・ハンドを獲得!不安定なブルペンのテコ入れに成功

クリーブランド・インディアンスは2位以下に7.5ゲーム差をつけて地区首位を独走していますが、52勝43敗(勝率.547)という成績で、他チームの低迷に助けられている面があります。

ア・リーグ東地区、西地区ではハイレベルの争いが繰り広げられていて、レッドソックス、ヤンキース、アストロズは特に戦力が充実し、マリナーズ、アスレチックスも侮れない存在となっています。

地区優勝では満足できない状態になっているインディアンスにとって、ワールドシリーズ制覇の達成のみが「成功」といえるシーズンなのですが、そこにむけた補強を敢行しました。

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クローザーとセットアップマンのトレード獲得に成功

複数球団による争奪戦に発展していたサンディエゴ・パドレスのブラッド・ハンドをインディアンスが獲得したことを、FOXスポーツ/ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール氏が伝えています。

合わせて今季メジャーデビューを果たし42試合48回1/3で防御率3.17、奪三振率9.5、与四球率1.9と好調で、セットアップマンも務める右のアダム・シンバー投手を獲得したようです。

クローザーのブラッド・ハンド、セットアップマンの一人であるアダム・シンバー、両者ともに契約が多く残っていますので、その見返りとして放出している選手の質は当然のことながら高いものとなっています。

フランシスコ・メヒアは、2018年シーズン開幕前にベースボール・プロスペクタスが5位、ベースボール・アメリカが20位、 MLB公式サイトが11位にランクし、トレード成立時点でもMLB公式サイトが全体で15位にランクするなど、かなり高い評価を受けているスイッチヒッターの捕手です。

3Aまで昇格していて、今季中にもメジャーでの戦力となりうる選手なのですが、正捕手のヤン・ゴームズがチームオプションを含めると2021年まで契約をコントロールできることもあり、ポジションが空いていませんでした。

そのためインディアンスが大型トレードを成立させるときには交換のカードになる可能性があると予想されていたフランシスコ・メヒアでしたが、そのとおりにトレードで移籍することになりました。

クリーブランド・インディアンスの強みは、若いコアプレイヤーを中心とした打線の得点力、若く優秀な先発ローテ、アンドリュー・ミラー、コディ・アレンを軸とした相手を封じ込めることができるブルペンと、バランスよく戦力が整っていることでした。

しかし、今季はアンドリュー・ミラーが故障がちで、かつ低迷し、ブルペンの他の投手もパフォーマンスが良くないため、ブルペンの防御率は5.28で両リーグ29位という惨状でした。

しかし、クローザーもセットアップの両方もこなせるブラッド・ハンド、セットアップとして試合の終盤を任せられるアダム・シンバーを獲得したことで、そのブルペンに安定感を取り戻すことができる期待ができます。

また、今回のトレードは今季だけでなく、来季以降を見据えても、意味と価値のある補強となります。

インディアンスのブルペンの軸はアンドリュー・ミラーとコディ・アレンの2人でしたが、ともに今季終了後にFAとなります。しかし、ブラッド・ハンドがオプションを含めると2021年まで、アダム・シンバーが2023年まで契約をコントロールできるため、来季以降のブルペンの軸に据える計算ができます。

インディアンスのチーム総得点は487点で両リーグ4位と強力で、平均得点5.13点は上位3チームのヤンキース(5.19点)、レッドソックス(5.41点)、アストロズ(5.05点)と遜色ありません。

先発投手陣の防御率3.46は両リーグ3位となっていますので、レッドソックス、ヤンキース、アストロズと比較して明らかに見劣りしているのはブルペンだけという状態でした。

しかし、この補強によりブルペンに安定感が増すことが予想されます。さらに7月下旬にアンドリュー・ミラーが戻ってくれば、強力なリリーフ投手を終盤に並べることができ、メジャーでも屈指の強力な布陣になる可能性があります。

インディアンスの補強は今年の地区優勝のためだけではなく、今年のワールドシリーズ制覇、来季以降のロースター編成を睨んでのもので、非常に意味があるものと評価できます。

インディアンスの補強により、ア・リーグのポストシーズンはディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップともに熾烈な争いとなりそうです。

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