フィリーズは最も積極的な「買い手」へ!投打の大物選手が補強候補に

53勝42敗という成績でシーズン開幕前の下馬評を覆し、2位のブレーブスに0.5ゲーム、3位のナショナルズに5.5ゲームの差をつけてナ・リーグ東地区の首位に立っているフィラデルフィア・フィリーズです。

シーズン開幕前にジェイク・アリエッタ、カルロス・サンタナという投打の模範役、メンターと契約し、チーム再建は総仕上げの段階に入っていたのですが、予想を上回る若手の台頭で2018年に勝負をかけていく状況となりました。

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豊富な資金力と充実したファームで積極的な補強が可能に

フィリーズが抱えるマーケットは大きく、収入の規模も大きいため、メジャー屈指の資金力があるチームだったのですが、近年は再建に舵を切ったこともあり、年俸総額は大幅に削減されていました。

そのためアリエッタと3年7500万ドル、サンタナと3年6000万ドルの契約を結びながらも、2018年シーズン開幕時の年俸総額は9500万ドル程度にとどまっていました。

フィリーズは2014年の時点で年俸総額が1億8000万ドルを超えたこともあるため、かなり資金面に余裕があります。なおかつ、チーム再建のプロセスで主力選手を放出して獲得したプロスペクトの層が厚く、ファームの質はメジャー屈指のものとなっているため、トレードの交換要員も豊富です。

地区優勝が現実的な目標となり、それを達成するだけのリソースもあるため、フィリーズの2018年夏のトレード市場での動きは活発なものとなりそうです。

フィリーズはマニー・マチャドの獲得に積極的に動いていて、ブルワーズ、ドジャースとともに争奪戦のファイナリストになっていると考えられています。

マニー・マチャドのトレードが成立することで、マイク・ムスターカスを始めとする野手の移籍が活発化すると予想されている2018年のトレード市場で...

ドジャースが交渉をリードしていて、トレード合意間近との報道があります。

オールスターブレイクに入ると同時に、マニー・マチャドのトレード交渉は最終段階に入り、フィリーズ、ブルワーズ、ドジャースの3球団に移籍先が絞り...

しかし、フィリーズは質の高い投手のプロスペクトを用意して、最終的に競り勝つことに自信を見せる球団幹部もいると伝えられています。

ただ、内野手の補強は優先順位の高い課題となっているようで、バックアッププランも並行して交渉されていることが伝えられています。

以下はMLB公式サイトの記事からの引用です。

If the Phillies don’t acquire Machado, a source said they will turn their attention to players like Mike Moustakas and Eduardo Escobar. They also will continue to look to upgrade their pitching in both the bullpen (Zach Britton is a possibility) and rotation.

「マチャドの獲得に失敗した場合には、ロイヤルズのマイク・ムスターカス、ツインズのエドゥアルド・エスコバーの獲得にシフトしていくことになる」と情報筋は話しているようです。

さらに投手陣のテコ入れも行っていくようで、ブルペンと先発ローテの両方で補強を模索していく方向性となっているようです。

フィリーズのショートはスコット・キンガリー、J.P.クロフォードが併用されていますが、2人のWAR(Win Above Replacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)は+0.2、ショート全体のOPSは.648で両リーグ26位にとどまるなど、物足りないものとなっています。

一方の候補となっているマニー・マチャドは打率.315、24本塁打、65打点、OPS.963で、WARは+3.8となっているので、獲得できれば大幅なグレードアップとなります。

しかし、交渉は劣勢となっていると報じられていますので、現実的な選択肢はツインズのエドゥアルド・エスコバーになるかもしれません。

エスコバーは低迷するツインズの中にあって打率.271/出塁率.327/長打率.507/OPS.834、14本塁打と好調で、クロフォートとキンガリーの2人よりは戦力アップになる可能性が高い選手ではあります。

リリーフ投手に関しては上記にも書かれているように、オリオールズのザック・ブリットンの獲得に関心を示していて、交渉を積極的に行っているとされています。フィリーズの球団幹部はオリオールズのフロント出身が多いことを考えれば、マチャドと同時にブリットンに関心を示すのは自然なことと言えそうです。

他に関心を示していると報じられているリリーフ投手はメッツのジェウリス・ファミリアです。

ファミリアは2015年に43セーブ、2016年に51セーブを記録したクローザーで、今季も40試合40回2/3で防御率2.88、奪三振率9.5、与四球率3.1、17セーブと結果を残しています。

先発ローテには関してはブルージェイズのJ.A.ハップが候補となっていると報じられています。

以下はNBCスポーツ・フィラデルフィアからの引用です。

As the Phillies wait for the Baltimore Orioles to make a decision on where they will send Manny Machado, here is another name that is on the team’s list of July trade considerations:

J.A. Happ of the Toronto Blue Jays.

The left-hander ranks behind Machado and his Baltimore teammate, Zach Britton, on the Phillies’ wish list, but there is definite interest, according to a league source.

フィリーズの補強のウィッシュリストの1番手はマニー・マチャド、2番手はザック・ブリットンですが、3番手にブルージェイズのJ.A.ハップがランクされているようです。

一時はコール・ハメルズの出戻りも噂されていましたが、実際にはその動きは活発ではないようです。

The Phillies have long been connected to Cole Hamels, another lefty starter who, of course, has significant Phillies roots. However, there has been no evidence to date that the Phils are pursuing Hamels, who has a $20 million contract option for next season that can be bought out for $6 million.

「フィリーズがハメルズの獲得に動いているというような事実、証拠はない」とのことです。来季の契約は2000万ドルのチームオプションですが、破棄する場合には600万ドルのバイアウトの支払いが必要となります。

そのためハメルズの獲得には今季の2350万ドル程度の半額に近い負担が増え、さらに600万ドルは最低で予算組み入れることになります。シーズンが進むに連れて、成績が落ちてきていることや、来季が35歳となることを考えると、リスクが高い投資だとフィリーズ幹部は考えているのかもしれません。

フィリーズは、劣勢が伝えられているマニー・マチャドのトレードの成否に関わらず、積極的な補強に動く姿勢だと伝えられています。2018年夏のトレード市場で最も活発な動きをするチームとなりそうです。

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