ロイヤルズが「ベテラン・若手を問わないセール」を準備!?米大物記者が伝える

Kansas City Royals Top Catch

カンザスシティ・ロイヤルズはワールドシリーズ制覇を果たしたコアプレイヤーをトレード、フリーエージェントで失ったものの、年俸総額は予算の上限を超える規模で、2018年は厳しい戦いが予想されていました。

それでもマイク・ムスターカス、アルシデス・エスコバーと再契約し、ルーカス・デューダ、ジョン・ジェイなどを獲得するなど、ファンの支援に応える姿勢を見せたものの、50試合で17勝33敗と大きく低迷しています。

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ロイヤルズがベテランだけでなく若手の放出にも応じる姿勢

ファームの選手層も薄くなっていることもあり、チームの解体の時が近づいていると予想されていましたが、この夏がそのスイッチを完全に押すタイミングとなるかもしれません。

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

The Kansas City Royals are said to be “quietly” letting other teams know they expect to have a “for sale” sign up soon. That is not to say trades are expected immediately, but Royals people appear realistic about where things stand.

『ロイヤルズが密かに他のチームに「セール」のサインを張り出す予定であることを伝えている』とされていること、そして『すぐにトレードを成立させるということではないものの、現在の状況に対して「ロイヤルズの幹部は現実的」なようだ。』と付け加えられています。

One person who’s spoken to Royals people suggests they could be “open to anything,” which means it won’t be just older veterans and players on the last year of their deals who will be considered for trade – though the Royals do have a lot of those.

ロイヤルズの関係者たちと直接話したある人物によると、「ロイヤルズは、あらゆることにオープンな姿勢」で、「トレード放出をベテランに限定しないことを意味している」ということが伝えられています。

このような情報筋からの話を聞いたジョン・ヘイマン氏は、直接、ロイヤルズにデイトン・ムーアGMにコンタクトして質問しています。

“As you know, when a team isn’t performing as well as they’d like, it makes sense to be open-minded concerning trade scenarios,” GM Dayton Moore said by phone. “But I wouldn’t say we are moving quickly on the trade front.”

『チームは期待していたようには機能していない時に、トレードに対してオープンな姿勢になることは合理的なことだ』『ただ、私たちがすぐにトレードへと動いているということではない』とデイトン・ムーアGMは電話で答えています。

トレードを検討していることは暗に認めながらも、すぐに成立するような動きはないよと付け加えているように受け取れます。

この後、ヘイマン氏はロイヤルズに抱えているトレード要員としてケルビン・ヘレーラ、マイク・ムスターカス、ダニー・ダフィー、ジェイソン・ハメル、イアン・ケネディ、ウィット・メリフィールド、ルーカス・デューダ、ジョン・ジェイらに言及しています。

ただ、ロイヤルズが大きな見返りが期待できるのはケルビン・ヘレーラくらいで、優勝を争うチームが三塁に困っていないこともあり、マイク・ムスターカスは期待ほどにはならず、先発投手陣はいずれも厳しい評価を受けることになるとも予想されています。

ウィット・メリフィールドは数年に渡りチームがコントロールできることや、年俸が安いことが魅力であるため、それなりの見返りが期待できます。ただ、来年1月で30歳になる年齢もあるためか、ロイヤルズが契約年数が残っているからと、高い要求をした場合には成立が難しくなる可能性があると予想されています。

FAで契約したルーカス・デューダ、ジョン・ジェイらが放出される可能性は極めて高く、今季限りの契約が終了するアルシデス・エスコバー、ドリュー・ブエトラなどもロイヤルズは放出に動くと予想されます。

注目されるのはアレックス・ゴードン、サルバドール・ペレスのワールドシリーズ制覇のコアメンバー2人です。

アレックス・ゴードンに関しては契約が2019年までのため、そろそろ売り出してもおかしくはないタイミングです。が、今季と来季の年俸がいずれも2000万ドルと高く、さらに2020年の2300万ドルのオプションを破棄した場合には400万ドルのバイアウトも必要です。

昨年は数字を落とし、34歳で迎えた今季も年俸に見合ったような成績ではありませんので、ロイヤルズが相当分の金銭を負担しないと、放出しても質の良い選手を見返りとして獲得するのは難しそうです。

サルバドール・ペレスに関しては、ロイヤルズがチーム再建の柱として残すことを選ぶ可能性が高いのではないかと予想されます。

2017年から2021年の5年5250万ドルの契約を結んでいるペレスですが、年齢は28歳と若く、ロイヤルズが次に勝負をかけるタイミングでも主力として働いてもらえる可能性があります。年俸も今季が870万ドルで、来季以降も1120万ドル、1420万ドル、1420万ドルと大きな負担ではありません。ロイヤルズにとってはチーム再建の精神的な柱として残しておきたい選手ではないかと考えられます。

ベテランにこだわらないということであれば、ホルヘ・ソレアに関心を示すチームが現れるかもしれません。ファームで評価されていた才能を発揮できない状態が続いていましたが、今季は43試合で打率.288/出塁率.389/長打率.468/OPS.857、5本塁打とブレイクの兆しを見せています。

元々カブスが9年3000万ドルで2020年まで契約を結んでいることもあり、2018年から2020年の年俸はいずれも467万ドルと安い設定になっていますので、キープし続けるのも選択肢です。ただ、ロイヤルズとしては昨年勝負をかけるときに活躍してほしかった選手で、少しタイミングがずれしまった感があります。

チームの再建が進み勝負をできるようになるとしても、2020年はさすがに厳しいと予想されます。年俸が安く、数年に渡ってコントロールできる若い外野手を必要としているチームから、ホルヘ・ソレアに声がかかることになるかもしれません。

昨年、一昨年の段階でチーム解体を選んでいれば、質の高い見返りを得ることができていましたが、そうすることはせずにコアメンバーを残してポストシーズンを目指すことをロイヤルズは選びました。

現在のロースターでは質の高いプロスペクトを獲得できるような交換要員は乏しいのが現実ですが、再建のスピードを上げるために、巧みなトレードを成立させていくことが必要となりそうです。

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