ダルビッシュの「5回の防御率は31.50」・・・カブス1年目は苦難のスタートに

Chicago Cubs Top Catch

シカゴ・カブスがダルビッシュと結んだ6年1億2600万ドルの契約は、ジェイソン・ヘイワードとの8年1億8400万ドル、ジョン・レスターとの6年1億5500万ドルに続く球団史上3番目の規模となりました。

MLB全体では歴代46位というところに位置している契約なのですが、FA市場全体が停滞している中での金額であることを考慮するとシカゴ・カブスの期待はかなり大きいものであることがわかります。

しかし、ダルビッシュ有の2018年シーズン序盤はその期待に応えることができていません。

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ダルビッシュはキャリアワーストのペースで低迷

ダルビッシュは現地の5月2日のロッキーズ戦で5回を投げきることができず、6失点(自責点5)でマウンドを降りることになり、カブスのユニフォームでは勝利を一つも手にすることができていない状況が続いています。

6試合に先発しているのですが、30イニングしか消化することができず、防御率6.00、0勝3敗、奪三振37、被本塁打6、与四球16、WHIP1.57と勝ち星がないこと以上に内容の悪さが目につく状態となっています。

奪三振率の10.2はさすがと言える数字なのですが、被本塁打率1.8、与四球率4.8は、いずれもメジャー移籍後の平均値を大きく下回るもので、非常に厳しいシーズン序盤を過ごしています。

5月2日のロッキーズ戦では4回1/3で奪三振8は素晴らしいものです。しかし、3本の本塁打は当然のことながら、それ以外にも打者にハードヒットを許すなど、完全にボールを捉えられてしまっていることも懸念される点です。

以下はNBCスポーツ・シカゴからの引用です。

He did strike out 8 batters on a very windy day, but Mother Nature did nothing to aid the homers that came off the bat at 106.8 mph, 107 mph and 101.5 mph, respectively. Throw in a few other extremely hard-hit knocks (Gerardo Parra’s 104 mph and 102.3 mph doubles, Charlie Blackmon’s 103.3 mph single) and it was clear Darvish was getting battered around independent of the weather conditions at the corner of Clark and Addison.

強風の中で8個の三振を奪ったものの、浴びた本塁打の球速はそれぞれ106.8マイル、107マイル、101.5マイルとかなり高速で、これ以外にもジェラルド・パーラに104マイルと102.3マイル、チャーリー・ブラックモンに103.3マイルの打球を打たれるなど、完全に捉えられていると考えられるデータが計測されています。

ダルビッシュがカブスに移籍後は「5回」に崩れることが多いことが、日米のメディアで話題となってきましたが、5月2日の試合でも2本のソロ本塁打を浴びて、5回途中でマウンドを降りることになりました。

その結果、ダルビッシュの5回の防御率は無残なものとなっています。

Darvish’s fifth inning numbers in a Cubs uniform: 14 ER, 16 H, 3 HR, a 31.50 ERA and only 12 outs recorded.

アウトは12個しかとれていない一方で、自責点14、被安打16、被本塁打3で防御率は31.50という計算ミスではないかと思われるような数字となっています。

シーズン全体の自責点は20となっていますので、7割が5回に奪われていることになります。相手打線の1巡目は良いものの、2巡目、3巡目になると捉えられしまうという傾向が出ていることにもなります。

ダルビッシュの現在の状態や5回に崩れることが多いことに関してはジョー・マドン監督も直接話し合いの場をもち、いかにして苦境を乗り切るかなどについて話し合ったようですが、なかなか解決しきれない課題となっています。

“Not really,” Maddon said. “Of course, you want him to get deeper. I keep referencing stuff. I see stuff. Execution wasn’t as good today. But last time out, he was executing so well and it was a 6-inning outing, 100-something pitches. We just gotta keep working through it and getting everybody on the same page. He’s new here.

“But physically, he looks great. He looks great. It’s the conclusion or the execution of the pitch that we have to firm up a bit. There’s no excuses. I’m just saying he looks good, but the conclusion hasn’t been as good, I agree.”

「ボールの質」についてが、ダルビッシュの間では主要なトピックで、今日も「ボースの質」は良かったとマドン監督は明かしている一方で、「今日は制球が良くなかった」「先週、100球、6回をクリアできたときは制球が良かった」と現在の問題を指摘しています。

ダルビッシュの体調は良いし、ボールの質も悪くない、そのため結論としては制球を安定させることが必要だとマドン監督は自身の見解を明かしています。

カブスはダルビッシュが5回になると崩れてしまうことの原因が「メンタルではない」と考えているようですが、同時に解決策を見出すことができない状態に陥っていることにもなっています。

カブスは16勝12敗と勝ち越しているものの、抜け出しきれない理由の一つがダルビッシュの不振であることは間違いありません。

3年7500万ドルとダルビッシュよりも遥かに安い契約でフィリーズに移籍した、かつてのエースであるジェイク・アリエッタが5試合28回1/3で防御率3.49、WHIP1.17と安定しているため、カブスファンのフラストレーションも次第に大きくなっています。

ただ、これから調子をあげて勝負どころのシーズン後半に活躍すれば、疑問や批判の声は消えていきます。カブス首脳陣も解決策を見つけあぐねているところがありますので、時間がもう少し必要なのかもしれませんが、何とか立て直していきたいところです。

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