【レッドソックス】ヨエニス・セスペデスがオフのトレードの候補に!地元メディアが交換要員と予想するその理由

Boston Redsox Top Catch

ボストン・レッドソックスはトップクラスの先発投手2人の補強が必要だと、地元メディアは分析していますが、それとともにデビッド・オルティーズの後釜となるパワーヒッターが必要だとも指摘されています。

デビッド・オルティーズの2014年は打率.263/本塁打35/打点104/出塁率.355/長打率.517と、本塁打数は両リーグ6位で、38歳という年齢による衰えを感じさせない数字を残しています。

それでも年齢を考えると数年先には代わりに中軸を打つ打者が必要があります。

またその戦力的な事情に加えて、毎日、試合に出場するスタープレーヤーを欲している地元メディアは、プロスペクトを放出してマイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントンアスレチックスのジョシュ・ドナルドソンらを獲得すべきだとの声をあげています。

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地元メディアがヨエニス・セスペデスをトレード候補に

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しかし、先に上げたような選手を獲得するトレードを成立させるためには、レッドソックスもそれなりの代償が必要となります。

レッドソックスには高く評価されてきた投手のプロスペクトを多く抱えているため、それらの選手がトレードの交換要員として名前があがるのですが、野手ではムーキー・ベッツとヨエニス・セスペデスの名前が頻繁にあがります。

ヨエニス・セスペデスは、ジョン・レスターのトレードのキーとなっていたプレーヤーで、2014年シーズン全体では打率.260/本塁打22/打点100、移籍後のレッドソックスだけの成績でも、55試合で打率.269/本塁打5/打点33と結果を残しています。

レッドソックスは、完全な再建モードに移行するために、トレード期限前に動いたのではありませんでした。

あくまでも2015年に再び勝負できるチームにするためにトレードを敢行したことは、セスペデスだけでなく、アレン・クレイグ、ジョー・ケリーを獲得したことからも明らかです。

2013年は両リーグトップの得点853で1試合平均で5.27点をたたき出していたレッドソックスでしたが、2014年は両リーグ18位、ア・リーグ11位の得点634で1試合平均3.91まで落ちました。

シーズン中のヨエニス・セスペデス獲得は、2015年に向けて得点力アップのためのテコ入れ策の目玉とも言えるものでした。

にもかかわらず、早くもトレードの交換要員として名前が上がる事態となっています。

なぜヨエニス・セスペデスがトレードの交換要員として名前があがるのか?

ヨエニス・セスペデスがトレード候補として名前が上がるのには以下のような理由が、様々な地元メディアによってあげられています。その理由は以下のようなものがあります。

  • 外野守備の問題
    ライトではなくレフトを守りたがっている
    グリーンモンスターのあるレフトを守るのに苦心している
    外野手があふれている
  • 攻撃面での問題
    出塁率が低くフリースインカーでBOSの方針と合わない
  • 契約面での問題
    2015年シーズン終了後にFAとなるが契約延長の可能性が低い
    FAとなった場合にはクオリファイングオファーの対象外

これらを具体的に見ていきます。

セスペデスがトレード候補になる理由1-外野守備の問題

レッドソックスはトレードでヨエニス・セスペデスを獲得する際に、ライトで起用する見込みで獲得したと地元メディアは報じています。しかし、移籍後にセスペデスがライトでの守備を好まない趣旨のコメントをしたため、その計画は頓挫してしまいました。

そしてアスレチックスで守り続けていたレフトでは、グリーンモンスターの下部にあるスコアボードに当たる打球の処理に苦労し、それがストレスになっているように見えたと地元メディアは報じています。

レッドソックスの外野はムーキー・ベッツ、ジャッキー・ブラッドリー Jr.、シェーン・ビクトリーノ、ダニエル・ナバに加えて、キューバのルスネイ・カスティーヨを獲得したため、完全に人が余っていて、このオフに整理が必要な状態です。

この混みあった外野手の状況の上に、上記のようにセスペデスがレッドソックスの外野手として馴染んでいないようなので、放出されるのではないかということです。

セスペデスがトレード候補になる理由1-攻撃面での問題

レッドソックスの攻撃の基本的な方針は、投手に多くの球数を投げさせること、四球でも良いので多くの出塁をするというものです。

2013年はそれがうまく機能して成功した一方で、2014年はやや空回りしてしまいました。

しかし、チェリントンGMは「1年の失敗で、成功したやり方を変えるのは賢明ではない」という趣旨のコメントをしていて、その方針を大きく変えないと予想されます。

そうなると出塁率が低く、早打ちの傾向が強いセスペデスはレッドソックスのチーム方針にそぐわない選手となります。

レッドソックスの2014年シーズンでのチーム全体の出塁率は.316ですが、セスペデスの2014年の出塁率は.296と大きく下回り、3割を切っています。

さらにP/PA(1打席あたりの投球数)は3.74と規定打席に到達した78名中48番目と少ない方で、特にレッドソックス移籍は3.66とさらに低くなっています。

レッドソックスでは、ナポリが4.47、ボガーツが4.12、ペドロイアが4.10、オルーティーズが4.00となっていることからも、セスペデスがレッドソックスの主力選手よりも早打ちであることがわかります。

30試合以上出場した野手で、セスペデスよりも少ないのは、ジョナサン・ヘレーラの3.60と、シーズン中にリリースされたピアンジンスキーの3.42くらいです。

このようにセスペデスの打撃スタイルが、レッドソックスの方針と合致しないので、トレードの交換要員としての方が価値が有るのではないかとボストン・ヘラルドのマイケル・シルバーマンなどは述べています。

セスペデスがトレード候補になる理由3-契約面の問題

セスペデスがアスレチックスと結んだ4年3600万ドルの契約は2015年終了します。

その契約の内容として、9月末までに新たな契約を結ばない限り、無条件でFAになるというものが含まれていると、Fan Graphsのデビッド・キャメロンが伝え、その後、複数のメディアで確実な情報として確認されています。

そのためセスペデスがFAとなった場合には、レッドソックスはクオリファイングオファーを出すことができず、ドラフト指名権を手にすることなくチームから流出させることになります。

では、契約延長は成立しないのか?ということなのですが、これは可能性が低いと予想されています。

セスペデス自身がアスレチックス在籍時に「FA市場で自分の価値を知るのが楽しみ」と語り、2014年シーズン終了時にも、「レッドソックスと契約延長したいか、わからない」と述べるなど、契約延長について慎重な姿勢を見せています。

それはレッドソックス側も同様で、ベン・チェリントンGMもシーズン終了時点で、「契約延長に興味を持つかもしれない」と述べるにとどまり、延長交渉に慎重でした。

これらのような状況から、多くの地元メディアは契約延長の可能性は低そうだと見ています。

残り1年でFAとなる有力選手であるにもかかわらず、契約延長できない、クオリファイングオファーを出すこともできない、となると、行き着くところは「トレードで見返りを手にする」となる確率が高くなります。

オフのFA市場の状況がセスペデスのトレードの交換要員としての価値を高めることに

ジョン・ファレル監督は、ヨエニス・セスペデスが来季の打線の中軸となることを期待する旨のコメントをシーズン終了時点でしています。またチェリントンGMも打線の中軸として働いてくれていたと評価しています。

しかし、すでに述べたような状況に加えて、このオフのFA市場の状況がセスペデスのトレード要員としての価値を押し上げていることも総合すると、ヨエニス・セスペデスがトレードの可能性は十分にあると見られています。

今年のオフのFA市場は、右打ちの外野を守れる強打者が少ない状況です。そのため右打ちの外野手がほしいチームにとって、FA以上に、トレードでの補強が重要になります。

セスペデスは右打ちで、長打もある上に、勝負強く、外野の守備でも強肩で、このオフに引き合いの多くなる要素を備えた魅力のある選手のため、価値の高いトレードの交換要員となることは間違いありません。

ボストン・グローブのNick Cafardoは、このオフにトレードになる可能性がありそうだと予想しています。

レッドソックスが、オフに大型トレードを成立させる時には、このヨエニス・セスペデスの名前が再び上がることになるかもしれません。