【パイレーツ】A.J.バーネットが1年850万ドルでピッツバーグ・パイレーツと合意

Pittsburgh Pirates Top Catch

2014年シーズン中には引退をほのめかすこともあったA.J.バーネットでしたが、最終的には現役続行を決意して、2012-13年に所属したピッツバーグ・パイレーツと1年850万ドルで合意したとFOXスポーツなどのメディアで報じられています。

A.J.バーネットは金額的にはこの契約よりも高額のプレーヤーオプションがフィリーズとの間にあったのですが、それを捨てて、年俸が低くなるパイレーツでプレーすることを、自ら選んだことになります。

スポンサーリンク

1275万ドルの契約を捨てて850万ドルを選んだバーネット

スポンサーリンク
[googlead]

昨シーズンオフも家族と時間を多く過ごすことを考え、引退も選択肢としていたA.J.バーネットでしたが、現役続行を決意しました。

パイレーツは最終的には1200万ドルまで条件を上げて引き留めにかかりましたが、1年1500万ドルに加えて、2年目に1500万ドルの相互オプションと750万ドルのプレーヤーオプションをつけた契約でフィリーズと合意しました。

このプレーヤーオプションはスタートは750万ドルでしたが、先発登板の試合数に応じて金額が上昇する内容で、30試合以上に先発すれば最大1275万ドルになるものでした。

2014年のバーネットは34試合に投げていますので、その時点で1500万ドルの相互オプションと1275万ドルのプレーヤーオプションを保持することとなりました。

シーズン終了後に、相互オプションはフィリーズとバーネットの両者が拒否しました。さらにその翌日には、バーネットはプレーヤーオプションも行使せずに、FAとなることを選択しました。

バーネットの2014年は34試合213.2回で防御率4.59/8勝18敗/奪三振190/WHIP1.41と低迷したことに加えて、来季は38歳で迎えるため、プレーヤーオプションの金額以上の契約は手に入れることが難しいと予想される状況でした。

しかし、バーネットは、条件が低くなる状況でありながら、あえてオプションを行使しなかったのは、フィリーズが再建モードに移行してしまったため、優勝を狙うことができるチームに移籍したい希望を持っているからだと伝えられています。

バーネットはこのような経緯で、2年連続でポストシーズン進出を果たしたピッツバーグ・パイレーツと、プレーヤーオプションよりも425万ドル低い金額で合意するに至りました。

優れたコーチング・スタッフの元で再度復活を遂げるか?

A.J.バーネットの年度別成績と通算成績は以下のとおりとなっています。

A.J. Burnett Stats 2014

2008年12月に5年8250万ドルの契約でニューヨーク・ヤンキースと合意したものの、3年間で防御率4.79/34勝35敗/WHIP1.44と期待に答えることができませんでした。

そのため2012年2月にマイナー・リーグの選手2名に加えて、バーネットの残契約の2年3300万ドルのうち、2000万ドルをヤンキースが負担する形で、パイレーツに移籍しました。

その時点ではもうキャリアは終わりかけているとの厳しい評価もあったのですが、パイレーツに移籍後は2012年に202.1回で防御率3.51/16勝10敗/WHIP1.24、2013年は191.0回で防御率3.30/10勝11敗/奪三振1.21と成績を向上させました。

成績が向上した理由の1つとして、研究され尽くされたア・リーグ東地区からナ・リーグに移籍したことがあげられますが、パイレーツのコーチング・スタッフによる指導によるものも大きかったと考えられています。

パイレーツは育成重視のチームで、かつ結果も残していることからもわかるように、分析や指導を行うコーチング・スタッフが優秀で、過去に実績を残しながらも成績を落としてしまった投手を再生させることに長けています。

今年FAとなったフランシスコ・リリアーノは、パイレーツに移籍した2013年に161.0回に防御率3.51/16勝10敗/WHIP1.24と成績を伸ばし、2014年は7勝10敗と負け越していますが、防御率3.38/WHIP1.30とまずまずの数字を残しています。

そのフランシスコ・リリアーノが、「復活・再生するには最適な場所がパイレーツだ」とアドバイスしたことに影響を受け、移籍してきたのが、同じドミニカ共和国出身のエディンソン・ボルケスです。

エディンソン・ボルケスの2014年は防御率3.04/13勝7敗/WHIP1.23と、こちらも復活を遂げて、ポストシーズンのワイルドカードゲームで先発を任せるまでになりました。

A.J.バーネットにとってパイレーツ移籍を決断する上で、ポストシーズンを争えるチームであるというだけでなく、優れたコーチング・スタッフが揃っていることも後押しをしたと考えられます。

これでパイレーツは、フランシスコ・リリアーノとエディンソン・ボルケスがFAとなった先発ローテ2つの枠のうちの1つを、A.J.バーネットで埋めることができる見込みとなりました。

また若い選手が揃うパイレーツにとっては、精神的な柱であるラッセル・マーティンがFAでの流出が確実なため、ベテランのバーネットの加入は意味があるものとなりそうです。